■静脈栄養法適応の考え方 栄養評価を行って栄養療法が必要と判断した場合,まずは腸管が使用可能かを考えてから栄養療法の方法を考える,という手順となる(第6章-1,p.162参照).したがって,静脈栄養法(parenteral nutrition:PN)を選択するのは,経腸栄養法(enteral nutrition:EN)が実施できない場合,ということになる.しかし,経腸栄養法で十分な栄養投与ができない場合には静脈栄養法を併用する,という考え方もあることは重要であろう.現在,静脈栄養法は感染の危険があるから,バクテリアルトランスロケーションが発生する危険があるから,という理由で経腸栄養法一辺倒になっている傾向がある.もちろん,経腸栄養法を優先的に選択すべきではあるが,静脈栄養法をうまく併用したりすることも,適切な栄養療法を選択する場合には考えておくべきことである. ■静脈栄養法の種類 静脈栄養
