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  • 話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

    年末の恒例企画となった話数単位で選ぶ2016年テレビアニメ10選をやってみた。 ①「ViVid Strike!」1話「フーカ・レヴェントン」 脚:都築真紀 絵コンテ:西村純二 演出:菱川直樹 作画監督:柴田志郎、中西和也 総作画監督:橋貴吉 私にとって今年は「ViVid Strike!」だった。 広島弁を使いやさぐれたフーカに昭和のテイストを感じた。 なのはシリーズが新境地を開く手応えを感じさせた仕上がりだった。 ②「ViVid Strike!」4話「リンネ・ベルリネッタ」 脚:都築真紀 絵コンテ:西村純二 演出:吉田俊司 作画監督:平田賢一 飯島友里恵 柴田志朗 総作画監督:新垣一成 1話のインパクトを超えることは難しいなと思っていたら、軽々超えてしまった衝撃回。 リンネをいじめる3人娘の執拗性や暴力性の酷さもさることながら、 報復するリンネの暴力性が彼女たちをはるかに上回る展開に

    話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選
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    dododod 2016/12/24
  • ViVid Strike! -幼馴染が格闘技を通して再び寄り添う物語

    肋骨が砕け 歯が吹き飛ぶ(歯も記号的ではなく、リアルな形にしているなぁと。) ※鼻血が滴りが無くてすいません 放送開始前にこのコメントを残した監督の目論見通りとなった。 美少女ものではあまり見られない、血や肉が凄惨に交じり合う展開があることで ViVid Strike! は格闘技モノとして珠玉の出来栄えとなったと思う。 フーカとリンネ。 心が離れてしまった幼馴染の二人が、格闘技を通して再び心を通わせる。 リンネはおじいちゃんが死んで心を閉ざしていた。 ただ格闘技を始めたことがリンネの心を救った。 心を救ったキッカケはフーカだったが、リンネは自力で自らを許せる境地に至った。 リンネが格闘技を選んだ選択もあながち間違いではなかったのがよかったなぁと。 拳で交えてでしか理解できないこともある。 「リリカルなのはシリーズ」のなのはVSフェイト以来の伝統でもある。

    ViVid Strike! -幼馴染が格闘技を通して再び寄り添う物語
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    dododod 2016/12/11
    ”肋骨が砕け””歯が吹き飛ぶ信頼できる”アニメ
  • 「この世界の片隅に」感想-当たり前に生きる意味とは

    はじめに こうの史代:原作、片渕須直監督の「この世界の片隅に」を鑑賞。 あっという間に2時間が過ぎた至福の体験だった。 「この世界の片隅に」の原作は未読だが「夕凪の街 桜の国」は読んでいた。 「夕凪の街 桜の国」を読んだ時、重い題材とは裏腹の軽やかで繊細な筆致に 強烈な印象を受けたので、映画は腹を括って見に行ってきた。 また「この世界の片隅」はクラウドファンディングによって 資金調達した作品という点でも進展を興味深く見てきた。 参考:片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援 上記参考記事でもわかるように、難産を極めた製作だったようで、 完成に辿りついた事に素直に祝福したい。 さて映画の感想。 まずこうの史代さんの繊細な筆致、独特の等身やフォルムといった 絵や線を再現したかのような柔らかいアニメーションに感動した。 主人公のすずのどこか抜けた行動が、柔ら

    「この世界の片隅に」感想-当たり前に生きる意味とは
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    dododod 2016/11/16
  • 「響け♪ユーフォニアム2」 5話の演奏・水玉模様・みんな

