新交通システム「Hyperloop」は、真空チューブを使った初めてのテストで時速70マイル(約113km)にしか達しなかったが、同システムの開発を手がけるHyperloop Oneは、公共交通機関の未来にとって画期的な瞬間だと称えている。 テストは非公開で、米国時間5月12日にネバダ州の砂漠にある同社のテストコース「DevLoop」で行われた。必要最小限の機能を備えた車両が、磁力で浮上してDevLoopの上を5.3秒間走行した。 車両は2Gの重力加速度を実現し、時速70マイルの目標速度に達した。Hyperloopはすぐに、時速250マイル(約402km)を目標とする次のテストの準備に取りかかる。 Hyperloop Oneは、最高時速760マイル(約1223km)の高速公共交通機関を目指すElon Musk氏のビジョンが実現可能だと証明しようとしている企業の1つだ。Musk氏は、2013年