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ブックマーク / movie.maeda-y.com (18)

  • 超映画批評「GODZILLA ゴジラ」55点(100点満点中)

    GODZILLA ゴジラ」55点(100点満点中) 監督:ギャレス・エドワーズ 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン 渡辺謙 エメリッヒ版とは雲泥の差だが 日版一作目「ゴジラ」(54年)の「そのうち行き過ぎた科学技術によりしっぺ返しをらうぞ」とのメッセージはまぎれもなく先見性があるものであったが、それをハリウッドが二度目の実写化でようやく言及したからといって、日の愛国的映画批評家たる私が手放しで傑作と褒め称えるなどと思ったら大間違いである。 科学者ジョー(ブライアン・クランストン)は、職場である日の原発事故で愛するを失った。15年後、米海軍の爆発物処理隊員である息子のフォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は父とその事故現場を訪れることになるが、そこでは原発の廃墟どころか、想像を絶する極秘研究が行われていたのだった。 98年のローランド・エメリッヒ監督版「GODZILLA ゴ

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    dododod 2014/07/30
  • 超映画批評「オール・ユー・ニード・イズ・キル」85点(100点満点中)

    「オール・ユー・ニード・イズ・キル」85点(100点満点中) 監督:ダグ・ライマン 出演:トム・クルーズ エミリー・ブラント チャラ男トム・クルーズのゲームブック人生原作の超大作がこの夏は続くわけだが、圧倒的イチオシの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は、原作要素を大幅に改編した大胆さが功を奏した。 近未来、異生物による侵略を受けた人類は、空爆が効果を上げない敵に対し重武装の歩兵で対峙していた。戦況は芳しくなく、民間人へのプロパガンダを受け持っていたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)まで最前線におくられることになったが、戦闘訓練を受けていないケイジは戦闘開始数分で戦死する。だがその瞬間、彼は出撃前日の朝へとタイムリープしているのだった。 桜坂洋のライトノベルがハリウッドの予算178億円の超大作になるときいて、これはとんでもないジャパニーズ(?)ドリームだと思ったものだが、実際

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    dododod 2014/07/04
  • 超映画批評「テルマエ・ロマエII」70点(100点満点中)

    「テルマエ・ロマエII」70点(100点満点中) 監督:武内英樹 出演:阿部寛 上戸彩 3作目も確実にあるだろう 興収60億円近くを記録した愛国お風呂ムービー「テルマエ・ロマエ」。保守的な思想がネットから一般にまで広がり、韓流ブームさえ押し流してしまった現在。日アゲのああした映画が受けるのは必然である。 「永遠の0」の大ヒットももちろんその流行に乗っているからだが、さすが東宝はマーケットを読む能力が高い。と同時に、10年近く当サイト他で同じ提案をし続けてきた私としても、やっとそういう映画が連発される時代が来たかとしみじみと思う次第である。 真面目すぎる浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、ハドリアヌス皇帝(市村正親)からコロシアムで戦うグラディエイターたちを癒すテルマエを設計してくれと頼まれる。陰惨な殺し合いゲームを嫌うルシウスは、例によってまったくアイデアが思い浮かばなかったが、すると久々

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    dododod 2014/04/26
    ”混浴温泉という素晴らしすぎる文化が登場する。しかもこちらには最終兵器というべき上戸彩までいる。彼女の入浴シーンでは、側面から確認できる驚くべき胸部のボリューム感に全お父さんが驚愕するであろう。”
  • 超映画批評「おおかみこどもの雨と雪」40点(100点満点中)

