学校生活という世界 児童・学童期になってくると、大人になっても記憶に残っている場面が多くなります 社内の若手社員へのカウンセリングでも、この時期のトラウマを引きずるケースをよく見かけます 児童・学童期は学校生活という今までの家庭内だけの世界から、大きく社会が広がります この家庭とはまったく異なった集団の中で、自分の居場所を作り出そうとするのがこの時期の最大の特徴といえます 親以外の先生という目上があらわれ、仲の良い友達とも学力を徐々に競い合うようになり、社会の枠組みの中での生活していかなければなりません この時期の発達課題として重要なのが『劣等感との闘い』で、大人になってからもずっと引きずる可能性が強く、その後の性格に影響を与える問題といえます 児童・学童期の劣等感との闘い 学校という『集団』社会のなかに入ると、成績というものがつけられ、自分の努力を評価するものさしが出来ると同時に、成績に
