あれは、ちょうど1年前、息子が3歳の頃だった。ボクの仕事がとても忙しく、スケジュールもパンパン。例えではなくて、寝る間も惜しんで仕事をしていた。 さて、この連載のタイトルに「ワンオペパパ」とある通り、ボクは兼業主夫だ。そのため多忙を極めたそのころも、掃除・洗濯・炊事といったほとんどの家事と育児も担当していた。「そんなの、自分が忙しかったら奥さんにやってもらえばいいじゃない」という声が聞こえてきそうだが、結婚以来14年間続けてきたボクのルーティン。忙しくても、何とかこなした。というか、「妻に頼む」という発想すらなかった。 くわえてその多忙を極めている「仕事」が、どうにも上手くいかない。努力の方向性を間違えているか、そもそも需要がないのか、どうにも上手くまわらない。それでも1日の大半を仕事に捧げるしかないという日々。そして大量の家事、そして育児。
![「子育てやめます」妻に宛てた一通の手紙。ボクはあの時、育児うつになっていた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7ca911daf1005b24733bf2222682b6dcf650f59c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c8b7f732400000a05a4decd.jpeg%3Fcache%3DAqXietsiiD%26ops%3D1200_630)