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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (18)

  • 変光が止まったベテルギウス

    今年に入り増光が続いていたオリオン座のベテルギウスの変光が止まったと話題になっています。この状態がいつまで続くのか、この後どのような変光を見せるのか、目が離せません。 【2023年11月15日 高橋進さん】 オリオン座のベテルギウスは以前は、0.0等から1.3等ほどを主に400日ほどの周期で変化する「半規則型変光星」とされていました。ところが2019年末から急激に減光し、2020年2月には1.6等にまで暗くなって「大減光」「2等星に陥落」などと言われました。 この減光の原因については、大黒点によるものであるとか、超新星爆発の前触れであるとか様々な説が出されましたが、最終的には400日周期の変動とおよそ6年の周期の変動が重なったことと、大量の塵が放出されたことによる減光だと考えられています。 大減光の後、ベテルギウスはおよそ200日の周期で光度変化を繰り返しながらじわじわと光度を増していきま

    変光が止まったベテルギウス
  • 木星は太陽系の最古参

    鉄隕石に含まれる同位体の調査から木星の核の形成年代が初めて明らかになり、木星が太陽系内で最も古い惑星であることが示された。 【2017年6月19日 Lawrence Livermore National Laboratory/Institut für Planetologie, Universität Münster】 木星は太陽系で最大の質量を持つ惑星だ。その重力によって他の天体に大きな影響を与えるため、木星が太陽系の歴史においてどの段階で形成されたのかを知ることは、太陽系がどのようにして現在の姿に進化したのかを理解する鍵となる。木星は比較的初期に形成されたことがモデルから予測されてきたが、これまでその形成年代は明らかになっていなかった。 木星(提供: NASA) 米・ローレンス・リバモア国立研究所と独・ミュンスター大学・惑星学研究所の研究チームは木星の形成年代を明らかにするため、鉄隕石

    木星は太陽系の最古参
  • 「はやぶさ2」が地球スイングバイ

    【2015年12月3日 JAXA】 小惑星探査機「はやぶさ2」が12月3日(木)の夕方から夜にかけて、地球の重力を利用した軌道変更「スイングバイ」を実施した。「はやぶさ2」は日時間19時8分7秒ごろに地球に最接近し、ハワイ付近の上空3090kmを通過した。 NASA深宇宙ネットワーク局の支援を受けた探査機運用により、地球最接近後の「はやぶさ2」の状態は正常であることが確認されている。 プロジェクトチームでは地球スイングバイ後の「はやぶさ2」の軌道の計測と計算を行っており、探査機が目標とする軌道に入れたかどうかの確認には1週間程度かかる見込みとのことだ。 スイングバイ直前に「はやぶさ2」が広角の光学航法カメラ(ONC-W2)で撮影した地球。(左から右へ)撮像時刻(日時間)とおよその地球からの距離は、09:00(20万km)、12:00(15万km)、14:30(10万km)、16:00(

    「はやぶさ2」が地球スイングバイ
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    dowhile 2015/12/05
  • 2015年11月8日 細い月と金星が接近、火星が並ぶ - アストロアーツ

    天文ソフトで現象を再現 ステラナビゲータ 美しい表示と豊富な機能を誇る、天文シミュレーションソフトの決定版 屋外でも手軽に使える便利なモバイルツール iステラ iPhone/iPod touch用 iステラ HD iPad用 スマートステラ Android端末用 M+Stellar Windows 8用 観察方法や天体の解説、最新情報は雑誌やムックで 月刊「星ナビ」 天文現象の最新情報やギャラリーなど ビジュアル星空案内 宇宙を見る、識る、撮る 50のテーマで天体や宇宙を解説 DVDではじめる天体観察入門 天体観察の方法、器具の使い方をやさしく解説 製品情報 星ナビ 2024年9月号 8月5日 発売 華麗なるペルセ群流星 / スマホで #天文なう / 「長時間露光×大量スタック」で天体写真 / 歴史に刻まれた大彗星 / ドイツ・プラネ留学 / ほか ステラナビゲータ12 最新版 12.0f

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    dowhile 2015/11/02
  • 地球は先駆者、生命に適した惑星9割の誕生はこれから

    ハッブル宇宙望遠鏡と系外惑星探査衛星「ケプラー」などの観測データを基にした最新の理論研究から、生命が存在しうる惑星のうち9割以上はまだ作られていないという見積もりが発表された。46億年前に誕生した地球は、かなりの先駆者ということになる。 【2015年10月23日 HubbleSite】 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)などの観測データによって、100億年前の宇宙では現在よりも速いペースで星が作られていたことがわかっているが、当時使われた星の材料となる水素やヘリウムは全体量から比べるとわずかで、宇宙にはまだ多くの材料が残されている。したがって、未来の宇宙ではこれからも多くの恒星や惑星が誕生する。 一方、「ケプラー」による観測データを基にした見積もりでは、天の川銀河内に10億個もの地球サイズの天体が存在し、そのうちの相当数が岩石惑星であると推測されている。現在観測可能な銀河が1000億個以上あるこ