    響け♪ユーフォニアム2 5話を視聴。 いよいよ関西大会。 前半は大会に向けて否応なく心が動く部員達を描き 後半は大会での「三日月の舞」の演奏。 北宇治高校吹奏楽部が全てを出し切った 約7分間の演奏にただただ酔いしれることができた芳醇な体験だった。 全国を目指す部員たちの気持ちと 一視聴者である私も全国に出場してほしい気持ちがシンクロし、 演奏中は影で見守る部員たちと同じように祈るような気持ちで見ていた。 演奏をアニメーション的に完璧にやり切り 高揚感に包まれながらの全国大会出場が決まるカタルシス。 絵と音がシンクロする気持ちよさを存分に描ききっていた この演奏をTVシリーズで見られたのは驚嘆するしかなかった。 また前もって久美子のために吹くと宣言した麗奈のソロは、 当に久美子のために吹いていたかのように感じられた。 他の部員は知らない、麗奈と久美子の秘密を 視聴者も共有しているように感じ

    「響け♪ユーフォニアム2」 5話の演奏・水玉模様・みんな
  • キャラの名前から考える「聲の形」

    はじめに 「聲の形」について。 漫画原作は2014年に完結しているので既に指摘されていることばかりだと思うが、 キャラの名前と作の関係性について、まとめてみたい。 ① 聲 声=作のテーマを表す文字 音の声には留まらない。 音読みで「ショウ」とも読むが、 この場合石田将也の「ショウ」、西宮硝子の「ショウ」の読みと符合する。 聲の文字の左上部分の「声」は 石板をぶらさげてたたき音を出す楽器、殸(けい)の象形。 作と照らし合わせると、 石版から石田将也に繋げられる。 下半分の耳は、耳が聞こえない西宮硝子にそのまま当てはめられる。 聲という文字自体から、石田翔也と西宮硝子を接続しているようにも見える。 ② 石田 将也 石田将也の「将」は「将軍」という文字もあるように、 作の集団のリーダー(的)を示しているようにも思える。 音読みでは「まさ」と読み、「これから…しようとする。」という意味があ

    キャラの名前から考える「聲の形」
  • 喪失と結びから観る「君の名は。」

    大ヒット映画新海誠監督「君の名は」。 作では幾度と「結び」というキーワードが語られる。 そして新海作品に通じる「喪失」の物語であった。 今回はこの「結び」「喪失」から「君の名は」を考えてみたい。 「結び」のモチーフ性 まず空の上で二つに別れた 彗星の軌道(動線)こそ、 瀧と三葉の二人の「結び」の最たる象徴だった。 ※上の画像が象徴的。 また瀧と三葉でやり取りされた携帯端末のやり取り ※LINE-線-糸 糸守という「糸」の名前。 三葉が瀧に飛騨から東京へ迎う間で生まれる動線、 瀧と三葉が互いを探しに、糸守のご神体ですれ違う動線 ※動線を糸に見立てる 物語最後で、瀧と三葉が互いに乗る電車ですれ違うのも、 電車を糸として見立てれば、全て「結び」の一種だと思う。 幾度も幾度も、携帯端末、二人の動線、電車、といった「結び」を通して 瀧と三葉が、組糸のように繋がっていく物語であった。 瀧の腕に付け

    喪失と結びから観る「君の名は。」
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    dododod 2016/08/28
    ”結び”
  • シン・ゴジラ 感想-ゴジラとは核と映画製作

    シン・ゴジラを見る。面白かった。 キャッチコピーの「現実(ニッポン)と虚構(ゴジラ)」通りの作品。 東京の破壊描写、そして自衛隊とゴジラの戦いのすごさに 涙を流しすぎて鼻水まで垂れてきてしまった。 特に後半のヤシオリ作戦での、土木作業車の大群。 新幹線や電車自体が爆弾になってゴジラに突撃する描写では ただただ、かっこいいと涙を流しながら見ていた。 ゴジラが起こす東京の破壊に 「もっと破壊を見たい」というカタルシスを感じつつ 一方で「これ以上日を壊さないでほしい」という 矛盾するような二つの感情を抱きながら見ていた。 現実としては東京の破壊はないことに越したことはないのだが 虚構を楽しみたい観点に立つと、東京の破壊を見たくなる。 一つの感情だけ物語を感じるではなく 複数に抱く感情で同時に揺さぶられる点が、 シン・ゴジラの凄さだったと思う。 庵野監督と樋口監督とゴジラ ゴジラを引き受けた庵野