    「おおかみこどもの雨と雪」40点(100点満点中) 2012年7月21日公開 全国東宝系 2012年/日/カラー/117分/配給:東宝 監督・脚・原作:細田守 脚:奥寺佐渡子 キャラクターデザイン:貞義行 声の出演 宮崎あおい 大沢たかお 黒木華 西井幸人 林原めぐみ 意欲的な試みも不協和に終わる 細田守監督の最新作は、おとぎ話のなかにリアルな出産子育ての物語を入れ込むという、極めて意欲的な作品である。 これを監督は、子供たちにとっては楽しいおとぎ話、若者にとっては、子育ての驚きと憧れ、そして親たちには子供の成長を懐かしがれるようにと、全年齢向けにアピールすべく脚を作り上げた。 だが、それらはもともと混ざり合うことのできない要素であった。また、その試みにアニメーションというジャンルや彼のタッチが適切だったかについても疑問が残る。 大学生の花(声:宮崎あおい)が恋に落ちた男性は狼男

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    dododod 2012/07/28
  • 超映画批評『ルー=ガルー』10点(100点満点中)

    『ルー=ガルー』10点(100点満点中) Loups=Garous 2010年8月28日より新宿バルト9ほか全国ロードショー 2010年/日/カラー/99分/配給:東映 監督:藤咲淳一 脚:後藤みどり、ハラダサヤカ キャラクター原案:箸井地図 キャラクターデザイン・作画監督:石井明治 声の出演:沖佳苗 五十嵐裕美 井上麻里奈 沢城みゆき ≪京極夏彦作品の異色は、いまどきアニメの"フツー"≫ 京極夏彦といえば、百鬼夜行(京極堂)シリーズに代表される、オカルト風味を取り入れた分厚い推理小説で知られる。 NHKの連続ドラマ「ゲゲゲの女房」の大好評でもわかるとおり、このところ日では妖怪ネタが広く受け入れられる土壌が広がっているが、そんな事もあってか京極作品も大人気。「魍魎の匣」や「嗤う伊右衛門」といった作品は映画化されたし、アニメ化されたものもある。 そんな中、「ルー=ガルー 忌避すべき狼」

  • 超映画批評『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』90点(100点満点中)

    『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』90点(100点満点中) 2010年3月6日 全国東宝系ロードショー 2010年/日/カラー/133分/配給:東宝 原作:甲斐谷 忍「LIAR GAME(ライアーゲーム)」(ヤングジャンプコミックス) 監督:松山博昭 出演:戸田恵梨香 松田翔太 時代にマッチしている上、脚の骨格がきわめて頑健 たぶんこの映画についてほとんどの方は、こんな風に考えているだろう。 「え、日映画? 安っぽそう」「え、フジテレビ映画? 軽そう」「え、テレビドラマの映画化? 映画だけ見てもわかんなそう」「とにかく、つまんなそう」 その気持ちはわからぬでもないが、なんと作に限ってはすべてよい意味で裏切られた。こういうことはめったにあるものではない。 いよいよライアーゲーム決勝戦。手段を選ばず大金を奪い合うこのだましあいゲームも、いよいよ最後だ。ここまで残ったのは男女

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    dododod 2010/03/01
    高評価
  • 超映画批評『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中)

    『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中) 2010年2月6日からロードショー 2010年/日/カラー/163分/配給:角川映画 監督:石原立也 監督:武康弘 脚:志茂文彦 脚協力:谷川流 声の出演:平野綾 杉田智和 茅原実里 後藤邑子 小野大輔 桑谷夏子 人気が出るのもよくわかる入魂の一作 ライトノベルも深夜アニメも見ない私としては、涼宮ハルヒと遭遇する機会はまずないだろうと安心していた。だから角川の編集者に、いかに熱くその魅力を目の前で語られろうとも、これまでは軽くいなすことができた。 だが映画化されるとなれば話は別だ。もう避けて通るわけには行かない。 しかし、よりにもよってインターネット上でこのタイトルについて下手なことを書けば、間違いなく批評家生命を失うことになろう。そんな恐るべきプレッシャーの中で、しかし私は命がけでこの記事を書くことに決めた。 クリスマスが近いある日。

  • 超映画批評『アバター』60点(100点満点中)

