平成時代のテレビドラマを振り返る際に、必ず名前が挙がるのが1990年代に大人気を博した野島伸司作品だ。彼が脚本を手掛けたフジテレビ系のドラマ『101回目のプロポーズ』(91年)や『ひとつ屋根の下』(93年)はそれぞれ最高視聴率36.7%、37.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と驚異的な数字を記録。 コメディもので評価を得た野島作品は、TBS系のドラマ『高校教師』(93年)で近親相姦、『人間・失格』(94年)でイジメや自死といった過激な題材を扱うセンセーショナルな作風へと変わっていく。そんな過激路線のピークを極めたTBSの金曜ドラマ『聖者の行進』(98年)が、放送から21年の歳月を経てブルーレイBOXとしてソフト化された。 いしだ壱成、酒井法子、広末涼子ら当時の売れっ子キャストに加え、雛形あきこ、松本莉緒(当時は松本恵)、安藤政信ら期待の若手俳優たちがそろった『聖者の行進』は、現
あるIT系職種の夫とその妻は、IT系ならではの夫婦間コミュニケーションを図っている。夫婦でSlackなどのITツールをフル活用して、互いに共有しながら生活や子育てに役立てているそうだ。 そんな微笑ましいIT夫婦の夫に直接インタビューし、どんな風にITツールを使っているのか聞いてみた。 ITツールを組み合わせて使うのが好きなプロダクトマネージャー マニュアル作成・共有サービスを手掛けるスタディストでプロダクトマネージャーを務める磯野秀明さんは、妻と5歳の娘、3歳の息子を持つ4人家族のパパだ。 磯野さんは、夫婦間でITツールを複数組み合わせながら活用するのが好きだという。 中でもSlackの活用術について、磯野さんは次のように話す。 「スマホの位置情報機能を使い、オフィスから数メートル以上離れると夫婦用のSlackのスレッドに、『これから帰る』という連絡が自動でいくようにしています。これには、
国民的アイドルグループ「TOKIO」のメンバー山口達也氏が、強制わいせつの疑いで書類送検されていたことが発覚し、インターネット上は近年まれに見るほどの大騒ぎになっています。 報道によると、山口氏は出演するNHK・Eテレの情報番組「Rの法則」で知り合った女子高校生を自宅に呼び、飲酒を勧めた上で、無理やりキスをする等のわいせつ行為を及んだ疑いがあるとのことです。 許されざる犯罪行為であり、社会的に非難を受けるのは当然のことでしょう。 呼ばれた被害者は何も悪くない! ところが、財務省福田元事務次官のセクハラ問題でも、被害者であるはずのテレ朝女性記者が、ネットやメディアやあろうことか政治家たちからも叩かれたのと同様に、今回も被害者の女子高校生が山口氏の部屋に行った点を問題視し、「家に行く奴も悪い!」と被害者叩きを繰り広げる人たちが噴出しているようです。 ですが、おそらく芸能界に興味を持っているかも
日本における精神疾患の患者数はおよそ400万人。30人に1人の割合という高い割合ですが、精神疾患の兆候や症状については、それほど広く知られてはいません。 そこで今回は、株式会社トキワ精神保健事務所の創業者で、ドキュメンタリー漫画『「子供を殺してください」という親たち』が注目を集める、押川剛さんにお話を伺いました。 見落とされがちな精神疾患のサイン ――押川さんは普段どのような活動をされているのでしょうか? 「現在やっていることは、精神疾患の患者さんの中でも病識(自分が病気だという認識)がない方に対して説得を行い、精神科病院などの医療につなげることです。漫画やテレビの取材などでは『精神障害者移送サービス』という部分がクローズアップされることが多いですが、患者さんとの関わりは最初に出会ったときから、彼らが社会復帰し、安心して暮らせるようになるまで続いていきます。 例えばグループホームに入所した
