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ブックマーク / realsound.jp (13)

  • 聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム

    『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書) 『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書)は、日史上もっとも神秘的な「聖人」である聖徳太子が、1000年以上ものあいだどのように語り継がれてきたのかを辿ることで、その時代ごとに人々がなにを求めていたのかを探った一冊だ。戦前/戦後の聖徳太子像の変化や、1970年代のオカルトブームにおける聖徳太子像などを捉え直し、「歴史」と「偽史」の曖昧な境界を歩む書は、昨今流布する陰謀論などについて改めて考える上でも有益な読み物と言えるだろう。著者のオリオン・クラウタウ氏に、オカルトや偽史も含めて聖徳太子を研究する意義を聞いた。(編集部) オリオン・クラウタウ氏。東北大学大学院国際文化研究科准教授。 専門は宗教史学(近代日仏教)。 ――そもそもクラウタウさんは、聖徳太子の存在をどのような文脈のもとに知ったの

    聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム
  • 全国博物館へのクリエイター派遣に賛否 地方学芸員「予算少なくほぼワンオペ、人手を増やしてくれたら」

    photo:Dim Hou(unsplash) 4月12日付の読売新聞の報道によると、今年度から、文化庁は全国の博物館に対し、魅力を高められるよう支援するために専門人材を派遣するという。 具体的な人材の例として、「展示解説の文章や映像・音声を魅力的にするライターや放送作家といったクリエイター」「博物館の資料をインターネット上などでも活用を進めるため、資料をデジタル化して保存する専門知識を持つデジタルアーキビスト」「資金を寄付などで集めるファンドレイザー」「マーケティングの専門家」を挙げている。今年度だけで50人の専門家を登録し、80館に派遣するそうだ。 筆者はこの報道を見て、違和感をもった。博物館に必要なのはそういった人材ではなく、まず学芸員ではないだろうか。強いていえばデジタルアーキビストは必要かもしれないが、とにかく学芸員こそが博物館の要であり、マーケティングの専門家の優先順位が高いと

    全国博物館へのクリエイター派遣に賛否 地方学芸員「予算少なくほぼワンオペ、人手を増やしてくれたら」
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    differential 2024/04/22
    多少は役に立ちそうなのはデジタル化担当とファンド担当くらいか、と思ったが寄付金つのるだけなら全く不要だしな。
  • 伝説のヤラセ番組「川口浩探検隊」の功罪とは? プチ鹿島「演出があるからこそ、やらなくてもいい真剣勝負をしている」

    伝説のヤラセ番組「川口浩探検隊」の功罪とは? プチ鹿島「演出があるからこそ、やらなくてもいい真剣勝負をしている」 プチ鹿島『ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実』(双葉社) お笑いタレント/コラムニストのプチ鹿島による書籍『ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実』(双葉社)の刊行記念イベントが、5月18日(木)に代官山 蔦屋書店にて開催された。 『ヤラセと情熱』は、1970年代後半から80年代にかけて放送された、世界を股にかけて未知の生物や未踏の秘境を求めたテレビ番組『水曜スペシャル「川口浩探検隊」』について、同番組の大ファンだったというプチ鹿島が、膨大な資料の読み込みと関係者への取材によってその内実に迫ったノンフィクションだ。「双頭の巨大怪蛇ゴーグ」や「原始猿人バーゴン」といった謎の生物を捜索した同番組は、多くの視聴者から「ヤラセ」だと謗られながらも大人気を博し

    伝説のヤラセ番組「川口浩探検隊」の功罪とは? プチ鹿島「演出があるからこそ、やらなくてもいい真剣勝負をしている」
  • 書店閉店が続く地方都市で注目集まる「自治体運営の書店」や「図書館大型化」の流れ「本との出合いの場」はどう守っていく?

