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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (12)

  • 桃色争議 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    朝の連続テレビ小説「ブギウギ」は、いよいよ桃色争議が佳境に入っていくようですが、そういえば2年前に紹介した『日人の働き方100年 定点観測者としての通信社』に、この桃色争議の写真があったのではないかと思い出しました。 テレビでは「梅丸少女歌劇団」となっていますが、もちろんこれは現実に存在した松竹少女歌劇団のことです。この少女たちが、1933年(昭和8年)に起こしたのが、有名な桃色争議です。 『日人の働き方100年 定点観測者としての通信社』に載っているこの写真は、東京の水ノ江滝子を中心とする争議団で、大阪の三笠静子(テレビでは福来スズ子)らが参加したものではありませんが、でも当時の争議の雰囲気が良く伝わってきます。 多くの人は勘違いをしていますが、戦時体制下に近いこの時代でも、今日に比べると遙かに多くの労働争議が起こっていたのです。 この1933年には、全国で1897件の争議が起こり、

    桃色争議 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2023/10/22
    "1933年には、全国で1897件の争議が起こり、115、733人が参加/こうした芸能人が労働者としてストライキをするということに対して、誰も疑問を呈することがなかったということも、今日改めて考え直す必要がありそうです。"
  • 小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    小熊英二さんより『日社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』(講談社現代新書)をお送りいただきました。新書でありながら600ページという常識外れの分厚さにまず目を剥きましたが、中身を読み始めて、これはいったい何というだ!と叫んでしまいました。どういうことか?というと、私の様々な議論やと、ほぼ重なるような内容のになっていたからです。 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000321617 正直言って、この著者名とこのタイトルから想像される中身とは相当に異なっています。もし書が学術出版であれば、内容を正確に伝えるタイトルをつけるとしたら、『詳説 日型雇用システムの形成史』となるはずです。そう、私がいくつかので、序説であったり傍論であったりしながら割と簡略に叙述してきた事柄を、(ページ数が増えることを全く顧慮することなく)元

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  • パワハラ罪はない、が、暴行罪、傷害罪はある - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだか、同じことを繰り返し言っているような気がしますが、とはいえやはり言い続ける必要がありそうです。 https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-489198/ (楽天元社員 パワハラで労災) 「パワハラで労災」というから、暴言で精神障害かと思いきや、さにあらず。 ネット通販大手の楽天に勤務していた40代男性が、両手足のまひなどの後遺症を負ったのは上司による暴行のパワハラ行為が原因だとして、渋谷労働基準監督署が労災認定していたことが5日、分かった。認定は6月20日付。 だから、なんでもかんでもハラスメントと言えばいいと思うな!と何回言えば・・・。 刑法上のれっきとした犯罪である強制わいせつを、企業の措置義務の対象でしかないセクハラなどというなまぬるい馬鹿げた用語法がマスコミにはびこっているから、 刑法上のれっきとした犯罪であ

    パワハラ罪はない、が、暴行罪、傷害罪はある - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2019/12/09
    “もとをたどれば、刑法上のれっきとした犯罪である暴行、傷害、恐喝等々を、いかにも可愛げな子供の遊びめいた「いじめ」などという生ぬるい言葉で語り続けてきたことの延長線上なのかもしれません。”
  • 日本型労働組合を考えるヒント(藤林敬三『労使関係と労使協議制』) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだか、ネット上で時ならぬ労働組合論ブームが巻き起こっているようです。と言ってもその主たる土俵ははてなダイアリー(いわゆる増田)で、それに対する反論を地下さんが書いているという状況です。 https://anond.hatelabo.jp/20190504184608 (労働組合はもっと他にやることがあるだろ ) https://anond.hatelabo.jp/20190507164856 (労組の件、左翼は案の定会話不能状態) https://tikani-nemuru-m.hatenablog.com/entry/2019/05/09/021622 (なぜ労組は政治活動をしなくてはならないのか) この議論そのものはややつまらない政治対立図式にはめ込まれやすい構図になってしまっているのであえて加わるつもりはありませんが、日の労働組合というものがなぜ(1950年代まで、遅くとも1

