ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (4)

  • 経済成長率の1%上昇は暴動を5%減らす - himaginary’s diary

    という結果をインドのヒンズー教徒とムスリム教徒間の争いについて報告した論文が出ている(Mostly Economics経由)。 以下はその要旨。 Most studies of Hindu–Muslim riots in India have tended to emphasize the effects of social, cultural, or political factors on the occurrence of ethnic violence. In this article, the authors focus on the relationship between economic conditions and riots. Specifically, this article examines the effect of economic growth on the

    経済成長率の1%上昇は暴動を5%減らす - himaginary’s diary
    dongfang99
    dongfang99 2011/11/12
    事例が特殊であまり一般化できない気も。「群衆デモ」まで入るなら、安保や天安門など高度成長のど真ん中で起こることが多い。
  • 緊縮政策は暴動を招く - himaginary’s diary

    ワシントンブログで知ったが、Hans-Joachim VothとJacopo Ponticelliという二人の経済学者が表題の主旨の論文を書いたという*1。両者はvoxeuにもその概要を投稿しており、既にEconomist's Viewが(The Irish Economy経由で)取り上げているほか、日語ブログではこちらのサイトで紹介されている。 著者たちはvoxeuで自分たちの得た結果について以下のように書いている。 One key determinant of the level of unrest should then be the scale of government expenditure cuts. We assemble cross-country evidence for the period 1919 to the present, and examine the

    緊縮政策は暴動を招く - himaginary’s diary
    dongfang99
    dongfang99 2011/08/14
    日本では緊縮財政派と財政出動派が「反消費税」で呉越同舟の共闘関係にあるという、まことに情けない状態なのですけども。
  • 地産地消は環境に良くない - himaginary’s diary

    とEd Glaeserがボストングローブに書いている(原題は「The locavore’s dilemma」;Economist's View経由)。 その理由は以下の通り。 2008年のカーネギーメロン大学の2人の研究者の調査によると、米国産の物の消費は一家計当たり年間8.9トンのCO2に相当する温室効果ガスを生み出す。そのうち物の配送から生み出されるのは0.4トンである。また、農作物の供給網上の輸送から生み出されるものの総計は一家計当たり年間1トンである。 我々は、配送を縮減することによる環境へのベネフィットと、物を必ずしも最適ではない栽培地で生育することによる環境へのコストを比較衡量する必要がある。例: 最近の英国での調査によると、英国産のトマトの消費はスペイン産のトマトの消費の約3倍の温室効果ガスを生み出すという。寒い英国でトマトを生育することによって費やされる余分なエネルギ

    地産地消は環境に良くない - himaginary’s diary
    dongfang99
    dongfang99 2011/06/21
    地産地消は本来、環境と言うよりはソーシャルキャピタルや地域自治の文脈で重要なのだが・・・。
  • 電力供給問題に関する一愚考 - himaginary’s diary

    今夏に東日が直面する電力の供給制約問題に関して、現在計画されているような需要サイドの単純な一律削減策ではなく、価格メカニズムを導入してはどうか、という提言が経済学者よりなされている(cf. ここ)。市場メカニズムの導入という点では確かにいかにも経済学的で、単純な数量割り当てに比べて経済全体の効率性を高める案のように思われるが、一方で、こちらで指摘されているような制度導入のコストのほかに、価格安定性の放棄という犠牲も伴う。以下に、その得失を簡単な表にまとめてみた。 制度 価格の安定性 数量の安定性 停電の抑止 市場メカニズム 供給制約無し ◎ ◎ ◎ × 数量割り当ての導入 ◎ ○ ○ × 価格メカニズムの導入 × ○ △ ◎ 1行目の従来の供給制約がほぼ無い状況下では、価格は原油価格の高騰といった外生的要因を除けば安定性を維持しており、停電が起きない場合に各需要者が必要とする電力(ここで

    電力供給問題に関する一愚考 - himaginary’s diary
    dongfang99
    dongfang99 2011/04/24
    そもそも市場価格に委ねていいかどうかの境界線は、それが個人の自由意思で拒否できるサービスかどうかにある。電力インフラを拒否して生きていけるわけがない。
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