近年GNOME Foundationは、障害者ユーザによるコンピュータの利用を支援するためのユーザ補助機能に関心を寄せるようになっている。またMozilla FoundationもGNOMEの審議会に参加することで、GNOMEにおけるWebアクセス機能の向上および同プロジェクトの長期戦略に協力し、XUL開発プラットフォームとGNOMEとの統合促進を支援しつつある。しかしながらより重要な出来事は、GNOME Foundation、Mozilla Foundation、Novell、Google、Canonicalの協同出資により、GNOMEにおけるユーザ補助機能の充実化を目的とした50,000ドル相当の援助プログラムが立ち上げられたことであろう。 もっともある意味これらのアナウンスは、既に何年も前から行われてきた活動を単に後追い的に公式化しただけのものであるという一面も有している。例えばGN