縞が1本の木星=2010年9月1日、群馬県立ぐんま天文台の口径30センチの反射望遠鏡で撮影縞が2本の木星=2004年4月21日、群馬県立ぐんま天文台の口径30センチの反射望遠鏡で撮影 木星に異変が起きている。通常は、南北に2本の縞(しま)模様があるのに、5月から南半球の1本が消えたまま。 縞模様は、明るさの異なる雲が、高速の自転によるジェット気流で東西に流されてできるらしい。雲といっても成分はおもにアンモニア。消失理由はわからない。 東亜天文学会によると、完全消失は21年ぶり。このときは数カ月で再出現した。今月から観測好機とあって、世界の天文ファンが復活の日を注視している。