多くの人は、モノでなく体験にお金を使うほうが、長い目で見れば満足度が高くなると考えています。どうせなら、まだ少し先のことだとしても、その体験の計画を今すぐ立てはじめてしまいましょう。なぜなら最近の研究結果で、待つ期間が長ければ長いほど、より楽しめる可能性が示されたからです。この研究は、コーネル大学、カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア大学サンフランシスコ校が共同で行ったもの。近々何かを体験できるという期待は、モノの購入に対する期待よりも満足度が高くなる傾向が見られました。この研究ではさらに、期待して待つ期間が長ければ長いほど、実際に体験した時の喜びが大きくなることも確認されました。 研究を主導した人物のひとりで、コーネル大学で心理学を専攻する大学院生のAmit Kumar氏は、「事前の準備によって、体験から得られる喜びはもっと大きくなる」と勧めています。 体験のための支払いから、