2011年4月6日のブックマーク (3件)

  • 東日本大震災:福島第1原発事故 原発の問題点を聞く/上 /京都 - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災で発生した東京電力福島第1原発の事故。放射性物質の流出や拡散は多方面に巨額の経済的被害をもたらし、他の電力会社も含めて安全対策の大幅な見直しを迫られている。事故前からエネルギーの費用計算で原発政策の問題点を指摘し、昨秋に原子力委員会で識者として提言した大島堅一・立命館大国際関係学部教授(経済学)に原発に関する問題点などを聞いた。【聞き手・太田裕之】 ◇事故前から最も割高--大島堅一・立命館大教授 --まず、原発費用の分析結果は? ◆原発では、(1)発電に直接要する費用(燃料費、減価償却費、保守費など)の他に、(2)原発に特有の「バックエンド費用」(使用済み燃料再処理費、放射性廃棄物処分費、廃炉費)(3)国からの資金投入(開発・立地のための財政支出)(4)事故に伴う被害と被害補償費--を考える必要がある。 (1)(2)は料金原価に算入されており、この合計を発電単価とする。電力9社

  • ララビアータ:暴力について - livedoor Blog(ブログ)

    内田樹氏は、『ためらいの倫理学』の中で、「私は戦争について語りたくないし、何らかの「立場」も取りたくない」(p−18)と述べている。それは、NATOによるユーゴ空爆に対して、スーザン・ソンタグがきっぱりと支持を表明したことに対する批評の言葉である。氏の批評の中には、耳を傾けるべき重要な論点がいくつか含まれている。たとえば「現場を直接経験した、または目撃した人間には、それについて語り、判断すべき何らかの特権的資格がある」かのように言いたて、その体験者でない者たちの言説を抑圧することは、許されないといった論点である。 しかし、内田氏の主張はそれにとどまらない。たとえば、次のような記述が特徴的である。 「誰か」が戦争を始めた。「誰か」が戦争を終わらせるべきだ。問題は「誰か」を特定することだというロジック…このあまりに分かりやすい図式には一つだけ欠点がある。それは「主体」たちは、絶対に自分が「邪悪

    dohenkutsu
    dohenkutsu 2011/04/06
    "敵・味方の線引きをすることそれ自体が暴力なのであって(…)我々が何らかの「武装闘争」を演じて見せるとしても、それはこの線引きを際立てるためのパフォーマティヴな儀式にすぎない。"
  • 原発ジプシー[増補改訂版]

    ■オリジナル完全収録『原発ジプシー』は書だけ! 『原発ジプシー』(増補改訂版)は旧版の文を完全収録した上で加筆・修正を施しており、今回文庫版で消された事実も全て収録しております。 加えて、やはり今回文庫から削除されてしまった1984年版の「文庫あとがき」も書に掲載。公表をためらわせるほどの実情を包み隠さず伝える肉薄の書! 隠された部分にこそ、著者が当に伝えたい原発の問題点があります。 ■「ジプシー」という言葉について 書では今日使用を慎んでいる表現を隠蔽することなく収録しております。当時の現場労働者たちの肉声を記録し、その実態や問題意識を霞ませることなくお伝えするため、書「跋文」で著者は「原発ジプシー」という表現について言及し、「歴史的な意味をもったことば」「他のことばに置き換えたり、はたまた消し去るなどしてしまったなら、それはあきらかに歴史=時代に対する改竄であり冒涜」と述べ