    シン・ゴジラ 感想-ゴジラとは核と映画製作
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    dododod 2016/07/31
  • 「甘々と稲妻」と美味しいご飯

    美味しいご飯をべれば幸腹になれる。 おかずに手間を加えても、肝心なのはご飯の美味しさ。 当に美味しいご飯なら、ご飯だけでもペロリとべられる。 そんな物語が見られたのが「甘々と稲」。 ご飯を美味しそうにべるつむぎ。 子供(つむぎ)にこんな美味しそうな顔をされたら、 親からすれば、心動かさずにはいられないだろう。 ※親視点で見ていました… 炊き上がった瞬間の米が立っているシーン。 この絵を見ながら「米が立っていて美味しそう」と感動した。 べ物が美味しそうに見えるかそうでないかは 描き手の資質による部分が大きいのだが、 「甘々と稲」の場合は美味しく見える方。 あとはつむぎがご飯をべるシーンが良かった。 口の動かし方が上手いなぁと。 あと感動を全身で表しているのも良い。 何より美味しそうにべているのを見ると、 こっちまで美味しいご飯をべたくなってしまう。 1話はつむぎも公平も味

    「甘々と稲妻」と美味しいご飯
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    dododod 2016/07/07
  • 「ラーメン二郎」が登場したアニメの紹介

    「スペース☆ダンディ」2話を視聴。 内容的には宇宙ラーメンべ歩き人情紀行みたいな内容だったが、 その中で注目したいのが「ラーメン二郎」をモチーフにした 「ラーメン三郎」が登場していたこと。 ラーメン二郎がそこそこ好きな私は、ラーメン二郎ネタにどうしても反応してしまう。 今回の記事では私が知っている範囲で、 「ラーメン二郎」が登場したアニメ作品を取り上げていきたい。 ①「真・恋姫†無双~乙女大乱~」4話「魏延、一目ぼれするのこと」(2010年4月~) 脚:雑破業 絵コンテ:藤原良二 演出:井上茜 作画監督:大田謙治 総作画監督:平塚知哉 私がアニメで二郎ネタを初めて見た作品が「真・恋姫†無双~乙女大乱~ 第4話」だ。 架空の世界、しかも中国の三国志をモデルにして 英雄豪傑を女体化した恋姫無双にも関わらず そんな世界で現実世界のラーメン二郎を出してきたのが、素晴らしい。 このネタを仕込んだ

    「ラーメン二郎」が登場したアニメの紹介
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    dododod 2016/06/14
  • 「戦姫絶唱シンフォギアGX」のキャラクタードラマへの期待

    「戦姫絶唱シンフォギアGX」2話を視聴。 1期からとても好きな作品であり、今期も期待していた作品であった。 さて2話まで見た印象ではあるが、 1話がキャッチーな部分で従来のファンの心を掴み、 2話で響やマリアといったキャラクターのウェットな部分を 描いて物語を展開していたように見えた。 アクションとライブシーンで魅せる1話 1話Aパートはまずキャッチーポイントであるダイナミックなアクションで見せる。 山の標高を変え、街を次々に壊す展開を見せることで、勢いよく畳み掛ける展開。 見せ場の連続で構成し、シンフォギアのアクションの醍醐味を堪能させる。 次に、アクションと並ぶもう一つのキャッチーポイントであるライブシーン。 翼とマリアのライブを見る限り、シリーズを重ねるごとに クオリティの底上げが行われていることを感じさせた作画と演出だった。 Bパートでは謎の敵と戦うアクションを描き、 アクション―

    「戦姫絶唱シンフォギアGX」のキャラクタードラマへの期待
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    dododod 2015/07/15
  • 「響け!ユーフォニアム」の組織論ー拍手をしない部員達の心理について

