生物が生きていくために、水はなくてはならない物質である。 例えば、体内で起こる化学反応はすべて、 水に溶けて初めて進行する。 また、栄養物やホルモンなどを溶かし、血液などの形で体全体に運搬するのも水である。このほか、体温を一定に保つ上でも水は重要な役割を果たしている。 では、1日に必要な水分は大体どのくらいなのか。 右の図のように、一般的な大人は1日に約2000〜2500ml の水分を体外に排出している。したがって、毎日その分を補給してやる必要があるのだ。なお、幼児の場合は 体重あたりの水分の出入りは大人よりも多く、体重10kgの幼児で1日1リットル分出入りしている。