    アバター』60点(100点満点中) AVATAR 2009年12月23日(水) TOHOシネマズ 日劇、他 全国超拡大ロードショー 2009年/アメリカ/カラー/162分/配給:20世紀フォックス映画 監督:ジェームズ・キャメロン 製作:ジョン・ランドー 音楽:ジェームズ・ホーナー 出演:シガーニー・ウィーバー サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス 凄い映画だが、その凄さが伝わることはないだろう 「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督、構想15年の大作「アバター」を見て思うのは、こういう作品を普通の映画館でみてもダメだな、という事だ。 下半身不随の重傷を追った海兵隊員ジェイク(サム・ワーシントン)は、事故死した双子の兄の代わりに惑星パンドラに派遣される。そこで彼は、神経レベルでリンクする人造の肉体「アバター」を操り、パンドラの原住民と交流

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    dododod 2009/12/23
    3Dになるとなるべく前方に座って がメジャーになるかもかも
  • 超映画批評『仏陀再誕』25点(100点満点中)

    『仏陀再誕』25点(100点満点中) 2009年10月17日(土)公開 2009年/日/カラー/114分/配給:東映 原作/大川隆法『仏陀再誕』 監督/石山タカ明 脚/大川宏洋 声の出演:子安武人 小清水亜美 吉野裕行 白石涼子 置鮎龍太郎 悟りにチャレンジ 『仏陀再誕』は、この秋300万人の動員を目標とする、日アニメーション期待の超話題作である。 女子高生、天河小夜子(声:小清水亜美)は、名物記者の金元にあこがれ、ジャーナリストを目指している。ところがその金元が自殺して以来、彼女には霊のようなものが見えるように。一方、ある宗教団体の教祖は奇跡を連発、テレビで大人気となるが……。 子安武人や銀河万丈、三石琴乃といった実力派声優と、業界有数のVFXスタッフをそろえた、まさにジャパンアニメーションの総力を結集した超大作。エル・カンターレことブッダの生まれ変わり、大川隆法(幸福の科学)が製

  • 超映画批評『カイジ 人生逆転ゲーム』80点(100点満点中)

    『カイジ 人生逆転ゲーム』80点(100点満点中) 2009年10月10日公開 全国東宝系ロードショー 2009年/日/カラー/130分/配給:東宝 監督:佐藤東弥 脚:大森美香 出演:藤原竜也 天海祐希 香川照之 「揃いも揃ってクズでござい、ってツラしてやがる!」 福伸行の漫画は、手軽に人生の極意を学べることで、若い人に大人気だ。独特の台詞回しや擬音、個性的な絵柄など、語るに足る要素を多く備えることから、インターネット上でも共通のネタ基盤として確立されている。『カイジ 人生逆転ゲーム』は、その待ちに待った、そして誰もが「無理だろ」と思う実写映画化である。 最底辺の自堕落な生活を送りながらも、認めようとしない典型的なダメ人間カイジ(藤原竜也)。あるとき彼の元に、借金取りがやってくる。覚えのない借金だったが、気軽に保証人の判を押していたためだ。バイト生活のカイジに返せるカネがあるはずも

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    dododod 2009/10/10
    "マンガ版の完成度はきわめて高く、あれだけで十分。「できれば実写でみてみたい」などと考えている人はまずいないはず。つまり、完全なオマケとして、寛大な心でお出かけになることが重要だ"
  • 超映画批評『アマルフィ 女神の報酬』90点(100点満点中)