    はじめに 「響け!ユーフォニアム」11話で秀逸だったのは、 再オーディション時に、どちらがソロにふさわしいか、 滝先生が演奏後の拍手で決めようと提案したのに、 結局は麗奈と香織のどちらにも拍手をしない部員達の描写。 私は、この部員達の描き方に色々感じてしまった。 拍手をする人、しない人 まず拍手をしないというのは、正しい言い方ではないのかもしれない。 拍手ができなかったという方が正しいのかもしれない。 おそらく多数の部員達が拍手をできなかったのは、 どちらにも与することができないという気持ちが、 部員達の中で支配していたからだろう。 明らかに、両者の演奏後の場の空気や部員の反応を見る限り 麗奈の演奏の方が香織を上回っている事は確かだ。 香織の最大の支持者の優子ですら、麗奈の演奏に観念していた。 だからといって、部員達が麗奈に拍手を送ることをしない。 それは麗奈に与する動機が殆どの部員にはな

    「響け!ユーフォニアム」の組織論ー拍手をしない部員達の心理について
  • 失われた何か 「Gのレコンギスタ」5話の画面作りの面白さ-シリアスとユーモアの混在

    はじめに 「Gのレコンギスタ」5話を視聴。 作ではGセルフを巡り、 キャピタルアーミィと宇宙海賊(実質はアメリア軍)が争っている。 キャピタルアーミィ側はベルリ・ゼナム達の救出を口実に 新しいMSを次々に投入させて、クンパ大佐は力を得ようとしている。 宇宙海賊はキャピタルタワーの占領と、宇宙への進出が目的のようだ。 スコード教への疑問もあるようだ。 こうした不安定な情勢下の世界。 カーヒル大尉を始め、前回4話のデレンセン大尉が 自分の部下を7人死なせた事を悔やむ描写を含め、お互いに戦争をやっている。 作のベースにあるのは、人が死ぬシリアスでハードな世界観である。 しかしシリアスでハードな世界観ながら、作はそれだけではない柔らかさがある。 それはキャラクター達が生きること、自分の信念に前向きに生きていること。 例えるなら、EDの「Gの閃光」の歌詞のように、みんな生きている。 次に編中

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    dododod 2014/10/27
  • 全力でふざける「健全ロボ ダイミダラー」が熱く面白い9つの理由

    「健全ロボ ダイミダラー」が面白い。 今回の記事では作が熱く面白い理由を9つ紹介してみたい。 公式HPが面白い http://penguin-empire.com/(TVアニメ「健全ロボ ダイミダラー」公式サイト) インターネット黎明期にありそうな、懐かしさをも感じさせるページ構成。 作品のコンセプトの一つであろう、古きロボットアニメの再現を表現している。 主題歌がカッコイイ 遠藤正明さん率いる遠藤会(遠藤正明、bamboo、やまけん、鷲崎健)が歌う 「健全ロボ ダイミダラー」も作に彩りを添える名曲。 健全ロボと言いながら、ミダラ、ミダラと繰り返す歌詞は心地よい。 健全的なエロ ダイミダラーの、おっぱいを揉む、おっぱいを見せるといったエロは カラッとしているのが、健全的で心地よい。 健全的なエロ、男のリビドーに忠実的であり続ける態度も 作のルーツで古きロボットアニメの始祖たる永井豪の

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    dododod 2014/04/20
    ”「人類にひどい迷惑をかけていた」”
  • 「少女革命ウテナ」における七実回の重要性。あるいは緊張と緩和。

