新潟市水族館「マリンピア日本海」(同市中央区)は18日、飼育するイワシなど魚約7000匹が死んだと発表した。水槽内の消毒作業で、職員が薬剤の量を誤った可能性が高いという。この水槽が今月末ごろに復旧するまで、水族館を無料開放する。 水族館によると、同日午前10時半ごろ、館内で最も大きい水槽を消毒中、イワシなどが次々に死に、ほぼ全滅した。水槽内の残留塩素濃度が想定の3倍になっていた。 この水槽では、イワシ約5500匹のほか、ウマヅラハギやスズメダイなどを飼育。通常は魚類を飼育する水槽は消毒しないが、予備水槽で寄生虫が発生したため、職員が消毒を決めたという。 鈴木倫明館長は「職員の教育が不十分だったかもしれない。認識が甘かった」と謝罪した。 同館は1990年7月に開館。約450種、約2万点を飼育している。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕ビーチ&レイクサイドフォト ・ 〔写真特