    書店閉店が続く地方都市で注目集まる「自治体運営の書店」や「図書館大型化」の流れ「との出合いの場」はどう守っていく? コロナ禍以降、書店の閉店のニュースが立て続けに報じられている。今年の7月31日は、地方都市にある書店の閉店が相次いだ。なかでも、大分市、大分駅前の中心部にある「ジュンク堂書店大分店」が、28年の歴史に幕を下ろした事は衝撃的であった。同店は1995年に開店し、約38万冊を在庫する大分県内屈指の大型書店として親しまれていた。 ジュンク堂書店大分店です! 日は朝からたくさんのお客様にご来店いただきましてありがとうございました。常連様方のお顔、久しぶりにお見かけするお顔、皆様の温かいお言葉に感謝しています。多くの方に見守っていただきながら閉店の時を迎えました。28年のご愛顧ありがとうございました。 pic.twitter.com/1b1ykseQlm — 【閉店】ジュンク堂書店大

    書店閉店が続く地方都市で注目集まる「自治体運営の書店」や「図書館大型化」の流れ「本との出合いの場」はどう守っていく?
  • 『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで

    長澤まさみ主演ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(カンテレ・フジテレビ系)が12月26日に最終回を迎える。プロデューサー佐野亜裕美の実体験をベースにした要素も盛り込まれた渡辺あやによる脚や、挑戦的な作品のテーマが視聴者に熱を与え続けてきた作には、もう1人重要なキーパーソンがいる。チーフ演出を務める大根仁だ。SNSでは現場の様子や放送内容について随時言及してきた大根監督だが、これまで作について深く語ることはほとんどなかった。そして今回、最終回放送前のタイミングでロングインタビューが実現。作品に携わることになった背景から、現場目線でのドラマ全体の総括や画期的な撮影について、そして2011年の映画『モテキ』以来の再タッグとなった長澤まさみへの思いまで、たっぷりと語ってもらった。(編集部) ずっとやりたかった「ドラマの映像ルックを底上げすること」 大根仁監督 ――リアルサウンド映画部で

    『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで
  • 「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」閉店 売上減だけじゃない書店苦境の大きな原因

    2022年11月1日、丸善ジュンク堂書店(東京都中央区)は、「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」(東京都渋谷区)の閉店を公式サイトを通じて発表した。同店が入店する東急百貨店店が営業終了することに伴う対応という。 閉店は2023年1月31日を予定。それまでは、謝恩キャンペーンや各種フェアも実施する予定という。同店は2010年、丸善とジュンク堂がダブルネームで出店した第1号の店舗でもあった。12年の歴史に幕を下ろすことになり、ネット上でも残念がる利用者の声が数多く寄せられている。 これまで書店の閉店といえば、地方の中小の個人経営の店が中心であった。百貨店体の営業終了がきっかけとはいえ、安泰と思われていた都心の大型書店の閉店は、衝撃をもって迎えられている。 Amazonなどのネットショッピングサイトとの競合にも晒されている大型書店は今後、どうなっていくのか。元大型書店の店長は、現状の課題

    「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」閉店 売上減だけじゃない書店苦境の大きな原因
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    differential 2022/11/03
    都心の本屋は家賃が大変じゃろね。本屋やCD屋は昔から、家賃が取れないテナントで有名/大型店舗は自前の本店くらいしか残らない可能性。八重洲ブックと三省堂は建て替え。建て替えられる余裕があるだけマシか…
  • 『俺の家の話』ドラマ史に残る最終回 宮藤官九郎から“俳優”長瀬智也に捧げられた敬意と愛

    微妙に噛み合わない会話や、突然消されてしまう稽古場の電気。前半15分の違和感が、さくら(戸田恵梨香)の「亡くなったの」の一言で一気に回収されるCM前。まさかこんな展開が待ち受けているとはと驚くのも束の間、次から次へと描かれる秀逸な描写の数々に、宮藤官九郎という脚家の巧さと、俳優・長瀬智也に対するこの上ない敬意と愛情が表れつづけた『俺の家の話』最終話。これは長瀬の花道を飾る作品としても、純然と一のドラマとしても完璧な最終回であり、ただただ脱帽するばかりだ。 脳梗塞による危篤状態から、寿一(長瀬智也)の懸命な掛け声によって奇跡的に一命を取り留めた寿三郎(西田敏行)。そして大晦日の引退試合に向かった寿一。年が明け、寿一は新春能楽会で舞う「隅田川」の稽古に勤しむ。迎えた当日、地謡として参加する寿三郎はある違和感に苛まれる。門下生たちから「御愁傷様」と言われること、まだ到着していない寿一、寿一が

    『俺の家の話』ドラマ史に残る最終回 宮藤官九郎から“俳優”長瀬智也に捧げられた敬意と愛
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    differential 2021/03/28
    クドカンドラマに出てくる「天使系男子」の系譜/脚本も演出も演技も、素晴らしいドラマだった。西田敏行が凄すぎて、本当に感服したわ…知ってたつもりだけどあんなに上手い人なんだと改めて
  • Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来

