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ブックマーク / academist-cf.com (4)

  • ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生

    生物考古学の発展 縄文時代や江戸時代など、過去の人びとの暮らしや生死を明らかにする研究分野というと、多くの方々は考古学や歴史学を思い浮かべるのではないでしょうか。そうした分野に加えて、生物考古学 (bioarchaeology)という研究分野があります。遺跡から出土した人骨や動物骨の形態を調べたり、DNAを分析したり、化学分析を実施したりなど、生物学や地球化学の手法を主に利用して、当時の人びとの生死、性、健康状態、集団構造など、考古学や歴史学上の研究課題に答えようとする分野です。 生物考古学の特徴のひとつは、そのアプローチの多様さです。ほかの分野の最先端の分析手法によって得られた知見を、考古学や文献史学の情報と組み合わせることで、従来の研究よりずっと鮮やかに、多方面から、過去の人びとの生き様を復元できるようになります。 今回、私たちは、同位体分析という手法を適用することにより、江戸時代の

    ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生
    dowhile
    dowhile 2017/01/05
  • 集団を絶滅させる”裏切りアリ”の謎に挑む – 京大・土畑重人博士

    「アリに学べ!ロボットの集団行動最適化プロジェクト」は、ロボット工学や情報工学、数理生態学など、さまざまな分野を専門とする研究者で取り組む異分野連携型のプロジェクトである。しかし、異分野連携型と言っても、実際どのような連携が行われているかをイメージすることは難しい。今回、プロジェクトのメンバーであり、進化生物学を専門とする京都大学・土畑重人博士に、ご自身の研究内容と異分野連携のメリットについて、詳しくご紹介いただいた。 ーはじめに、土畑先生の専門分野についてご紹介ください。 私の専門は、進化生物学です。たとえば、丸い形をしていたほうが、四角い形をしているよりも生き残る確率の高い生物がいるとしましょう。するとその生物では、世代交代のたびに丸い形が増えることになるので、最終的にはみんな丸い形をするようになるはずです。このように、環境に最も上手く適応できた生物の性質が引き継がれていく考えかたのこ

    集団を絶滅させる”裏切りアリ”の謎に挑む – 京大・土畑重人博士
  • 文学のなかの〈恐竜〉を求めて(前編)

    私の研究は英語圏文学で、包括的な関心としては、19世紀から20世紀初頭における動物の表象、動物の近代的諸制度に興味があります。現在は、『ユリシーズ』(Ulysses)などの著作で知られるアイルランドの作家ジェイムズ・ジョイス(James Joyce; 1882-1941)と動物の関わり合いを中心に研究を行っています。研究内容を紹介する上では複数の対象を思いつきますが、『ジュラシック・ワールド』(2015)と『シン・ゴジラ』(2016)の記録的な大ヒットのこともあり、今回は動物のなかでも最も遅く人類知に触れた古生物を選びたいと思います。そしてジョイスがある古生物に言及しているたった一行の糸口から、膨大な記憶や歴史文化、言説の一部を引き出すことで、文学研究という学問の魅力を伝えられればと思います。 *** ジョイスは決して恐竜や古生物に数多く言及する作家ではありません。だからこそ不思議に映る

    文学のなかの〈恐竜〉を求めて(前編)
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    dowhile 2016/10/18
  • academist (アカデミスト)

    第1回招待講演会の動画を公開しました! 石を焼成する彫刻家、伊勢崎寛太郎さんのオンライン講演会の録画を公開します。 なぜ焼くのか。焼かれた石はどうなるの...

    academist (アカデミスト)
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    dowhile 2015/02/10
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