4月にドローンを首相官邸に落下させた事件があったが、海外でもドローンによるテロに対する方針は定まっていないようだ。対策としてはドローンに対し飛行制限区域を設定するものがあるが、これはプログラムを書き換えることで対処されてしまう可能性がある。そんな中ドイツの防衛装備メーカーMBDAが、ドローン撃墜用のレーザー兵器を開発したそうだ(日経新聞)。 このレーザー兵器は4つの発射機から出されるレーザー光線を鏡を使って一本のビームにまとめ、自動照準システムを使って動き回る標的に当てる仕組みだという。パリ国際航空ショーで公開された動画によれば、わずか3.39秒で標的のドローンは中心部分から火を噴きだして地上に落下したそうだ。射程はまだ500メートルしかないが、今後性能を強化して5年以内に5キロメートルまで伸ばすとのこと。