日本刀を材料学的、力学的、加工学的な方面から検討解析している。 まず日本刀の切れ味を使い手等の調査結果から定義し、次いで切断現象を力学的に解析している。これを承け、切れ味良好な刃物としての日本刀を研ぎの面から考察し、工具(磁石)と加工面の関係を求めている。最後に引き切り効果を活用する切断法を提案する。 担当:
木村幹さんが、一昨日から福島原発の海水注入問題についてついった上でするどい発言を続けています。木村さん自身「典型的な日本型システムの問題点」と、今回の問題構造を浮き彫りにしています。 http://twitter.com/#!/kankimura >善し悪しはともかくとして、現場は本社も政府も無視して、現場の判断で動いていた、ということか。 >もしも、現場が権限を与えられていないにも拘らず、政府や本社のコントロールを離れて動いていたとしたら、仮に結果オーライだとしても、どうだろう。勿論、本社や政府が「現場の判断を優先する」という決定をしていたなら、何の問題もないのだが。 >で、組織の論理としては、当然こうなる。QT 日経「福島第1原発・吉田所長の処分検討 東電副社長」 >この先の展開を予測するのは容易かも知れない。本社の意向を無視して、注水を継続した所長を擁護する動きがあちこちから上がり、
5月27 ドイツの急速な脱原発はフランス原発に依存か?(最終回) カテゴリ:エネルギー政治 はい、再度、(その3)で添付したグラフを確認してください。 そうですね、ドイツではすでに風力発電の出力変動がかなりの大きな割合を占め、それを発電施設で逐次調整していることが、2010年、2011年の両年のグラフからも読み取れますよね。春や夏は、まだこの程度でよいのですが、秋から冬にかけては、ドイツは風量が増加するので、調整も大変です。EEXでは、マイナス価格で電力が取引される(つまり系統のパンクを回避するため、風力電力をスポットで購入するとお金がもらえる)ことも発生しています。 さらに、2011年の分について分かりやすいのが、太陽光発電(PV)の威力です。昨年は全電力消費量の2.5%、今年は3〜4%の発電量をPVは担うわけですが、夜間の発電がないため昼間の発電割合に対するPV割合は非常に大きく、夏至
5月27 ドイツの急速な脱原発はフランス原発に依存か?(その4) カテゴリ:政治エネルギー ということで、原発があるなしのドイツの発電状況をじっくりと比較していただけたでしょうか? まずは、このグラフ上で示されている発電量を比較してみると、2011年(原発ほぼなし)が1,109GWhで、2010年(原発あり)が1,060GWhです。原発なしの今年のほうが、発電量が増えていることに注目してください。太陽光、風力を除くと、70GWh程度、発電量が2011年のほうが少なくなります。 通常、5月の平日はドイツ国内では約1,400GWhの電力消費量がありますが、こちらは情報公開の対象になっていないので、リアルタイムの時間別では分かりません。時間が遅れて、しかも月別の量しか私には探せません。ですから、詳しいことは分からないのですが、両年ともおよそ300GWhの電力不足になっているように見うけられます。
5月27 ドイツの急速な脱原発はフランス原発に依存か?(その3) カテゴリ:政治エネルギー ここまで、(その1)では、ドイツの国内の需給とその出力について、(その2)では、ドイツと周辺各国との電力のやり取りについて、基礎情報をお届けしました。 ここまでは、誰であっても、根性がなくとも、簡単に調べられます。 そして、いよいよ、昨日、夜なべした成果を記すのですが、「うざうざ言っているけど、じゃあ、原発が4基しか稼動していないとき、ドイツの発電はどのように機能しているの?」という問いかけにお答えするために、広域電力系統事業者4社とEEXが情報公開している貴重なデータを整理したものをお見せしましょう。 以下は、ドイツで原発が4基しか稼動していなかった平日「2011年5月25日(水)」のデータと、昨年の稼動していたときの5月の同週の水曜日「2010年5月26日」のデータを比較したものです。 ドイツで
5月27 ドイツの急速な脱原発はフランス原発に依存か?(その2) カテゴリ:政治エネルギー それでは、今度はドイツの電力の輸出入について考えてみましょう。基礎情報として、2010年の状況をお伝えします(これも出典はBDEWがほとんどですが、EEX:欧州電力取引市場、ENTOSO-E:欧州広域系統事業者連合なども参照しています)。 2010年度のドイツの電力の輸出入 2010年 ドイツ輸出入相殺 (単位GWh) 対フランス 14300 対ルクセンブルク -4800 対オランダ -5900 対オーストリア -8000 対スイス -11200 対デンマーク -3800 対チェコ 8800 対スウェーデン -1300 対ポーランド -5200 合計 -16,900 輸出超過は年間電力消費
5月27 ドイツの急速な脱原発は、フランス原発に依存か? (その1) カテゴリ:政治エネルギー (その1)の上に(その2)が上書きされてしまったようで、ショックです。大ショックです。 ああ、もう一度、書くのか・・・ 2011年5月21日、原発Emslandが定期検査に入ったことで、ドイツの原発17基(総出力20.5GW)のうち、4基(総出力5.4GW、全原発の26%にあたる出力)しか発電できない状況に陥りました。5月26日には、定期検査を終えた原発1基が稼動をはじめたのですが、6日間にわたって、近年のドイツでは経験したこともない急速な原発なしの事態を迎えました。 こうした事態を迎えたときに、日本語のメディアでは、「フランスの原発電力の輸入で賄っている」というメガネを通して報道がなされたようですが、多くの自称電力通、欧州通の方も、同じメガネでこうした事象をみていると感じていましたので、大変手
遅くても2022年までに原子力発電から脱却する方針を決めたドイツのメルケル首相は30日、「ドイツにとって大きな挑戦だが、未来への巨大なチャンスでもある」と述べ、効率的で環境にも優しい新エネルギー分野での先駆者を目指し、脱原発へ取り組む決意を改めて表明した。福島第一原発事故を受け、脱原発へと方針転換した連立与党に対し、野党からは賛成を示唆する声や慎重な検討を要するとの声が出ている。 会見でレットゲン環境相は「これは大規模な国家プロジェクトだ」と意義を強調。また、「2022年に最後の3基は閉鎖されなければならない」と述べ、最終的な脱原発の時期が22年より先延ばしになる可能性を強く否定した。 政府の諮問委員会の報告は「原子力エネルギーからの脱却により生じる電力供給の不足分は、(風力など)再生可能エネルギー及びエネルギー効率の向上とともに、ガスなど化石燃料によって補う」としている。メルケル政権
放射線というものは、どんなに微量であっても、人体に悪い影響をあたえる。しかし一方では、これを使うことによって有利なこともあり、また使わざるを得ないということもある。 その例としてレントゲン検査を考えれば、それによって何らかの影響はあるかも知れないが、同時に結核を早く発見することもできるというプラスもある。そこで、有害さとひきかえに、有利さを得るバランスを考えて、【どこまで有害さをがまんするかの量】が、許容量というものである。 つまり許容量とは、利益と不利益とのバランスをはかる社会的な概念なのである。 岩波新書「安全性の考え方」*1武谷三男編 P123 引用者が適時改段 ICRP(国際放射線防護委員会)では、当初は放射線被曝と健康リスクについては、閾値があるという立場だったのだけど、次第に武谷をはじめとする日本の核物理学者の提唱した閾値なし仮説(LNT仮説)を採用するようになってまいりまし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く