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ブックマーク / www.jst.go.jp (15)

  • 機構報 第1551号:JSTのプレプリントサーバー「Jxiv(ジェイカイブ)」の運用開始~日本で初めての本格的なプレプリントサーバー~

    JST(理事長 濵口 道成)は、研究成果の迅速な公開とオープンサイエンス推進のため、未発表のプレプリント(査読前論文)をオープンアクセスで公開するプレプリントサーバー「Jxiv(ジェイカイブ)」の運用を2022年3月24日(木)に開始します。 研究成果の発表形態の1つである論文は、主に査読付き学術誌(ジャーナル)から出版・公開されますが、ジャーナルの出版プロセスでは査読やリバイスに時間が必要なため、投稿から公開までに、長いと数年もかかることがあります。このことから、研究成果の早急な共有が研究コミュニティーに求められたCOVID-19を1つのきっかけとして、近年、論文をジャーナルへ投稿する前、あるいは投稿と同時にプレプリントを公開することが急増しています。しかし、日には格的なプレプリントサーバーが存在しないこともあり、日からのプレプリントの公開はまだ少ないのが現状です。 そこで、JST

    機構報 第1551号:JSTのプレプリントサーバー「Jxiv(ジェイカイブ)」の運用開始~日本で初めての本格的なプレプリントサーバー~
  • 共同発表:光を当てるだけで電流に伴って生じる熱流を自在に制御することに成功~磁気の源「スピン」を利用した新しい熱エネルギー制御機能~

    NIMSは、磁性体に光を照射することにより、電流に付随して生じる熱流の方向や分布を自在に制御できることを初めて実証しました。研究は、熱エネルギーの能動的な制御を可能にする磁性材料の新しいポテンシャルを明らかにしたものであり、ナノスケール電子デバイスにおいて重要となっている熱マネジメント技術注1)への将来展開や、磁気・熱・光の相互作用に関する基礎物理・物質科学のさらなる発展が期待されます。 金属や半導体における電流と熱流の変換現象は熱電効果と呼ばれ、代表的な例として電流に伴って熱流が生成されるペルチェ効果が古くから知られています。ペルチェ効果によって生成される熱流の方向は物質によって決まっていますが、磁性体においては、電流に伴う熱流の方向を磁気の源であるスピン注2)の性質によって制御することができます。近年、スピン制御技術の向上に伴い、スピンを用いて熱エネルギーを有効利用するための新原理・

    共同発表:光を当てるだけで電流に伴って生じる熱流を自在に制御することに成功~磁気の源「スピン」を利用した新しい熱エネルギー制御機能~
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    dowhile 2020/01/15
  • 共同発表:「亀裂」と「光」で絵画を作製

    葛飾 北斎(1760-1849)は、西洋美術におけるダ・ヴィンチ、ゴッホ、レンブラント・ヴァン・レインと並んで挙げられる日美術界の大巨匠です。葛飾 北斎の残した名作の中でも「神奈川沖浪裏」は、北斎の芸術的才を示す最高傑作であると言われています。 このたび、京都大学 アイセムスのシバニア・イーサン 教授と伊藤 真陽 特定助教らの研究グループが大きさ1mm、世界最小サイズの葛飾 北斎「神奈川沖浪裏」をインクを一切使わずにフルカラーで作製しました。 成果は、英国科学誌「Nature」に6月20日(英国時間)に掲載されます。 研究成果は、科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業 さきがけ「超空間制御と革新的機能創成」(JPMJPR1417)の支援を受けて行われました。 色彩や形を記すことへの欲求は太古から存在しています。葛飾 北斎が木片と小刀を手にする約38000年前にインドネシア

    共同発表:「亀裂」と「光」で絵画を作製
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    dowhile 2019/06/21
  • 共同発表:究極の大規模光量子コンピュータ実現法を発明~1つの量子テレポーテーション回路を繰り返し利用~

    ポイント 大規模な量子計算を最小規模の回路構成で効率よく実行できる、究極の光量子コンピュータ方式を発明。 ループ構造を持つ光回路を用いた新方式により、1つの「量子テレポーテーション」回路を無制限に繰り返し用いて大規模な量子計算を実行できる。 原理上100万個以上の量子ビットの処理が可能と見込まれる上、大規模化に必要なリソース・コストも大幅に減少でき、光量子コンピュータ開発にイノベーションをもたらすことが期待される。 量子コンピュータは、現代のスーパーコンピュータでも膨大な時間がかかる計算を一瞬で解くとされる新しい動作原理のコンピュータです。世界中で、原子・イオン・超伝導素子などさまざまなシステムで汎用量子コンピュータ注1)の開発が進められています。しかし、その大規模化は難しく、現在でも数十量子ビット注2)の計算が限界です。光を用いた量子コンピュータの場合も、大規模化は積年の課題でした。しか