    Amazon.comの日法人アマゾンジャパンが国内の物流施設で生活必需品や衛生用品を優先的に入荷し、それ以外の商品の入荷制限をしていると2020年4月17日付けの日経済新聞で報じられた。 「それ以外」に入れられたもののひとつがである。結果、どうなったか。多くのAmazon内の在庫がなくなり「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」というステータス表示になった。在庫がなくなったにもかかわらずAmazonから注文(入庫以来)は来ないので、取次も出版社もどうすることもできない状況が続いている。(代わりに楽天ブックスなど他のネット書店が機能してくれれば一気に利用を伸ばすチャンスだったのだが、そちらも十分とは言いがたい状況だ) 買う側(読者)からしても売る側(出版社)からしても、リアル書店は開いていないか開いていても三密を避けようと考えるとなかなか行きづらいし、オンライン書店でも実質的に

    Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来
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    differential 2020/05/14
    アマゾンでもなく取次経由でもなくスモールビジネスで直販を増やせないんかな。もう出版業ってそういうスケールになってるんじゃないか/メガヒットになるものは電子の方があってると思うし。
  • 春日太一が語る、『時代劇入門』の執筆と映画の楽しみ方 「知らない人に向けてゼロから書いています」

    『時代劇入門』(角川新書) 時代劇研究家・春日太一氏の著書『時代劇入門』(角川新書)は、タイトルのとおり、時代劇の魅力について書かれた入門書だ。はじめに、時代劇を「なんとなく」楽しむためのガイダンスが書かれた後、時代劇の歩み、「とりあえず」知っておきたい基礎知識(ジャンル、ヒーロー、スター、監督、原作者)、そして、忠臣蔵、忍者、大河ドラマ、チャンバラといったトピックについて掘り下げられ、最後に『機動戦士ガンダム』を手掛けた富野由悠季監督のインタビューで幕を閉じるという構成となっている。読めば時代劇の魅力がよくわかる新書だが、同時に驚くのはその語り口である。 最初は気づかなかったが(この気づかないということ自体が実はすごいことである)、書を読み終えた後、春日氏の他の著作を読み漁り、今回のインタビューの前に改めて『時代劇入門』を読み返したとき「なんで、こんなに読みやすいのだ?」と驚いた。まっ

    春日太一が語る、『時代劇入門』の執筆と映画の楽しみ方 「知らない人に向けてゼロから書いています」
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    differential 2020/04/20
    以前ラジオで大河ドラマに歴史考証は不要と言うてたのが引っかかってる。時代劇の「演劇的な約束」も好きだけど、同様に「歴史考証アリ大河」も魅力的だと思ってるので。他方を貶すのは文化として豊かさを欠くよ…
  • 前人未到の大河ドラマ『いだてん』はいかにして作られたのか 取材担当者が明かす、完成までの過程

    いよいよ最終局面に入った大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)。オリンピックに関わった日人の姿を描いた作は、明治・大正・昭和という近代日を舞台にした歴史群像劇だ。劇中には実在した人々が登場し、一見荒唐無稽に見えながらも、ほぼ史実どおりに展開していくのだが、その背後では、気が遠くなるような膨大な量の取材が行われていた。 今回、リアルサウンド映画部では『いだてん』の「取材」を担当した渡辺直樹に、関係者遺族への許可取りも含めた取材現場の内幕について話を訊いた。渡辺が担った「取材」とは、宮藤官九郎の脚作り、その前段階の企画制作のための膨大な資料集め、および史実関係の事実確認など。前人未到の挑戦となったオリンピック大河はいかにして作られたのか?(成馬零一) 誰を主人公にするかも決まっていなかった ―― 渡辺さんが『いだてん』でもチーフ演出を務める井上剛さんの作品

    前人未到の大河ドラマ『いだてん』はいかにして作られたのか 取材担当者が明かす、完成までの過程
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    differential 2019/11/24
    美川与太郎がなんで置かれてたんだろうというの、まず落語という骨格からスタートしたからなのか。歴史の空気を表す男としてオイシイ役だったよなー。
  • 『スカーレット』は極めて現代的な朝ドラに 『獣になれない私たち』晶に重なる喜美子の苦難