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  • 中野円佳「時給激安「パート主婦」はなぜ値切られるのか」@東洋経済オンライン - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    東洋経済オンラインに中野円佳さんが連載している「育休世代 vs.専業主婦前提社会」の最新記事「時給激安「パート主婦」はなぜ値切られるのか」がアップされていますが、 https://toyokeizai.net/articles/-/228562 ・・・そもそもなぜ主婦の時給は低いのだろうか。なぜブランクと年齢で差別されるのだろうか。働き方改革の一連の法整備で、同一労働同一賃金の問題も取りざたされているが、日は正規と非正規の賃金格差が大きい。・・・ という一節の次に、私を引用してこう述べています。 労働政策に詳しい研究者である濱口桂一郎氏は、過去の通達などを分析し、たとえば失業保険について、非正規については「臨時内職的に雇用されるもの、例へば家庭の婦女子、アルバイト学生等であって」「即ち家計補助的、又は学資の一部を賄うにすぎないもの」は「労働者と認めがたく、又失業者となるおそれがな」いので

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  • 「日本はなぜここまで教育にカネを使わないのか」への答え - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ニューズウィーク日版に、舞田敏彦さんによる「日はなぜここまで教育にカネを使わないのか」という文章が載っています。 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8491.php ブログでも再三取り上げてきたOECDのデータ等を使って、「日はいかに教育にカネを使わないのか」を提示しているのですが、文章を最後まで読んでも、「日はなぜここまで教育にカネを使わないのか」という問いかけもなければ、「それは・・・・だからだ」という答えも書かれていません。 まあ、タイトルは編集部が勝手につけたのかも知れないので、舞田さんの責任とは言えないかも知れませんが、タイトルを見て答えが書かれていると思った人の欲求不満を、僭越ながら拙文を引用して少しでもなだめてみたいと思います。 昨年『POSSE』32号に載せた「日型雇用と日型大学の歪み

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  • 利害関係者の発言を圧殺したがる思想 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    NHKの報道ぶりもひどいものですが、なにより、こういう利害関係者の発言を圧殺したがる思想が何の疑いもなく平然とまかり通ろうとすることに対して、およそ日頃人権だの何だのという言葉を振り回す人ほど鈍感そうに見えることが一番恐ろしい、と思わないのだろうか。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000071-jij-bus_all(電力社員、連日の原発擁護=「やらせ」批判も―政府の意見聴取会) 政府は16日、将来のエネルギー政策に関する3回目の国民の意見聴取会を名古屋市で開いた。前日の仙台市での聴取会に続き、電力会社社員を名乗る男性が、原発を擁護する意見を表明。会場から「やらせだ」「回し者」といった批判が飛んだ。 こういう「批判」をする人は、例えば大阪市で当の公務員が何かを語ろうとしても「やらせだ」「回し者」と言うのでしょうね。 まさか大阪市と

    利害関係者の発言を圧殺したがる思想 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2012/07/17
    専門家とは思えないナイーブなエントリー。泥棒に追い銭とはこの事か。帰還困難区域が何の為に設定されてるのか件の社員(或いは命令した者)は分かってるのだろうか?
  • 赤木智弘氏を悩ませたリベサヨの原点-マイノリティ憑依 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これはいろんなテーマがやや雑多に詰め込まれた感のあるですが、ブログの関心からすると、何よりもまず第3章、第4章のあたりで論じられている「マイノリティ憑依」の現象が、例の赤木智弘氏を悩ませた日的「リベサヨ」の歴史的原点を見事にえぐり出しているという点において、大変興味深いです。 http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036720 佐々木氏によると、その出発点は1965年、『ドキュメント朝鮮人 日現代史の暗い影』というにあります。それまでもっぱら被害者としてのみ自分たちを見ていた日人に加害者意識を初めて提起したのです。それに続くのはベ平連の小田実。そして出入国管理法案をめぐる華僑青年の自殺から引火した華青闘の7・7告発。それらを総括するような形で著された津村喬の『われらの内なる差別』。 こういう流れを佐々木氏は「マイノリティ

