精神科臨床において,医師の発する言葉が患者さんの回復に重要な役割を果たすことは,論をまちません。一方で,患者さんからの何気ない「ひと言」が,臨床実践や研究に貴重な気付きをもたらしたり,精神科医としての働き方を問い直すきっかけになった,そんな経験はないでしょうか。 文豪,吉川英治は“我以外皆我師”を座右銘に「接する人全てから学ぶことがある」と説きました。それになぞらえ,本企画では精神科医の方々に「今も心に残る患者さんの“ひと言”」と「そこから得た学び・気付き」をご寄稿いただきました。 松本 俊彦(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部室長/自殺予防総合対策センター副センター長) 「やめ方を教えてほしいんだよ」 私が薬物依存症患者とかかわるようになったのは,医者になって5年目のときであった。大学医局で繰り広げられた,依存症専門病院への医局員派遣をめぐる,美しくない譲り合
10月27 精神疾患と食事 part2 グルテンフリー・カゼインフリーダイエット カテゴリ:食事 (脂肪、トランス脂肪酸、グルテン、カゼイン、ケトン食)グルテン感受性 (前回の続きである) 小麦が主食の欧米ではグルテンフリーダイエット(GFD)がブームになりつつある。アメリカでは既に160万人もの人々が食事をGFDにしているらしい。グルテンフリーダイエット食品の市場は数十億ドルの規模まで拡大しており、今後ますますグルテンフリー食品の市場は拡大するであろうと言われている。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25261874 ただし、グルテンフリーダイエットが流行している背景として、やせるためにグルテンフリーダイエットをしている女性も多く、ネットでの記事を見ると多くの女性に減量できると信じられているようである。一方、GFDをしても意味はないという意見もある。確
ふりかけ日本一にいか昆布 2位「梅の実ひじき」3位「納豆ふりかけ」 北海道から鹿児島県まで22都道府県の全国40のふりかけメーカーが日本一を競う「全国ふりかけグランプリ2014」が熊本県合志市の公園で開催され、来場者の投票で「いか昆布」(兵庫県、澤田食品)が1位に輝いた。2位は「梅の実ひじき」(福岡県、太宰府えとや)、3位は「納豆ふりかけ」(熊本県、通宝海苔)が選ばれた。 ふりかけは大正時代に熊本で生まれたとされ、全国のふりかけが一堂に会して日本一を競うのは初めて。 主催した「くまもとFURIKAKEプロジェクト実行委員会」によると、25日からの2日間で約3万人が来場。300円で投票券が付いたご飯を購入し、各メーカーのふりかけを試食。一番おいしいと思ったふりかけに一票を投じ、上位8位まで公表された。 1位になった澤田食品の澤田大地専務(30)は「本当にうれしい。高級感がありながらも
次回小田原の集まりは5月5日(日・祝)おだわら市民交流センターUMECOです。今後奇数月の5日を目処に開催を検討中です。 2014年11月2日 日曜日 13時15分から16時45分 かながわ県民センター12階 第2相談室 にて開催します。 会場費無料 話題、質問、悩み、ネタの提供。お菓子やお茶の差し入れ大歓迎です(紅茶ティーバッグは用意しています)。 双極性障害の当事者が集まって悩みや情報を共有し探求するための会です。 お連れ様がいる場合は恐れ入りますが事前にメールフォームからご連絡ください。 参加希望の方はこのホームページ内の☆掟☆をご一読ください。 お連れ様がいらっしゃる場合は事前にご連絡ください。 ☆掟☆はQuestまでに編集予定ですが間に合わなかったらごめんなさい。 内容的にはほとんど変わりません、読みやすくするためです。 始めての方は2〜3分 2度目以降の方は1〜2分の自己紹介を
