かつての大晦日といえば、レコード大賞と紅白歌合戦が国民的な関心事だったが、今やさっぱり盛り上がりに欠ける状況だ。そんな状況の中で民放の中では最強のコンテンツを持っているのが、昨年、視聴率3冠をフジから奪取した日テレである。 『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の大晦日スペシャル「絶対に笑えない○○シリーズ」は、今年で7回目を迎える。ダウンタウンら出演者が、そこかしこに仕掛けられた「笑いのトラップ」に必死で耐えるというバラエティで、今年のテーマは「熱血教師」、つまり「学校」が舞台だ。視聴率は15%超と安定しており、大晦日の風物詩として定着している。日本テレビ社員がいう。 「普段の『ガキ使』の視聴率は苦戦しているが、大晦日のこの企画のために1年無理して続けているといっていい。番組をまとめただけのDVDも飛ぶように売れる。とにかくオイシイ番組です。幹部は“何十年でも続けたい”と真顔で