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ブックマーク / www.nippon.com (12)

  • “業界” への危機感ばねに「股のぞき効果」の謎に迫った : イグ・ノーベル賞受賞した東山篤規さんの原動力は “愉快” さ

    イグ・ノーベルの賢人たち : 日人研究者の遊び心 “業界” への危機感ばねに「股のぞき効果」の謎に迫った : イグ・ノーベル賞受賞した東山篤規さんの原動力は “愉快” さ 科学 教育 社会 2023.06.06 ノーベル賞のパロディともいわれる「イグ・ノーベル賞」を日人研究者が受賞するたび、その奇想天外な発想力には驚かされる。2016年に受賞した立命館大学名誉教授の東山篤規(あつき)さん(71)による「股のぞき効果」の研究は、その最たるものかもしれない。身体と視覚の関係性の研究を専門とする心理学者である東山さんがこのテーマを追究した背景には、エビデンスを軽視する心理学に対する危機感があったという。 「股のぞき効果」が受賞候補 「え?当?」 東山篤規さんが「股のぞき効果」の論文を発表してから10年ほど経った2016年、「イグ・ノーベル賞」の候補になったと、英文の通知が届いた。 「いたず

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  • レゲエ界に革命を起こしたリズム「スレンテン」は日本人女性が生み出した:カシオ開発者・奥田広子さん

    80年代半ば、レゲエ音楽にデジタル革命をもたらし、“モンスター・リディム”と称される「スレンテン」。その誕生の裏側には、カシオ計算機(社:東京都渋谷区)の電子キーボードと新卒の女性開発者の存在があった。スレンテンのルーツ・奥田広子さんが、初めてベールを脱ぐ。 スレンテンのルーツはカシオトーンの音源 ジャマイカのシンガー、ウェイン・スミスの『Under Mi Sleng Teng(アンダ・ミ・スレンテン)』は、レゲエの世界に革命をもたらしたと言われる。友人のノエル・デイヴィーと2人で、カシオの電子キーボードを使って作曲したダンスホール・レゲエだ。1985年に大ヒットすると、デジタル音の心地よく、常習性のあるリズムは、またたく間に世界中に広がっていく。 レゲエでは、ドラムとベースのリズム体を「リディム」や「バージョン」、「オケ」などと呼び、これを繰り返すことで曲に鼓動を生む。同じリディムで複

    レゲエ界に革命を起こしたリズム「スレンテン」は日本人女性が生み出した:カシオ開発者・奥田広子さん
  • 1964年の東京五輪は涼しかった!

    10月の第2月曜日は体育の日。もともとは1964年の東京五輪開催を記念して制定された祝日だ。気象庁のデータからも、スポーツをするのにふさわしい時期であることが読み取れる。 青く澄みわたる空、心地よく吹き抜ける風。スポーツの秋、到来! 55年前の1964年10月10日、日で初開催となった東京オリンピックが開幕した。64年の五輪会期中(10日~24日)の気温の推移を見ると、最高気温は20度前後の日が多く、最も気温が高かったのは大会6日目(10月15日)の23.3度だった。最低気温はほぼ10~15度の間で推移した。 東京五輪2020は真夏の開催だ。来年の五輪開催期間に相当する2019年7月24日から8月9日までの気温の推移を見ると、最低気温が64年五輪開催期間の最高気温よりも高い。東京都心では全日30度以上の真夏日で、35度以上の猛暑日も6日あった。 暑さは記録への影響はもちろんのこと、選手の

