24日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の金先物相場は急落し、取引の中心である12月渡しが前日比104・00ドル(5・6%)安の1オンス=1757・30ドルで取引を終えた。下げ幅は1980年1月22日以来、31年ぶりの落ち込み。下落率も2008年3月中旬以来、3年5カ月ぶりの大きさとなった。 最近の相場上昇で高値警戒感が強まっており、米株高をきっかけに利益確定売りが膨らんだ。 7月の米耐久財受注が市場の予想以上に増加し、米景気の先行き不安がやや後退。投資家のリスク回避の姿勢が和らぎ、これまで逃避的に買われていた金の売り材料となった。 金相場は22日に初めて一時1900ドル台に乗せていた。(ニューヨーク共同)