様々な分野で活躍する一流人が実践する健康管理術を紹介する本コラム。今回は、大手スポーツ用品メーカーであるミズノの水野明人社長(68歳)にご登場いただく。スポーツを通して人々の健康に貢献するミズノは、2016年には社内向けに『健康経営宣言』を行い、2018年には『健康経営優良法人』にも選定されている。その指揮を執る水野さんも、毎朝の運動習慣によって30年間同じ体型を維持するなど、健康管理に余念がない。1回目は運動と食事の秘訣について聞いた。 学生時代はバスケットボール部に所属していて、トレーニングもかなりハードでした。太ももがかなり太くなってしまい、筋肉が邪魔をして正座ができないほどだったんです。当時はズボンをウエスト長で合わせて買うと、太ももがパンパンで入らない。ですから、太ももが入るサイズを買って、ウエスト部分を詰めてはいていたほどでした。 ところが、社会人になって運動と縁が切れると、ど