    地球は先駆者、生命に適した惑星9割の誕生はこれから
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    dowhile 2015/10/23
  • かつて火星には広大な海があった

    現在の火星の水を分析したところ、かつて火星には地表の2割を覆うほどの広大な海があったことがわかった。これまでの推測より長い期間にわたって大量に水が存在したことが示されている。 【2015年3月6日 ケック天文台】 原始の火星は水が豊富に存在し、生命に適した環境だったと考えられているが、水が実際にどれだけあったのか、いつどのようにして地表から消えたのかなどは、よくわかっていない。 NASAのGeronimo Villanuevaさんらは、米・ハワイのケック望遠鏡などで火星の大気に含まれる重水(重水素で構成される水)の割合を調べ、火星の地表から失われた水の量を探った。重水素に比べて軽い普通の水素は宇宙空間に逃げやすいので、普通の水に対する重水の割合が多いほど、大量の水が失われた、つまり大量の水が存在したということになる。 観測の結果、特に極域付近の水は重水の割合がひじょうに高く、現存するのはも

    かつて火星には広大な海があった
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    dowhile 2015/03/07
  • 地球のような惑星は、やはり太陽型星の周りに存在

    東京工業大学と中国・清華大学の研究チームが行ったシミュレーションによって、惑星の含水量をもとにして考えた場合、地球のような惑星は太陽くらいの質量の恒星に多く存在しそうだということが示された。 【2015年2月18日 東京工業大学】 生命が住める惑星(ハビタブル惑星)の探索は、現在、太陽の半分以下の質量のM型矮星に対し集中して行われようとしている。M型矮星では、太陽と同程度の質量のG型矮星にくらべ、ハビタブル惑星を検出しやすいと考えられてきたからだ。しかし、日中の研究者により、地球のような惑星を探すにはM型矮星は適さないというシミュレーション結果が示された。 NASAの衛星Suomi NPP衛星が2012年4月に取得したデータから作成された地球の画像(提供:NASA/NOAA/GSFC/Suomi NPP/VIIRS/Norman Kuring) 東京工業大学の井田茂さんと中国・清華大学のF

    地球のような惑星は、やはり太陽型星の周りに存在
  • 小惑星に「じゃこ天」命名

    1996年に発見された小惑星に、「じゃこ天」の名が付けられた。日の地名にちなんだ名称など約30個が新たに命名されている。 【2015年2月5日 国際天文学連合】 寒い冬、体も心もあったまるおでんやおそばに磯の香りをプラスする「じゃこ天」がついに宇宙に進出? 2月3日、これまで発見されていた小惑星に新たに付けられた32個の名称が発表され、「(202909) Jakoten」も新たに加わった。1996年にこの小惑星を発見した中村彰正さんが愛媛県在住であることから、同県の名産品を命名したようだ。日べ物にちなんだ小惑星としては、これまでに「たこやき」((6562) TAKOYAKI)や「しじみ」((29431) Shijimi)があるが、姿形が似ているからというわけではもちろんない。 国際天文学連合からリリースされた「小惑星回報」。名前の由来についての説明がある 今回命名された中で日に関

    小惑星に「じゃこ天」命名
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    dowhile 2015/02/06
  • 土星の200倍、巨大な環を持つ系外惑星

    430光年彼方の系外惑星が、土星の200倍という巨大な環をまとっていることが明らかになった。さらにその中では地球に匹敵する大型衛星も作られつつあるかもしれないという。 【2015年1月27日 ロチェスター大学】 2012年、ケンタウルス座の方向約430光年彼方の若い恒星J1407(1SWASP J140747.93-394542.6)に、土星のような環を持った惑星が見つかった。恒星の手前を惑星が通過する「トランジット現象」の観測データを調べたオランダとアメリカの研究チームが、2007年に57日間にわたって惑星の環によるとみられる複数回の減光が起こっていることをつきとめたのだ。 J1407bの巨大な環(イメージ図提供:Ron Miller) 研究チームによる新たな解析から、この惑星J1407bの環の巨大さが明らかになってきた。J1407bは木星の10~40倍の質量と考えられ、30個以上も重な

