時差1時間を見落としたと思われるデータ。左の列は日本時間、右の列は攻撃者の実行したコマンドを示す=マクニカネットワークス提供 遠隔操作ウイルス「Emdivi(エムディヴィ)」を使った日本年金機構などからの情報流出問題で、ITセキュリティー会社のマクニカネットワークス(横浜市港北区)は、攻撃時刻の指定を短時間でやり直した痕跡があることを明らかにした。攻撃指令を出している場所と日本との時差1時間を考慮し忘れたとものと推定される。同社はこの時差ミスのほか、多くの痕跡から標的型攻撃の発信元が中国である可能性が高いと見ている。