高齢者による医療費の窓口負担を原則3割に拡大すべきという議論が、国で本格化している。人によっては負担が3倍にもなる、この議論の背景には何があるのか? 「薬代が1000円以上上がる」 福岡の街なかで高齢者に聞くと「1割負担が3倍になりますので、例えば1万円だったら、3万円になるんですよ」(70代・男性)。「豪華って感じで、たまに2人で出かけるんですけど」「こういうランチとかやめないかんね」(70代・女性2人組)。「僕の場合は、薬代が1000円以上上がるやろうね」(70代・男性)と一様に渋い表情を見せる。 この記事の画像(10枚) 高齢者たちから不安の声が続出しているのが『高齢者による医療費の窓口負担原則3割へ』だ。 4月に開かれた社会保障に関する会合で財務大臣の諮問機関が、高齢者による医療費の窓口負担を「可及的速やかに現役世代と同じ、原則3割にすべき」と提言したのだ。 現在の窓口負担は基本的