    土星の200倍、巨大な環を持つ系外惑星
  • 金星探査機「あかつき」が明らかにした太陽風加速

    金星探査機「あかつき」を利用した観測から、太陽から離れた場所でガスが加熱され、太陽風が加速されるメカニズムが明らかになった。 【2014年12月18日 JAXA】 太陽から吹き出す「太陽風」の流れは、太陽上層のコロナの100万度という高温によりプラズマが外向きに押し出されることで生じると考えられている。地球軌道ほどの距離で観測されるような時速約150万~300万kmにまで太陽風が加速されるためには、太陽表面からかなり離れたところでもガスが加熱され、高温が保たれる必要があるが、それがどのようにして実現するのか調べる手だてはなかった。 JAXA宇宙科学研究所と東京大学の研究者らは、2011年6月から7月にかけて金星探査機「あかつき」が外合(太陽をはさんで地球と反対側)の位置に来ることを利用し、「あかつき」から地球に向けて発信した電波から、太陽風のプラズマを伝わる細かい波動を探った。太陽観測衛星

    金星探査機「あかつき」が明らかにした太陽風加速
  • アルマ望遠鏡で探るガンマ線バーストの発生環境

    【2014年6月12日 アルマ望遠鏡】 アルマ望遠鏡の電波観測により、ガンマ線バーストが起こった数十億光年彼方の銀河から初めて分子ガスが検出された。銀河中の分子ガスと塵の意外な分布も明らかになり、宇宙最大級の爆発現象が由来とされるガンマ線バーストの発生環境を知る大きな手がかりが得られた。 ガンマ線バーストの周辺環境(CG図)。大質量星からの高速ジェットが観測者方向に向いていると、強い放射として見える。クリックで拡大(提供:国立天文台) GRB 020819Bの母銀河の観測画像。分子ガスをとらえた画像(左)は銀河中心部が明るく、塵をとらえた画像(中)はGRB発生領域(十字マーク)が明るい。右は参照用の可視光画像。クリックで拡大(提供:廿日出文洋(国立天文台)/ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)/Gemini Observatory) 「ガンマ線バースト」(GRB)とは、専用の監視衛星な

    アルマ望遠鏡で探るガンマ線バーストの発生環境
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    dowhile 2014/06/13
  • ガニメデ内部に多段重ねの海の層?

    【2014年5月7日 NASA】 宵の西の空に輝く木星には、地下に海があるとされる大型衛星が3つある。そのうちのひとつ、ガニメデの内部が、氷と水の層の多段重ねとなっている可能性がシミュレーション研究で示された。 木星の衛星ガニメデは、火星の4分の3ほどの直径を持つ太陽系最大の衛星だ。おなじく木星の衛星カリストとエウロパ、また土星の衛星タイタンやエンケラドスとともに、地下に海をたたえているとされる天体のひとつである。 ガニメデの場合は従来、2つの氷の層に液体の水の層がはさまれていると考えられてきた。だが今回、硫酸マグネシウムの塩の存在を考慮したシミュレーション研究から、さらに複雑なモデルが導き出された(画像)。 Steve Vanceさん(NASAジェット推進研究所)らの新しいモデルは、岩石のコアと、最大で3つの氷の層にはさまれた水の層から成る。圧力で水よりも高密度になった氷が沈んで天体深部

    ガニメデ内部に多段重ねの海の層?
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    dowhile 2014/05/08
  • 火星探査車キュリオシティ、フォボスがダイモスを隠す食現象を観測

    【2013年8月19日 NASA】 探査車「キュリオシティ」が、火星の衛星フォボスがもうひとつの衛星ダイモスを隠す現象のようすをとらえた。 火星の衛星、フォボス(大きいほう)とダイモス。リリース元でのようすを動画で見ることができる(提供:NASA/JPL-Caltech/Malin Space Science Systems/Texas A&M Univ. ) 火星の2つの衛星、フォボスとダイモスが重なって見える「現象」の経過を、NASAの探査車「キュリオシティ」が撮影した。火星地表からこの現象がとらえられたのは初めてだ。 8月1日に起こったこの現象はフォボスがダイモスの手前を通過したもので、1分足らずの間に撮影された41枚の画像をつなげた動画として公開されている。フォボスはもっとも長い部分が約27kmしかないが、撮影時のキュリオシティからの距離は6240kmと近いため、地球から見た

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    dowhile 2013/08/20
  • 星条旗は月面でも永遠? 探査機が撮影