  • 共同発表:磁気の性質を使って論理演算を実現~電流を流さない新しいコンピューターが期待~

    ポイント 磁石の波であるスピン波は、電気を流さず伝えられるため次世代省エネルギーコンピューターへの応用が期待されているが、実際に論理演算を可能にするスピン波回路は実現していなかった。 スピン波回路の形状を制御することで、全ての基演算パターンを実現するデバイスの実証に成功した。 デバイスの微細化や多段化を進めることで、発熱が少なく処理性能の高い新たなコンピューターの開発が期待される。 JST 戦略的創造研究推進事業の一環として、豊橋技術科学大学の後藤 太一 助教と慶應義塾大学 理工学部の関口 康爾 専任講師らのグループは、磁石の波であるスピン波注1)を位相干渉注2)させることで、スピン波演算素子を実現しました。 これまでのスピン波に関する研究で、位相干渉は実現されていましたが、その演算素子としての機能の実証は不十分でした。また、演算素子の全ての機能を実現するのに不可欠な、否定論理積(NAN

  • 共同発表:磁性体を用いて熱から発電を可能にする新技術~反強磁性体での巨大な異常ネルンスト効果の発見~

    ポイント 反強磁性体で初めて自発的な巨大異常ネルンスト効果を発見しました。 電子構造のトポロジーを利用した新しい熱電技術の提案をします。 既存磁性体物質より磁化当たりで100倍大きい熱起電力特性を持つ反強磁性体のため、 漏れ磁場を押さえることで高集積化が可能、高効率の熱電変換材料として期待されます。 熱から電気エネルギーを直接回収する発電方法として熱発電と呼ばれるものがあります。これは自動車・バイクのエンジン、工場や製鉄所、パソコンやサーバー機などで発生する身近な廃熱を利用する方法や、温泉熱、太陽熱、地中熱などの自然界の熱を利用する方法が知られています。主に熱を電気に変える熱電変換素子は、「温度差を有する材料の両端に起電力が生じる」という基礎原理を利用しています。この原理を利用した発電装置は温度差が大きいほど発電量は大きくなります。また、小型化が可能なうえ、可動部分もなく発電装置の長寿命化

  • 不可能立体の進化~脳が生み出す不条理の世界~

    杉原厚吉 (明治大学先端数理科学インスティテュート) 2016-05-30 JST理事長定例記者説明会 不可能立体の進化 ~脳が生み出す不条理の世界~ CREST「数学」領域「計算錯覚学の構築」(2010~2015) 錯視(目の錯覚)の研究 錯視は、普段の生活で役に立っている目の機能が、 極端な形で現れたもの。だから、その研究は、目で物を 見る仕組みを調べる視覚科学の中心的テーマ。 計算錯覚学 錯覚の仕組みを、数学を使って調べる。 錯覚の強さをコントロールできるようになる。 錯覚の最小化による安全な生活環境の整備 錯覚の最大化によるエンタテインメント素材の提供 不可能立体 立体を知覚する場面で生じる錯視 新しい立体錯視が次々と発見されている(進化) 2015年ベスト錯覚コンテスト準優勝作品 私たちは、画像を見て立体の形を理解したつもりに なりますが… 2015年ベスト錯覚コンテスト準優勝作

  • 共同発表:スーパーコンピュータ「京」がGraph500で世界第1位を獲得

    1.Graph500とは 近年活発に行われるようになってきた実社会における複雑な現象の分析では、多くの場合、分析対象は大規模なグラフ(節と枝によるデータ間の関連性を示したもの)として表現され、それに対するコンピュータによる高速な解析(グラフ解析)が必要とされています。例えば、インターネット上のソーシャルサービスなどでは、「誰が誰とつながっているか」といった関連性のある大量のデータを解析するときにグラフ解析が使われます。また、サイバーセキュリティや金融取引の安全性担保のような社会的課題に加えて、脳神経科学における神経機能の解析やタンパク質の相互作用分析などの科学分野においてもグラフ解析は用いられ、応用範囲が大きく広がっています。こうしたグラフ解析の性能を競うのが、2010年から開始されたスパコンランキング「Graph500」です。 規則的な行列演算である連立一次方程式を解く計算速度(LINP

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    dowhile 2016/07/22
  • [PDF]人間力活性化によるスーパー日本人の育成と 産業競争力増進/豊かな社会の構築

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    dowhile 2016/03/02
  • 共同発表:「NBDC RDFポータル」運用開始~生命科学のデータを分野横断的に活用するために~

    ポイント 生命科学分野では、異なる用語や形式で記述されているデータベースが数多く存在し、統合的な利用の妨げとなっていた。 これら多種多様なデータベースを、連携が容易なRDF形式で統一し、集積したポータルサイトを公開した。 サイトの公開により、分野横断的な研究の促進や、個別化医療などの最新医療の発展などに貢献できる。 JST(理事長 濵口 道成)と情報・システム研究機構(機構長 北川 源四郎)は、生命科学分野のRDF形式注1)によるデータベースを一箇所に集約した日初のポータルサイトを構築し、11月30日に公開しました(図1)。サイトには、さまざまな研究機関が作成したデータベースが集積し、利用者はそれらのデータの説明を閲覧、および、データのダウンロードやSPARQL(RDF形式データの標準問い合わせ言語)による検索を行うことができます。 生命科学分野の多種多様なデータベースは、それぞれが

