ありがちな本とも言えますが、個人的にはやはり面白いです。 このような本は、天才になりたくて読むというわけではないし、天才の意外な一面を知りたいから読むというものでもありません。 そうではなくて、いちおう名前くらいは知っている人の仕事の内実を垣間見ることで、少々自分のモチベーションを刺激するのに使います。 161人の仕事に関する話が収録されています。 その大半は、明らかに聞いたことのある人か、どこかで聞いたことのある人です。 前者としてはベーコン、モーツァルト、フロイト、アインシュタイン、村上春樹、カント。 後者としては、トロロープ、マティス、ボズウェル、サティ、ガーシュウィン、グールド、オコナー、ウッドハウスといったあたりです。 仕事をするのは大変だ 他人の仕事ぶりで意外と意欲を挫かれるのは、ラクラク仕事をこなしているように見える時です。 人がラクラク仕事をやっているからと言って、その人を