スポーツ選手、歌手、俳優――昨年は様々な有名人の薬物使用が話題となって報道されました。違法な薬物使用は本人の健康や社会生活に多大なる影響を及ぼすのみならず、家族や周囲への被害も甚大で、手を出すべきではありません。 しかし、現在の薬物問題をめぐるメディア報道のあり方が果たして問題の改善に結びつくものなのか、という疑問の声が上がり始めています。 ラジオ番組がきっかけで「薬物報道ガイドライン」を策定 薬物報道の現状に対して、ラジオ番組で問題提起したのが評論家の荻上チキ氏。TBSラジオ「Session-22」のパーソナリティを務める荻上氏は、国立精神・神経資料研究センターの松本俊彦氏、薬物依存症リハビリ施設ダルク女性ハウス代表の上岡陽江氏、ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏とともに「薬物報道ガイドライン」を作成、明日(1月31日)記者発表をすることも決まっています。 実はこのガイドライ
作者である漫画家の有賀リエさんと、有賀さんが連載当初から取材している建築士の阿部一雄さん。二人に話をうかがった。 視線は注がれる ――今年の4月から「障害者差別解消法」が施行され、障害を持つ人への差別的行為をした会社や店舗が行政から注意を受けたり改善報告の義務が発生するようになります。阿部さんはどのような時に差別を感じますか? 阿部一雄(以下阿部) 小規模の飲食店に行くと、今でも「車椅子お断り」とハッキリ言う店主さんはまだまだいます。店が狭いからとか、他のお客さんに迷惑がかかると言うことですね。舌打ちする人もたまにいます。日本は大きいお店やホテルはバリアフリーが進んでいるけれど、小さな店は予算やビルの設備の問題で出来ないところがほとんどです。 有賀リエ(以下有賀) 私はこの漫画で樹(いつき)という子を描くようになってから、街の段差にすごく敏感になりました。テレビを見て良いなというお店があっ
禅寺で坐禅を組み、瞑想の末にカッと目を見開き難しい経営判断を社長が下す――ビジネスと瞑想と聞かされれば、そのようなイメージを抱く人が多いかも知れませんが、今シリコンバレーを中心に空前の瞑想ブームが起きているのはご存じでしょうか? インテル、アドビ、リンクトイン、パタゴニアなど、多くの企業が研修に瞑想の手法を取り入れています。 元々アメリカでも禅はよく知られており、英語でも"Zen"という言葉は広く認知されています。 しかし今アメリカ発で世界中に広がりを見せている瞑想はZenではなくマインドフルネス(mindfulness)と呼ばれているものです。 そのブームの震源地となったのがかのグーグル社。2012年、グーグル社の107番目の社員として知られるチャディー=メン・タン氏は瞑想の叡智を職場に持ち込もうと「サーチ・インサイド・ユアセルフ(Search Inside Yourself 以下SIY
『君に目があり見開かれ』(佐藤文香/港の人) 佐藤文香の第二句集。恋愛の楽しさや苦しさをストレートに表現した句がたくさん。鳥の句もたくさん。 ( 1 / 3 ) [その他の写真を見る] 第2句集『君に目があり見開かれ』を上梓した佐藤文香。 俳句とどうつきあっているの? 双極性障害とどうつきあっているの? 恋愛とどう向き合っているの? という3つ、そしてその3つがどう関わりあっているのかについてのインタビュー。 第一回、第二回に続き、最終回は、眠れない夜の対処法と、恋愛について聞いた。 ■妥協するのは苦手? 米光 妥協するのが苦手なところがある? 佐藤 うーん。人に非難されるのがすっごくダメなんですね。怒られないために、そしてできれば褒められるためにはどうしなければならないか、つねに考えています。他人に怒られた経験って、人生で10回もない。あのときあの子にあんなこと言っちゃった、みたいな失敗
