『できる人はダラダラ上手』-編集者の自腹ワンコイン広告最新の脳科学で解明される「何もしないこと」の効用! 仕事で行き詰まったとき、気分転換に散歩したり、ちょっと休んでダラダラしているうちに、よい方法がひらめく――。本書は、誰しも思い当たる、この体験を脳科学や複雑系、心理学などから科学的に解き明かそうとした意欲的な作品です。 北欧出身で脳神経科学を研究する著者のアンドリュー・スマートは、人間が休息しているときに活性化する「デフォルトモードネットワーク」という脳機能の研究に着想を得て、「何もしないこと」の効用を探っていきます。 デフォルトモードネットワークは、「脳のオートパイロット機能」とも呼ばれ、飛行機の操縦にたとえられます。何もせず脳を休ませるとその機能が作動し、脳内ネットワークが自律的につながり、新しい発想の世界へと導いてくれるのだとか。何やら謎めいていますが、自己組織性や複雑系に関心が