4月の診療報酬改定で導入した「リフィル処方箋」について、実施から2か月間の診療所の状況を調べたところ、処方回数が最多の診療科は耳鼻咽喉科だった。施設数では内科が最も多いことも分かった。リフィル処方箋に記載された薬剤の上位は、テイカゾン点眼・点耳・点鼻液0.1%、ベストロン耳鼻科用1%10mg(溶解後の液として)、プリビナ液0.05%で、ともに患者数で最多。いずれも耳鼻咽喉科で花粉症や鼻炎に処方された薬剤だった。内科のリフィル処方箋では、リバロ錠2mg、フェブリク錠10mg、アムロジン錠5mgなどが複数の患者に処方されていた。 ミクス編集部はエムスリーが独自に構築したリアルワールドデータベース「JAMDAS」(Japan Medical Data Survey:日本臨床実態調査)を用い、リフィル処方箋が導入された4月1日から5月31日までの2か月間のリフィル処方施設(診療科)、処方数、処方薬