〈バイトに行けなかったが、はやめにかわってもらえたのでよかった。気圧に関係があるように思う。……〉佐藤文香の日記より(2012年5月29日)。 ( 1 / 3 ) [その他の写真を見る] 第2句集『君に目があり見開かれ』を上梓した佐藤文香。 俳句とどうつきあっているの? 双極性障害とどうつきあっているの? 恋愛とどう向き合っているの? という3つ、そしてその3つがどう関わりあっているのかについてのインタビュー第二回目(第一回目も読んでね)。 鬱状態になり落ち込んでいるとき、俳句は彼女の支えになったのか? 落ち込んだ状態からどのように這い上がったのか? ■俳句は支えになった? 米光 そのころはもう、俳句をやってて。 佐藤 俳句は中学校のころから。いま思えば、中・高・大学の始めまでは軽い躁気味の人間だったと思うんですよ。自信家だったし、明るいし。仲のいい俳句の先輩からは「あのころ生意気だった
佐藤文香(さとう あやか1985年)。俳人。中学1年生で俳句と出会い作り始める。2006年、第二回芝不器男俳句新人賞対馬康子審査員奨励賞を受賞。著作に、句集『海藻標本』『君に目があり見開かれ』、詩集『新しい音楽をおしえて』。漫画『ぼくらの17-ON!』(アキヤマ香著/双葉社)で俳句協力。好きな肉は鴨。 ( 1 / 2 ) [その他の写真を見る] 第2句集『君に目があり見開かれ』を上梓した佐藤文香。 俳句とどうつきあっているの? 双極性障害とどうつきあっているの? 恋愛とどう向き合っているの? という3つ、そしてその3つがどう関わりあっているのかを聞いた。 先回りせずに、なるべくラフに質問した。話しにくい内容もたくさんあったと思うが、佐藤文香は率直にゆっくり話してくれた。 ■双極性障害と鬱はどう違うの? 米光 句集『君に目があり見開かれ』ですごく気になった句が、 焼林檎ゆつくりと落ち込んでゆ
最初は翻訳家の西崎憲さんのツイートだった。 ついでに言うと、翻訳賞はぜったい必要なように思う。翻訳小説や翻訳ノンフィクションの振興にもめちゃくちゃ貢献するはず。賞金5万円、式典は可能なかぎり小規模といった感じでいいので誰かやって欲しい。翻訳賞がないのはおかしいしまずい。 — 西崎憲 (@ken_nishizaki) 2014, 2月 26 そこにゲームデザイナーの米光が「やりましょうやりましょう」的な気軽なツイートをしてしまい動きはじめてしまう。 まあ、そこからおよそ9カ月。 スポンサーなどはつけずに、“知りあいに声をかけて全員手弁当で”というスピリッツで「ともかくやってみますか!」ということになり、 「誰かやって欲しい」とつぶやいていた西崎憲さんが発起、「日本翻訳大賞」がスタートすることになった。 第一回日本翻訳大賞は、2014年に出版された翻訳小説を対象に大賞を決める。 選考委員は、金
さてそんな、子どもたちにもさぞ好評であろうキャラ弁だが、なんと近年、キャラ弁を禁止にしている幼稚園や保育園が増えてきているとの情報をキャッチした。こんなに色とりどりでかわいいキャラ弁がなぜ禁止に……!? 【キャラ弁禁止幼稚園に通わせる親たちのリアルな声】 キャラ弁を自粛、または禁止にしているという保育園・幼稚園に通う3名の方に話を聞いた。まずは、幼稚園に通うお子さんがいる梨山さん。 「キャラ弁や華美なお弁当は、イジメの原因になることもあるから避けるようにって最近、幼稚園から言われました。息子も、私が作ったプーさんのオムライス弁当、顔が寄って崩れたからか、"きたない!"と隣の席の子から言われて号泣なんてこともあったから、確かに意味は分かるんだけど……。でものりパンチを数種類買ったばっかりだから残念かな」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く