日経新聞が伝えるところによると、米ゼネラル・エレクトリックと日立製作所の合弁企業がウランのレーザー濃縮秘術を実用化、商用プラントの建設を計画しているそうだ(元ネタと思われるThe New York Times記事)。 この技術により、トン単位のウランを製造できる濃縮プラントを10億ドル程度のコストで建造できるようになるという。現在、濃縮ウランのコストは1ポンド(約454g)あたり1000ドルを超え、銀よりも高い(金よりはやや安い)レベルとのことだが、このプラントが実用化されればより低いコストで濃縮ウランを製造できるとして、業界では期待されている模様。 ただし、濃縮ウランは核兵器にも利用でき、この技術が流出した場合より容易に核兵器を製造できるようになってしまうという危険もある。