地域で昔から続いている行事に参加する。 きっと多くの地域でまだ行われているであろう障害者向けイベント。行政が中心となって企画して、地域に暮らす障害児者や支援者が体育館とかに集まって、簡単なレクリエーションして、みたいな。 しばらくぶりに出会った保護者がたくさんいて、じっくり話を聞く。みんな1年から数年くらい話す機会がなかった人たち。子どもはみんな成人している。ほとんどの生活が大きく変化していて、少し驚く。もちろん学齢児でも変化はあるが、これほどの割合にはならない。そして、どこもが必要な支援をうまく得られずに苦労している。 障害をもつ本人が20代半ばから後半くらいになり、親自身が、あるいは祖父母が体や心を痛めていく。家族の中に元気な者がひとりぐらいはいるからどうにか保たれている生活状態。もうひとり倒れたらどうなるのかと思われる家ばかり。 これほど厳しい状況にありながら、支援がもっと優先的に受
2014-10-26 障害者は、ずるい? 生活・考えごと なんとなく思いついて「障害者 ずるい」という検索ワードでググってみたら、世の中には障害者を羨ましがる人がいるんだなということが分かりました。分かったというか、そりゃそうだよなぁと思った。なぜなら私も、以前はそういう気持ちになっていたからです。 私が自分の発達障害を発見したのは二十代半ば。それまでは精神的な不調はあれどそれが一体なぜそうなるかが分からず、躁鬱だとか気分変調症だとか人格障害だとか色々言われたけれど、手帳や年金を受け取るところまではいかなくて、自分は障害者と健常者のはざまにいるんだ、こぼれ落ちてしまったんだ、と思いつめ、普通にできるとされていることが何故か自分にはできないという現実に打ちのめされたがゆえに、見た目で障害者だとすぐ判別できる身体障害者の人に対して羨望のような気持ちを向けていた時期が、私にもあったわけです。 だ
もともとシャンソン歌手だった私が、なんでお料理の仕事をすることになったのか。その経緯を簡単にお話しします。 子どもの頃からお料理することは好きでした。でも三度三度まじめに作るようになったのは結婚してから。夫のために作る。子どものために作る。小さい子供と大人は食べるものも時間帯も違うので、お母さんと奥さんの両立はなかなか大変です。子供には毎日お弁当をつくります。夫の帰りが遅い時は夜食をつくります。夫のお客さんもあります。お客さんに夕食を出す。その前にビールのおつまみを作る。「おいしいね、レミちゃん」と言ってくれれば私も嬉しいから、もっとおいしいものを作ろう、という意欲がわきます。夫のため、子どものため、お客さんのため、そして自分のために一生懸命つくりました。 料理の仕事をするキッカケは、夫の友人のひとことでした。「『四季の味』という雑誌にリレー・エッセイを書いたんだけど、次の人にバトンタッチ
写真 もっと医療面妊娠・出産時、心の不調やうつに 専門職が連携サポート(2018/11/28) 妊娠、出産をきっかけに心に不調が出やすくなる母親を、自治体の保健師や精神科医、産科医らが連携して支える取り組みが広がりつつある。出産前後…[続きを読む] 受精卵のゲノム編集、安全性と倫理は 国際会議で議論[ニュース・フォーカス](2018/11/28) 梅毒、患者に性風俗の利用歴を確認へ 増加受け国が対策[ニュース・フォーカス](2018/11/28) 阪大病院の子宮摘出「手術ミス」の訴え棄却 大阪地裁[ニュース・フォーカス](2018/11/28) 悪夢でぐっすり眠れない 浅い眠りの途中に目覚めると…[どうしました](2018/11/28) 映画「MMRワクチン告発」の公開中止を支持する理由[内科医・酒井健司の医心電信](2018/11/26) 摂食障害の子「修学旅行」リベンジ 楽し
関連キーワード Office 2013 | Office 365 | Microsoft Office | Microsoft(マイクロソフト) | LibreOffice | クラウドサービス 前回の記事「ざっくり知りたい『Office 2013』『Office 365』、ユーザー別の本命製品はこれ」では、「Microsoft Office 2013」が最先端のオフィスソフトウェア製品の代表であること、「Microsoft Office 365」にはクラウドコンピューティングのモビリティ――および制約――があることについて書いた。だが、オフィス製品の選択肢はこの2点だけとは限らない。Microsoft Officeの代替として、オープンソースの「LibreOffice」の可能性を探る。 関連記事 オフィススイートに5万円払うのは時代遅れなのか? iOS向けに無償化された「iWork」、「