    『アマルフィ 女神の報酬』90点(100点満点中) 2009年7月18日(土)全国東宝系ロードショー 2009年/日/カラー/125分/配給:東宝 原作:真保裕一 監督:西谷弘 主題歌:「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」サラ・ブライトマン 製作:亀山千広 企画・プロデュース:大多亮 出演:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市 2009年夏のイチオシ 今年2009年の夏シーズン、忙しい中、たった1だけ映画を見られるとするなら、私は迷わず『アマルフィ 女神の報酬』を選ぶ。夏休みらしいスケールの大きな大作であること、邦画の枠内でなく、世界標準からみても優れたサスペンス映画であることが理由だ。 と同時に、このような意欲作がコケることになったら、もはやマジメに日でエンタテイメントをやろうという人はいなくなってしまうのでは、と危惧する。人気テレビドラマをチョチョイと2時間に引き伸ばし、洗脳のご

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    dododod 2009/08/01
  • 超映画批評『ウォッチメン』98点(100点満点中)

    『ウォッチメン』98点(100点満点中) WATCHMEN 2009年3月28日(土)より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー 2009年/アメリカ/カラー/163分/配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン 監督:ザック・スナイダー 原作:デイヴ・ギボンズ 出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、パトリック・ウィルソン、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン やや難解だが、おそるべき大傑作 『ウォッチメン』と『ダークナイト』は、まるでライバルのような関係だ。原作のグラフィックノベルは同時代に発行され、実写映画もまたしかり。そしてその出来栄えも両者まったく譲らず、である。 いわゆるアメコミ(アメリカンコミックス)の中には、上記二つのように完全に大人向けの、ほとんど文学と呼ぶべきものがある。よく、単純明快な勧善懲悪アクションもの、ノーテンキなエンタテイメントをアメコミ映画に求める人が(とくに

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    dododod 2009/03/24
  • 超映画批評『昴-スバル-』1点(100点満点中)

    『昴-スバル-』1点(100点満点中) SUBARU 2009年3月20日(金)より、全国ロードショー 2008年/香港・日/105分/配給:ワーナー映画 監督:リー・チーガイ 原作:曽田正人 プロデューサー:ビル・コン 出演:黒木メイサ、Ara、平岡祐太、前田健、桃井かおり バレエや原作に対する敬意が感じられない 天才バレリーナの壮絶な半生を描く(はずだった)映画『昴-スバル-』は、徹夜続きで疲れているが、どうしても映画館に出かけたい人にオススメだ。なぜならコレ、最初から最後まで眠ってしまったとしても、まったく損をしない画期的な作品なのである。 寝たきりの弟の病室で、幼い宮すばるは毎日踊っていた、弟の意識を、命をつなぎとめるために……。やがて成長したスバル(黒木メイサ)は、踊りの師匠でもある日比野五十鈴(桃井かおり)が経営する場末のストリップ劇場"パレ・ガルニエ"で踊っている。それを

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    dododod 2009/03/24
    トランス状態に突入できる絶妙のキャスティング
  • 超映画批評『DRAGONBALL EVOLUTION』55点(100点満点中)

    『DRAGONBALL EVOLUTION』55点(100点満点中) DRAGONBALL EVOLUTION 2009年3月13日(金)より、日劇1他、全国超拡大ロードショー 2009年/アメリカ/カラー/87分/配給:20世紀フォックス映画 監督:ジェームズ・ウォン 製作総指揮:鳥山明 製作:チャウ・シンチー 脚:ベン・ラムジー 出演:ジャスティン・チャットウィン(孫悟空)、エミー・ロッサム、チョウ・ユンファ、ジェームズ・マースターズ、田村英里子 普通すぎてガッカリ ここ数週間の興行予定をみると、「ヤッターマン」「釣りキチ三平」「昴」そして今週末のドラゴンボールと、春休みらしいコミック、アニメの実写化作品が百花繚乱の様相を呈している。 どれもこれも、よくまあ企画が通ったなと感心せざるをえない微妙なラインナップだが、中でももっとも期待されているのはこの『DRAGONBALL EVOLU

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    dododod 2009/03/12
    突き抜けて欲しかったのに…
  • 超映画批評『ヤッターマン』85点(100点満点中)

