没後10年を機に、父・高田渡へ捧げたトリビュート作品『コーヒーブルース~高田渡を歌う~』から2年、高田漣が『ナイトライダーズ・ブルース』をリリースした。今作は、1970年代に高田渡、はっぴいえんど、あがた森魚などを輩出し、日本のフォーク / ロックの歴史に偉大なる足跡を残したレーベル「ベルウッド・レコード」から初めてのリリースとなる、高田漣のオリジナルアルバム。「血」は、まだそこに流れ続けている、というわけだ。 ……と、少しばかり堅苦しい書き出しで始めてみたが、実際のところ、『ナイトライダーズ・ブルース』はとても軽やかだ。めちゃくちゃ踊れて、笑えて、でも実は泣けて……でも、やっぱり踊れて笑える、そんなアルバム。細野晴臣、林立夫、鈴木茂から成る「TIN PAN」や、長岡亮介(ペトロールズ)、佐藤良成(ハンバート ハンバート)といった豪華ゲスト陣も集った本作で高田は、「邦楽」であること、そして
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