  • Topics02 ニセ科学にだまされないために!なぜ、日本人は科学リテラシーが低いのか?(JSTニュース5月号) | 独立行政法人 科学技術振興機構

    まずは次の問題に挑戦してみましょう。 次の①から⑪のそれぞれについて、「正しい」か、「誤っている」かをお答えください。もし、あなたが知らない時や、自信がない時は、「わからない」とお答えください。 ① 地球の中心部は非常に高温である。 ② すべての放射能は人工的に作られたものである。 ③ 我々が呼吸に使う酸素は植物から作られたものである。 ④ 男か女になるかを決めるのは父親の遺伝子である。 ⑤ レーザーは音波を集中することで得られる。 ⑥ 電子の大きさは原子の大きさよりも小さい。 ⑦ 抗生物質はバクテリア同様ウイルスも殺す。 ⑧ 大陸は何万年もかけて移動し続けている。 ⑨ 現在の人類は原始的動物種から進化したものだ。 ⑩ ごく初期の人類は恐竜と同時代に生きていた。 ⑪ 放射能に汚染された牛乳は沸騰させれば安全である。 「科学リテラシー(科学の基礎常識)が低いからって、何か困るの?」と、首をひ

    Topics02 ニセ科学にだまされないために!なぜ、日本人は科学リテラシーが低いのか?(JSTニュース5月号) | 独立行政法人 科学技術振興機構
  • 共同発表:「京」を使い世界最高速の固有値計算に成功-超巨大行列の固有値を1時間で計算-

    ポイント 「京」の全計算プロセッサを利用した世界最大規模の固有値計算に成功 半導体や新材料の開発などのシミュレーションがより大規模化・高速計算が可能に 大規模シミュレーションを実現するソフトウエア「EigenExa」を公開 理化学研究所(理研、野依 良治 理事長)は、大規模コンピュータシミュレーションや、ビッグデータにおけるデータ相関関係の解析などに必要な行列注1)の固有値を高速で計算できるソフトウエア「EigenExa(アイゲンエクサ)」を開発しました。EigenExaを用い、スーパーコンピュータ「京」注2)で100万×100万の行列での固有値計算を行った結果、これまで1週間程度必要だと考えられていた計算を、わずか1時間で計算することに成功しました。これは、理研計算科学研究機構(平尾 公彦 機構長)大規模並列数値計算技術研究チーム(今村 俊幸 チームリーダー)を中心とする研究チームによる

  • CREST・さきがけ・ACT-X研究提案募集|JST戦略的創造研究推進事業

    2024年度の研究提案募集は終了しました。 多数のご応募ありがとうございました。 2024年度  募集スケジュール 募集締切 さきがけ・ACT-X ………5月28日(火) 正午 ※厳守 CREST …………………6月4日(火) 正午 ※厳守 書類選考  …………………6月上旬~7月下旬 書類選考結果の通知  ……7月上旬~7月下旬 面接選考(オンライン)……7月中旬~8月上旬 面接選考結果の通知……9月中旬 選定課題の発表…………9月中旬~下旬 研究開始  …………………10月1日(予定) 2024.07.02 選考結果通知について 2024.06.04 2024年度の提案募集は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。 2024.05.22 (※2024.05.29追記) 【重要】e-Rad「研究インテグリティの登録」について e-Radでの応募の際には、研究インテグリティに係る

    CREST・さきがけ・ACT-X研究提案募集|JST戦略的創造研究推進事業
  • Universal Earphones | PROJECTS

    Universal Earphones: Earphones with Automatic Side and Shared Use Detection Kohei Matsumura, Daisuke Sakamoto, Masahiko Inami, and Takeo Igarashi 概 要 Universal Earphonesとは左右の耳を自動的に認識し、左右の音声を適切なイヤホンから出力することができる機能と、同時に二人での使用を認識する機能を有するイヤホンである。 Universal Earphonesはイヤフォンに関する二つの問題を解決する。1つは、L/Rチャネルの選択問題である。 例えば、歩きながらイヤフォンを装着する際に、両耳に適切なチャネルのイヤフォンを装着するのを面倒に感じるだろう。これを解決するために、イヤフォンにセンサを取り付け、自動的に左右の耳を認識する技術

    dowhile
    dowhile 2012/02/02
  • サイエンスチャンネルの制作に関するブログ記事について|皆様からいただいたご意見と回答|科学技術振興機構

    サイエンスチャンネルの制作に関するブログ記事について、質問がいくつか寄せられておりますので、以下のように回答します。 ブログ記事アドレス http://shibalabo.air-nifty.com/tawake/2011/02/post-2fca.html JSTの職員が指示したとされている内容については、サイエンスチャンネル用に制作している「自然観察の達人」全10話について、JSTの担当者と制作会社の担当者の間で行われた種々の打ち合わせの内容がブログ著者に伝わり解釈され、一部が取り上げられたものです。結果としてJSTの担当者の意図が誤って受けとられることになり、たいへん不意な内容になっています。JST担当者と制作会社の担当者とのやりとりについては、担当者同士の業務上の打ち合わせですので、その内容をつまびらかにする記録はとられていませんが、以下に、ブログに取り上げられた3点について、J

    dowhile
    dowhile 2011/02/23
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