    「少女革命ウテナ」の七実回、もしくはギャグ回の重要性について語ってみたい。 私が「少女革命ウテナ」の面白さにのめり込んだのは 16話の「七実のカウベル」から。 16話は七実が良いファッションだと思い、自分の首にカウベルを付ける展開。 そしてカウベルに引っ張られるように七実は牛化し、結局はウテナに倒される。 比喩ではなく七実が牛になってしまうのだから恐れ入る話だ。 「身なりは人を変える」という風刺的な意味合いを突きつけた話。 それ以上に「少女革命ウテナ」は時と場合によっては キャラクターが牛にもなれる揺るがぬ事実を突きつけた。 ウテナの発想の自由さと飛躍性に強く心を惹かれた。 緊張と緩和、あるいはシリアスとギャグ ウテナは、キャラクターの感情・内面を鋭く描く。 一方で七実が活躍する「カレーなるハイトリップ」「七実のカウベル」「七実の卵」は 発想の飛躍がすさまじいギャグものだ。 ウテナはシリア

    「少女革命ウテナ」における七実回の重要性。あるいは緊張と緩和。
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    dododod 2014/02/23
    ”カウベルを付けて牛になる七実は、男装して王子様を気取るウテナの写鏡でもある。”
  • 「ドキドキ!プリキュア」48話のGガンダム感、セーラームーンメソッドについて

    ドキドキ!プリキュア48話を視聴。 今回の物語の展開は キングジコチューの体内に取り込まれているトランプ王国の国王救出のために キングジコチューの内部への突入を決心するプリキュア達とレジーナ。 プリキュア達の奮戦、そしてマナの強い想いがドラマを盛り上げる。 シリーズのクライマックスを感じさせる展開だ。 そんな今回、キングジコチューに取り込まれていた国王だが、 この取り込まれる描写があるアニメを彷彿とさせた。 (※機動武闘伝Gガンダム49話「Gガンダム大勝利! 希望の未来へレディ・ゴーッ!!」より) それは「機動武闘伝Gガンダム」だ。 まるで国王は、デビルガンダムに取り込まれるレイン・ミカムラみたいな感じで描かれている。 しかも ジコチュー細胞まで出てきて、まるでDG細胞が実体化した存在のように思える。 (姿形はチャージマン研のジュラル星人っぽくもある) こうした「Gガンダム」を彷彿とさせる

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    dododod 2014/01/19
  • 「革命機ヴァルヴレイヴ」の悪意。そして何が革命されたのか

    革命機ヴァルヴレイヴ最終話を視聴。 今回の記事では、編で描かれた「悪意」とタイトルにも使われる「革命」について考察する。 まず「悪意」について。 冒頭、エルエルフがジオール総統の喉元を切り裂き、ドルシア総統がマギウスである真実は 一時は世界を暴いてみせたが、「101人評議会」の情報操作によって隠蔽される。 まるでドルシア総統の傷口が塞がるように隠蔽される。 一方、その後に起こった各地のクーデターは「101人評議会」によれば真実もあったようだが、 デマゴギーによる悪意ある扇動が主であったようだ。 この嘘にまみれた扇動の方がエルエルフ達の行動より「101人評議会」を恐怖させた。 (※この蜂起もエルエルフの情報がキッカケではあったが) つまりヴァルヴレイヴ最終話は、真実より嘘も含まれた悪意の方が 人々を動かしてしまう(悪意の拡散)ことを描いていた。 こうした人々の悪意を上手くヴァルヴレイヴは上

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    dododod 2013/12/28
  • 「物語シリーズ セカンドシーズン」23話の80年代風OPの意図-過去と現在を繋ぐ新房昭之

    はじめに 〈物語〉シリーズ セカンドシーズンの第23話のOPを見てビックリした。 いきなり80年代のテイストのOP映像と曲だったからである。 今回はこの事について触れてみたい。 80年代のTVアニメの象徴「上條修」というクレジット まずこのOP映像で驚いたのは、 キャラクターデザインに上條修さんがクレジットされていたことだ。 上條修さんといえば 「宇宙戦士バルディオス」「特装機兵ドルバック」のキャラクターデザインであり 「戦国魔神ゴーショーグン」「ミンキーモモ」「超獣機神ダンクーガ」の作画監督といった 80年代の葦プロダクション(現:プロダクション・リード)制作の アニメ作品を支えてきた、ミスター葦プロともいえるベテランアニメーター。 その人がなぜ、このOPに。 ただOP映像を見ていると、その意図もわかる。 それは、上條修さんという80年代のアニメ(特に葦プロ作品)に クレジットされた名前

