写真はイメージ(撮影/写真部・関口達朗) 写真はイメージ(撮影/写真部・関口達朗) 高支持率を背景に、次々安倍カラーの政策実現に向けて加速する安倍政権。高支持率を支えるのはネット世代とも言われるが、 実は2千万もいるロスジェネは政治そのものに背を向け始めている。(編集部・太田匡彦) 自分が知る限り、地元で賛成している人はひとりもいない。 「なんで、そんなことができちゃうんだろう」 宮城県南三陸町が拠点の一般社団法人「復興応援団」代表理事、佐野哲史さん(39)は粛々と進む防潮堤計画をそう嘆く。 震災復興支援に携わるようになったのは、2007年7月の新潟県中越沖地震からだ。直前まで、民主党の若者対策の全国キャラバンで、運営責任者のひとりとして活動していた。社会や国をよくするために、若者と政治を結ぶ「懸け橋」に──そんな思いでキャンペーン運営を受託するかたちで携わっていた。 慶應義塾大学在学中の
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