最近の話題といえば「クラウド・コンピューティング」と「ネットブック」である。クラウドについては、マイクロソフトが法人向けのクラウドサービス「Microsoft Online Services」を4月に開始するなど、オンラインサービス分野への注目があらためて高まっている。 分散アプリケーション自体は計算機科学の分野では昔から研究されてきた。特に研究者が好む分野である。マイクロソフトのチーフ ソフトウェア アーキテクトであるレイ・オジーも、弱結合型の分散知的作業基盤の延長としてグループウェアの「Lotus Notes」を手がけ、その後のGrooveでは散々苦労したようだ。 過去、エンタープライズ分野ではグリッドもCORBAも必ずしも成功とはいえなかった。分散アーキテクチャを効率的に構築するのは難しいのだ。なのに、なぜいま、再び「クラウド」なのであろうか? 実はそこには「ネットブック」隆盛とも共
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