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    dododod 2013/12/09
  • 満たされない物語と円環の理-「劇場版魔法少女まどかマギカ」考察

    「劇場版魔法少女まどかマギカ-新編 反逆の物語」を鑑賞。 TVシリーズのまどかマギカに続く新しい物語として面白かった。 TVシリーズではいきつくところまで物語を描いたように感じたが、 映画ではTVシリーズのその先の物語が描けたという点に感動した。 ※ネタバレ要素が多いので、編を未見の方はご注意ください。 暁美ほむらは何に反逆したのか 副題に「反逆の物語」とあるが、反逆したのは暁美ほむら。 反逆する対象は、まず自分自身で作り出した妄想的な閉鎖世界であり、 その次に円環の理と言われる鹿目まどか、 そして鹿目まどかが書き換えたあとの世界だ。 これは暁美ほむらが自分にとっての鹿目まどかを取り戻す戦いでもある。 他のキャラクターが、世界がどうなろうとも、おかまいなし。 そんな暁美ほむらを描くために、 作では円環の理を象徴すると思われる円/円状のモチーフが多用される。 繰り返される円環の理を象徴す

    満たされない物語と円環の理-「劇場版魔法少女まどかマギカ」考察
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    dododod 2013/10/28
  • キルラキルとヒエラルキーの関係、そしてグレンラガン。

    そもそもキルラキルというタイトルの意味は何なのだろうか。 まずこのタイトルについて考えてみたい。 ヒントは、以下の画像が象徴するように ヒエラルキーである。 まずヒエラルキーを逆から読むとキルラエヒとなる。 ここから「キルラ」を抜き出し、 そして作の重要なモチーフであろう、切る・斬る・着る=キルを加えて タイトルを「キルラキル」にしたと推測している。 もしくは斬る裸着る=キルラキルなのかもしれないけど。 ヒエラルキーを意識した描写については、 他にも編で、生徒会長側は高みの存在である上層、 主人公側は地を這い蹲る下層という ヒエラルキーを意識した位置関係を描いている。 また今後の展開としては、 下層の主人公の纏流子が、上層である生徒会メンバーに戦いを挑み 徐々に上に登りつつ、生徒会長と再び戦う展開が予想される。 つまりキルラキルというタイトル名の意味は、 纏流子が学校内の生徒会長を頂点

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    dododod 2013/10/07
  • 表舞台のショーコ・裏舞台のハルトという視点でみる革命機ヴァルヴレイヴ10話

    革命機ヴァルヴレイヴ10話を視聴。大河内脚炸裂といったところだろうか。 作は大きく分けて二つの舞台がある。 一つは戦争や今回の選挙といったように 華やかなでかつ光のあたる舞台で物語が進行する表舞台。 この表舞台で活躍するのは、指南ショーコ。 例えば4話の生徒たちに独立を促した場面などは表舞台の典型例だろう。 もう一つはハルトが吸血鬼化する時や、 もしくは華やかな舞台の裏で起こる きな臭い展開、暗躍している展開。いわば裏舞台。 この裏舞台にいるのが、エルエルフであり、時縞ハルトだ。 そして光があれば闇があるというように、二つの舞台が絡まり合い物語は進行する。 今回は、表舞台のショーコと裏舞台のハルトが 時には重なり、時には割かれる関係性/展開が面白かった。 例えば冒頭のエルエルフと貴生川タクミのやりとりは、後者の裏舞台だ。 華やかな舞台とは裏腹で起きている物語の進行。 裏舞台は暗い場面で

    表舞台のショーコ・裏舞台のハルトという視点でみる革命機ヴァルヴレイヴ10話
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    dododod 2013/06/16