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    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2012/05/26
    でさ、他人の事は放っておく様になると薄情だとか人情紙風船とか言うんですよ(w/他者への共感や支援の振りをした利用という意味では靖国神社は英霊への憑依?
  • 典型的な日本型システムの問題点 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    木村幹さんが、一昨日から福島原発の海水注入問題についてついった上でするどい発言を続けています。木村さん自身「典型的な日型システムの問題点」と、今回の問題構造を浮き彫りにしています。 http://twitter.com/#!/kankimura >善し悪しはともかくとして、現場は社も政府も無視して、現場の判断で動いていた、ということか。 >もしも、現場が権限を与えられていないにも拘らず、政府や社のコントロールを離れて動いていたとしたら、仮に結果オーライだとしても、どうだろう。勿論、社や政府が「現場の判断を優先する」という決定をしていたなら、何の問題もないのだが。 >で、組織の論理としては、当然こうなる。QT 日経「福島第1原発・吉田所長の処分検討 東電副社長」 >この先の展開を予測するのは容易かも知れない。社の意向を無視して、注水を継続した所長を擁護する動きがあちこちから上がり、

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  • スマイル0円が諸悪の根源 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    3法則氏の面目躍如: http://twitter.com/ikedanob/status/17944582452944896">http://twitter.com/ikedanob/status/17944582452944896 >日の会社の問題は、正社員の人件費が高いことにつきる。サービス業の低生産性もこれが原因。 なるほど、ルクセンブルクやオランダやベルギーみたいに、人件費をとことん低くするとサービス業の生産性がダントツになるわけですな。 さすが事実への軽侮にも年季が入っていることで。 なんにせよ、このケーザイ学者というふれこみの御仁が、「おりゃぁ、てめえら、ろくに仕事もせずに高い給料とりやがって。だから生産性が低いんだよぉ」という、生産性概念の基が分かっていないそこらのオッサン並みの認識で偉そうにつぶやいているというのは、大変に示唆的な現象ではありますな。 (追記) htt

    スマイル0円が諸悪の根源 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/12/23
    『どういう経緯で「サービスしまっせ」が「タダにしまっせ」という意味になっていったのか、日本語の歴史として興味深いところですね。』<確かに……
  • だから赤木智弘氏は正しいといっている、ただし・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    黒川滋さんが赤木智弘氏のつぶやきにコメントされています。 http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2010/09/911-ff5d.html(赤木さんが高額バイトをさがしているのは正当) >まったく正当な行為。しかしあれこれ揶揄されているのだろう。 どうして労働力だけが経営が示す一方的な労働条件にしたがって取引されなければならないのか、という問題提起は正しい。取引の当事者として、自らの意思決定をしようとすることは何ら恥じることはない。 わたくしも全面的に同意。 黒川さんはそこから >さらに進んで、これを集団的にやれば労働組合で法律的な保護が受けられる。労働力の供給側の協業組合という面もある。そう考えると、団結権、団体交渉権、争議権ということがもっとすっきりイメージできるのではないか。 と、集団的労使関係に話を進めていき、それもまったく同感なのです

    だから赤木智弘氏は正しいといっている、ただし・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/09/11
    このエントリーには同感。悪平等はある面で楽かもしれないけど進歩が無いし何より腹が膨れないんですよね。文字通りの「人を呪わば穴二つ」
  • 山垣真浩「解雇規制の必要性」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日ちょっと言及した山垣真浩さんの「解雇規制の必要性-Authority Relationの見地から」は、世の経済学者の圧倒的大部分が整理解雇を念頭において解雇規制が失業を増やすという議論ばかりをやっているのに対し、労働契約が不完備契約であること、それも、よく言われるような企業特殊熟練が形成されるから云々という議論ではなく、別に企業特殊熟練があろうがなかろうが、労働契約それ自体の性質から、指揮命令型不完備契約にならざるを得ず、まさにこの雇用関係の下の労働者には諾否の自由がないということから、「俺の命令に服従しなければクビだ」という解雇の脅しが、労働者に不利な条件での労働を甘受させることになるがゆえに、解雇権が制限されなければならないことを説得的に論じています。 これに対して、経済学者は必ず「exit」を強調しますが、これに対して山垣さんは >第二の反論として、労働市場における企業間競争を強

    山垣真浩「解雇規制の必要性」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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