昨年のフェスティバル/トーキョーで大盛況だったあのリソグラフ印刷工房が、今年も大塚の街に戻ってきます。「とびだせ! ガリ版印刷発信基地」は、普段は品川区西小山で営業しているリソグラフと木工のスタジオ「Hand Saw Press」がディレクションする、誰でも気軽にZINEの制作と発表ができるスペース。今年は大塚の基地に加え、印刷機を積んだトラックが街に飛び出し、Pop-up ZINEスタンドも豊島区内の公園や図書館に設置されるなど、参加者の密集を避けつつ新しい出会いを促す仕掛けを準備中なのだそうです。 ここでまずZINEとは何かを改めて確認しておきましょう。ZINEとは一般に英語で「有志の個人または小さなグループによる非営利・少部数の自主制作出版物」のこと。自主出版というと、日本ではミニコミ、同人誌、リトルプレスなど、さまざまな呼び名のもとに豊かな文化が育ってきましたが、それらと重なるもの
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