国立国会図書館で確認されたGHQの内部文書。「Executions,Japanese Prisons(日本の刑務所などにおける死刑執行)」と題し、「more humane death(より人道的な死)」を求めている 第2次大戦後、日本を占領していた連合国軍の総司令部(GHQ)の内部文書で、国内での絞首刑の執行方法が「不適切」と判断されていたことがわかった。人道上の観点から短時間で死に至らしめ、死刑囚の苦痛を減らすよう、日本政府の見解をただすと記載されていた。文書を見つけた関西大学法学部の永田憲史准教授は「日本の絞首刑が、60年以上前から問題点を指摘されていたことが裏付けられた」としている。 【写真】国立国会図書館で確認されたGHQの内部文書。「more humane death(より人道的な死)」のため、絞首刑の執行方法を変えるよう求めている 絞首刑をめぐっては、絶命するまで苦痛が長引く