先週紹介した消化局面の一部をなすものとして、技術動向を評価することがある。明らかに勝者といえる例をいくつか挙げれば、オンライン動画とオンライン写真サイトは伸び始め、分野別検索エンジンは大きな進歩を遂げており、MySpaceとFacebookは新しい社会現象になっている、といった具合だ。しかし、新たに生み出されたものがすべてうまくいっているわけではない。 ニューヨーク市のタクシーで、John FurierのDEMO 2006の番組を聞いて、まさにこれが刺激というものだと思ったのを思い出す。後になって、自分の会社が自分の製品をDEMOFallで発表した際に、Johnからインタビューを受けたときの刺激は、それを上回るものだった。このため、数日前にJohnがPodTechを離れたというニュースを見たとき、わたしはとりわけ悲しく思った。確かに物事は複雑で、同社は苦境に陥っているが、わたしが動揺してい