家計簿をつける楽しみ みなさんは家計簿をつけていますか? 僕が長年、家計簿を付ける理由としては、 自分自身のキャッシュフローを把握することが重要だから クレジットカードを使う為、収支の確認が必要だから 無駄遣い抑制・確認 そして、それが趣味的感覚になってしまった。笑 さて、大学からスマホなどを使うようになり、iPadで家計簿を付けていましたが、ここ最近、一生使えそうな家計簿アプリが出てきました!それが、Money Forward (マネーフォワード) マネーフォワードのメリット 家計簿歴4年の独身男性として、このアプリは使わないと損だと感じました。この家計簿アプリが使える理由として、以下の理由が挙げられます。順に説明していきます。 クラウドで管理できる(全てのデバイスが自分の家計簿) 今までの家計簿に足りなかったキャピタルという概念 それぞれのアカウントにいちいちログインしなくていい クラ
Medical Library 書評・新刊案内 《精神科臨床エキスパート》 抑うつの鑑別を究める 野村 総一郎,中村 純,青木 省三,朝田 隆,水野 雅文 シリーズ編集 野村 総一郎 編 《評 者》渡邊 衡一郎(杏林大教授・精神神経科学) 苦労した症例から学ぶ「抑うつ」診断・治療のコツ 今から10年前,「抑うつ」は治療が簡単な病態とみなされていた。当時,治療の主流となっていた選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)はQOLに悪影響を及ぼすような副作用が少なく,抑うつ症状だけでなく,さらには不安にもその効果のスペクトラムが広がったためである。しかし昨今,「抑うつ」との主訴ながら治療者が難渋する例をよく目にする。抗うつ薬治療が時として負の転帰をもたらす病態があることもわかってきたし,双極性障害への関心も高まってきた。そのような中で今回のズバリ「鑑別を究める」と題された本書を,一気に読んだ
10月の目の愛護月間にちなみHOYAアイケア事業部が、8月に老眼の自覚症状のある首都圏の30~59歳の男女626人を対象に調査を行ったところ、75.2%が対策として視力矯正をしていなかった。特に35~44歳の世代では視力矯正をしていない人が9割以上に上った。 視力矯正しない理由(複数回答)では、「必要がない」(36.5%)、「面倒」(23.3%)、「我慢している」(22.5%)だった。老眼が原因ではないかと思われる症状(複数回答)としては47.8%が「眼精疲労」を訴えた。次いで「肩こり」(38.2%)、「頭痛」(20.0%)、「疲労感」(同)だった。
厚労省の四国厚生局は、2013年度に実施した保険医療機関、保険に対する個別指導で指摘した事項を公表した。保険薬局に対する指摘事項では、承認内容と異なる適応症や用法用量で処方されているにもかかわらず、薬剤師から処方医に疑義照会か行われていない事例を挙げ、積極的な疑義照会を行うことを求めた。 10月15日付で同局ホームページにアップされた。薬局に対する指導では「処方せん」に関するものが最も多く、全体の44%を占める。その中で最も多いのが、疑義照会が必要にもかかわらず、なされていなかったケース。具体的な薬剤名を挙げて指摘した。禁忌例への処方も見られた。 主な内容は以下のとおり。
厚労省の四国厚生局は、2013年度に実施した保険医療機関、保険に対する個別指導で指摘した事項を公表した。保険薬局に対する指摘事項では、承認内容と異なる適応症や用法用量で処方されているにもかかわらず、薬剤師から処方医に疑義照会か行われていない事例を挙げ、積極的な疑義照会を行うことを求めた。 10月15日付で同局ホームページにアップされた。薬局に対する指導では「処方せん」に関するものが最も多く、全体の44%を占める。その中で最も多いのが、疑義照会が必要にもかかわらず、なされていなかったケース。具体的な薬剤名を挙げて指摘した。禁忌例への処方も見られた。 主な内容は以下のとおり。
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