    『ヤッターマン』85点(100点満点中) 2009年3月7日(土)より、全国ロードショー 2009年/日/カラー/111分/配給:松竹、日活 監督:三池崇史、原作:竜の子プロダクション、脚:十川 誠志 出演:櫻井 翔、福田沙紀、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ、深田恭子 フカキョンドロンジョは、歴史に残る名ヒロイン 日映画界には妙な癖があって、到底実写じゃ成立しないような漫画・アニメ作品ばかり、なぜか好んで映像化する。ゴルゴ13、ルパン三世、デビルマン、そして二十世紀少年……。 その多くは事前に誰もが予想した通り、まれに見る珍作へと仕上がり、ダメ好きマニアの語り草となる。もはや、この国のお家芸といっても過言ではない。 しかし、ヤッターマンの映画化企画までもが気だったとは、さすがの私も予想だにしなかった。ましてや、興収50億を狙える記録的な大ヒットスタートになろうとは。映画業界は変人ばか

  • 超映画批評『ハンコック』85点(100点満点中)

    『ハンコック』85点(100点満点中) Hancock 2008年8月30日(土)より、丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー 2008年/アメリカ/92分/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 監督:ピーター・バーグ 脚:ヴィンセント・ノー、ヴィンス・ギリガン、音楽:ジョン・パウエル 出演:ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン ウィル・スミスが嫌われ者ヒーローを演じるトンデモ作 ウィル・スミスは暑い男だ。暑いというのは、彼が圧倒的に夏に強いという意味で、その出演作は7月初旬の独立記念日シーズン(米国でもっとも映画興行が盛り上がる季節)の歴代ベストテンに4も入っている。そのひとつとなったこの『ハンコック』は、彼の主演作としては8連続初登場1位という華々しい記録も奪取した。 まさにハリウッドのイチロー。いまアメリカでもっとも打率が高く、映画業界から絶対

  • 超映画批評『ひぐらしのなく頃に』10点(100点満点中)

    『ひぐらしのなく頃に』10点(100点満点中) 2008年5月10日(土)より、池袋シネマサンシャイン・渋谷Q-AXシネマほか全国公開 2008年/日/カラー/106分/配給:ファントム・フィルム 大ヒット同人ゲームがついに映画化 爆発的人気を誇る原作の同人ゲームを未プレイのままこの実写版を見た私は、終映後になってもいったいこの話の何が面白いのか、さっぱりわからなかった。「いや、コレから初めて原作全部(ゲーム8)やれば面白いんですよ」と映画会社の人はいうが、それならゲームだけやればいいじゃないかと正直思った。 人里はなれた雛見沢村に越してきた主人公・前原圭一(前田公輝)は、人懐こい同級生の女子らの存在もあり、楽しい学園生活を送っていた。だが奇妙な夏祭りの風習や、それに伴う異様な失踪事件が毎年起こっている事実を知ると、彼女らも含めた村人が自分だけに重大な何かを隠しているのではないかと疑心

  • 超映画批評『靖国 YASUKUNI』0点(100点満点中)

    『靖国 YASUKUNI』0点(100点満点中) Yasukuni 2008年5月3日より渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー 2007年/日+中国合作/カラー/123分/配給:ナインエンタテインメント このまま公開するのは大いに問題がある 右翼勢力の妨害行動により一部の映画館が上映を取りやめた件で、「表現の自由の危機」うんぬんを語り大騒ぎしている団体・メディア等は、表現の自由というものを根的に勘違いしている上、問題の質について不理解あるいは意図的に隠そうとしている。 編集で印象操作 日在住19年間の中国人、李纓(りいん)監督(『味』(2003)など)による靖国参拝問題についてのドキュメンタリー。 李纓監督は89年当時はこの問題を知らず、桜の名所たる靖国神社に花見にさえ行っていたという。だが政治・外交問題だと知ると10年間かけ取材・撮影、作を完成させた。多くの日人に知っ

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