トップ > 北陸中日新聞から > 北陸発 > 記事 【北陸発】 性的指向を検査? 「同性好きか」「女性に生まれたかったか」 Tweet mixiチェック 2013年3月14日 石川県などの採用試験 識者 「人権尊重に逆行」 「同性にひかれるか」「女性として生まれたかったか」。石川県などの教員・行政職員採用試験で、性的指向を尋ねる適性検査が続けられていることが分かった。性同一性障害や同性愛などの志望者の人権にかかわるとして、関係者団体は改善を求めているが、採用側の腰は重い。識者は「多様な人を採用すべきなのに、性的マイノリティー(少数者)の差別につながる」と指摘する。(松本浩司) 石川県教委は、臨床診断で精神疾患者と健常者を区別するため一九四三年に米国で作られ、世界中で利用されている心理テスト「MMPI(ミネソタ多重人格検査)」の縮小版「MINI-124」を十年以上使用。業者に発注し処理まで