    101目の朝ドラ『スカーレット』(NHK総合)ほど、優しく苦しい朝ドラがこれまであっただろうか。明るく健気で、常に誰かを思いやり、弱音も吐かず働くしっかり者の女性であり、出会う人の多くが好きにならずにはいられない主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)。豪快な笑顔が魅力的な喜美子は、テレビを観ている視聴者の心も癒し、夢中にさせている。 それだというのに、なぜ彼女の置かれている状況はここまで苦しいのか。7話において、借金取りの男が幼少期の喜美子(川島夕空)に「悪人は必ずしも悪人とは限らない。どんな人間でもええ面、悪い面がある」と語りかけた言葉そのままに、『スカーレット』の世界には“悪人”がいない。皆が皆、喜美子のことが大好きで、喜美子に頼りきりな、優しく憎めない、ただ、「ちょっと心が弱いだけ」「ちょっと世界が狭いために、視野が狭いだけ」な人々なのである。 従来の朝ドラのヒロイン像、特に平成の朝ドラ

    『スカーレット』は極めて現代的な朝ドラに 『獣になれない私たち』晶に重なる喜美子の苦難
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    differential 2019/11/14
    昨日?だったか、うわーーん!と子供みたいに泣いてた演技素晴らしかった。あれ「ストレス」の表出の表現だよねと思って。
  • 大河ドラマ、初の外部ディレクター演出が功を奏すか 『いだてん』異例の大抜擢、大根仁の手腕

    第3章に入り、ますます盛り上がりを見せている大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)。主人公が金栗四三(中村勘九郎)から政治記者の田畑政治(阿部サダヲ)にバトンタッチされ、時代も大正から昭和へ。牧歌的だった日スポーツの黎明期は終わり、生臭い爛熟期へと変わっていく。 「喋りのいだてん」と呼ばれる田畑に物語の主軸が移ると物語も様変わりする。 第25回「時代は変る」では、嘉納治五郎(役所広司)たちが苦労していた渡航費の工面も田畑は大蔵大臣の高橋是清(萩原健一)に直談判、あっさり予算をぶんどってしまう。口の悪い田畑の振る舞いは、ともすれば今まで描いてきた金栗たちの物語を全否定となりかねないものだが、そうならないのは多種多様な人々の生き様を描いてきた『いだてん』ならでは。むしろ、田畑のせわしない視点がかぶさることで、物語に明確な柱が立ったように思う。 そして、第26回「

    大河ドラマ、初の外部ディレクター演出が功を奏すか 『いだてん』異例の大抜擢、大根仁の手腕
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    differential 2019/07/18
    大根さんが大河初の外部Dって、なんか感慨深すぎるな/確かに人見絹枝回、大河ドラマというか素晴らしい短編映画のようだった。演出も素晴らしかった
  • 全然知らない変な曲が無限に流れてくる! 韓国発「ポンチャックマシーン」のある暮らし

    唐突だが、ちょっと前にポンチャックマシーンを買った。これで1日24時間、常にポンチャック漬けである。おかげで毎日とても快調、どうだ羨ましいだろう……と自慢したところで、「ポンチャックマシーンって一体なんなんだよ!」という感じだと思う。すいません、今から説明します。 ポンチャックというのは、平たく言うと日でいう歌謡曲と演歌が混ぜ合わさったような韓国音楽ジャンルである。大抵は2拍子で、その上にチープなシンセサイザーなどから成るヘロヘロのメロディが乗り、(歌い手によっては妙にテンションが高い)韓国語のボーカルがさらにその上に乗るという構成だ。日でも90年代に「変な音楽」として紹介されたイ・パクサ(李博士)は、ポンチャックの代表的な歌手である。 韓国にはもうひとつ、トロットというジャンルもある。こちらはちょっとノリが異なり、リズムも3拍子や4拍子。歌い方もこぶしを効かせる感じがよく見られ、さ

    全然知らない変な曲が無限に流れてくる! 韓国発「ポンチャックマシーン」のある暮らし
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    differential 2019/02/06
    ブコメ”嫌韓で育っている平成生まれ”←一部の若い子たちの間で韓流(音楽とかメイクとか)流行ってるよね…。世代じゃなくライフスタイルで分断されてると思うよ。ネットの嫌韓鵜呑み層とリア充女子というか…
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