    【2012年7月31日 LROC/Apollo Lunar Surface Journal】 1970年代のアポロ・ミッションで宇宙飛行士達が月面に立てたアメリカ国旗が今でも倒れずに残っている様子が、月探査機「ルナー・リコナサンス・オービター」によってとらえられている。 LROがミッション初期に撮影したアポロ17号(1972年12月)の着陸地点。クリックで拡大(提供:NASA/GSFC/Arizona State University) アポロ16号(1972年4月)の着陸地点。クリックで拡大(提供:NASA/GSFC/Arizona State University) 月探査機「ルナー・リコナサンス・オービター」(LRO)が2009年6月に打ち上げられる前、アポロ計画の着陸地点を撮影できるか、月面に残ったローバーや降下段、宇宙飛行士達が立てた星条旗が見られるか、といった質問が搭載カメラの

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    dowhile 2012/08/01
  • 伴星を溶かす毒グモパルサー

    【2012年3月22日 東京工業大学】 ガンマ線天文衛星「フェルミ」と国内外の望遠鏡の連携で、ガンマ線でしか見えない謎の中性子星が見つかった。この中性子星からの強力な風で、パートナーの恒星が蒸発しつつあるようだ。このような天体に通常見られる電波の明滅が観測されておらず、新種のパルサーという可能性もある。 「フェルミ」がガンマ線で見た宇宙。中央の明るい帯は天の川銀河、黄色の丸が今回観測された天体の位置。クリックで拡大(提供:NASA/DOE/Fermi LAT Collaboration) 観測から明らかになった「2FGL 2339.6-0532」の想像図。青で示された中性子星からの風が、小さな恒星(オレンジ色)を溶かしていく。クリックで解説つきで拡大(提供:OISTER) ガンマ線は人間の目に見える可視光に比べて100億倍以上の非常に高いエネルギーを持つ光(電磁波)の一種である。ガンマ線を

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    dowhile 2012/03/23
  • 探査機「ドーン」、小惑星ベスタに到着

    【2011年7月19日 NASA】 7月15日、2007年9月に打ち上げられたNASAの探査機「ドーン」が小惑星ベスタの周回軌道に入った。2週間の軌道調整の後、1年間の観測を開始する予定だ。 周回軌道投入後、1万5000kmの距離から初めて撮影されたベスタ。1ピクセルあたり約1.4km。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA) 7月15日午後2時ごろ(日時間)、NASAの探査機「ドーン」が小惑星ベスタの周回軌道入りに成功し、火星と木星の間にある小惑星帯天体の周回軌道に入った史上初の探査機となった。 現在地球から1億8800万kmのかなたにあるベスタは小惑星帯で2番目に重い天体で、直径は約530km。1807年に4番目の小惑星として発見され観測が行われてきたが、ドーンによる探査で初めて詳細な姿が見られることになる。 ドーン主任研究員のChr

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    dowhile 2011/07/20
  • 「はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH」映画館で公開スタート

    【2011年5月14日 アストロアーツ】 プラネタリウム番組「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」が映画化、5月14日から全国で上映が始まる。映画用に新しく編成された「HAYABUSA」で、1年前の帰還に思いをはせよう。 映画「はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH」より。クリックで拡大(提供:© 有限会社ライブ © 「はやぶさ」大型映像制作委員会) 試写会の後、上坂浩光監督によるトークショーが行われ、インターネット配信サイト「USTREAM」で生中継された(撮影:星ナビ編集部) オーストラリアの砂漠で「はやぶさ」の帰還を迎えた時の様子について、「『はやぶさ』の爆発の光は、僕らの影が地面に映るぐらい強いものでした」と、体験を語る上坂監督(撮影:星ナビ編集部) 2009年から公開が始まり、現在も全国で投影されている全天周番組「HAYABUSA -

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    dowhile 2011/05/15
  • 「はやぶさ」微粒子の鉱物組成を発表

    【2011年3月3日 LPSC2011】 小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子の、初期分析の結果の一部が3月7日から始まる月惑星科学会議(LPSC)で発表される。世界初の小惑星サンプルとみられる物質の鉱物組成が発表され、微粒子と普通隕石との対応を見ることができる。 1500個の微粒子のサイズ分布。横軸が最長寸法、縦軸がその個数。クリックで拡大(提供:中村氏ら(LPSC2011アブストラクトのpdf)。以下同) 複数種の鉱物が共存する微粒子の電子顕微鏡図。Olivineはかんらん石、Plagioclaseは斜長石、Troiliteはトロイリ鉱、Fine dustは微細な部分。クリックで拡大 アメリカのヒューストンで3月7日から3月11日にかけて行われる月惑星科学会議(LPSC)で、「はやぶさ」が昨年6月に地球に持ち帰った微粒子の初期分析結果の一部について報告が行われる。

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    dowhile 2011/03/03
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