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  • アベノマスクのお金で買えた病院船とは

    ニューヨーク市で新型コロナ感染者が急増し、医療崩壊の危機にさらされた時に急きょ派遣されたのが米国海軍の病院船コンフォート。国内でも「アベノマスク」にかけるお金があるなら病院船を造った方がいいのでは、と注目されたが、日人にはあまりなじみのない病院船とはどんな船なのか。軍事評論家の岡部いさく氏が解説する。 感染症対策への有効性 中国・武漢で新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっていた2020年2月、日ではまだわずかの感染者しか出ていなかったが、感染拡大に備えて診察や治療機能を持つ病院船の配備が必要との議論が持ち上がった。加藤勝信厚労相が国会で「加速的な検討」の意向を示し、河野太郎防衛相も海上自衛隊に議論を指示したことを明らかにした(肩書は当時)。 病院船については、11年の東日大震災の後も救急態勢を拡充する手段として議論されたが、今回は、11年当時とは文脈が異なり、救急医療態勢の充実より

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    dowhile
    dowhile 2020/10/13
  • 格差はあるし、富の偏在は仕方ない :18歳意識調査

    若者のあきらめムードは大人社会の鏡なのかもしれない。学歴は親の経済力次第と思う若者が多いのは、大人がそういう社会を作ってきたということだ。 日財団が「格差社会」をテーマに実施した18歳意識調査で、「格差を解消できる」「富の偏在は問題」と考える若者は少数派で、現状是認が上回った。 「世界的に格差が拡大していると思うか?」の問いに対しては、「思う」が72.3%と圧倒多数を占めた。また、日常生活の中で経済的な格差を感じている人は57.6%だった。 日常生活では、「私はアルバイトばかりで遊びに行けないのに、バイトもせずに毎日遊びに行っている人もいる」「ブランド物の服やゲームソフトの所持数」など、身近な友人との比較から格差を実感している。 また、「お金持ちほど偏差値の高い一流大学への進学者が多い」「医科大へは医師やお金持ちの子どもしか行けない」「学費を払えないために、大学進学をあきらめる優秀な子を

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    dowhile 2020/04/22
  • 人生がときめかないごみ屋敷に暮らす人々

    平成の30年間、安い物がもてはやされ、私たちは安価な物を買って使い捨てることに慣れきってしまった。そこそこ高収入なのに、持っているのは安物ばかりという人も多い。そうした生活スタイルが「ごみ屋敷」を生む一因となっているのではないか。東京都内を中心にごみ屋敷の片付けを年間850件ほど請け負う株式会社「まごのて」の佐々木久史社長に話を聞いた。 佐々木 久史 SASAKI Hisashi 1969年、大阪市出身。ごみ屋敷などの片付け専門の清掃会社・まごのて代表取締役社長。ごみ屋敷を社会問題としてとらえ、依頼者に生活改善のアドバイスをしたり、在宅医療や高齢者問題などの専門家向けに講演もこなす。 「こんまり」ブーム、断捨離ブームに続き、究極的にモノを持たないことに喜びを感じるミニマリストと呼ばれる人たちが現れているという。整理整頓好きな人がいる一方で、捨てられず、「モノに埋もれて」というよりも、ごみの

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    dowhile 2019/05/22
    セルフネグレクトだなあ
  • ロシア文学と共に30年—群像社 島田進矢氏に聞く

    で唯一、ロシア文学を専門に刊行する出版社の群像社は、現代表の島田進矢氏がひとりで運営している「ひとり出版社」としても知られている。今回、横浜市南区にある群像社をたずね、島田氏に群像社の設立経緯や、歴史について語ってもらった。 島田 進矢 SHIMADA Shinya 群像社代表。1961年生まれ。大学でロシア語を学んだ後、1988年群像社に入社、ロシア文学の翻訳、編集に30年近くたずさわる。2000年から代表取締役。 ノーベル賞騒動——群像社は2015年にノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチのを3冊出版していたことで、メディアに注目されました。しかし、契約上の問題で、増刷はおろか在庫の販売もできないということになり、そのことについては、群像社のウェブサイトでオフィシャルな声明も出されて収拾をはかられたという経緯があります。それがまずtwitter

    ロシア文学と共に30年—群像社 島田進矢氏に聞く
  • 東京五輪2020、猛暑というリスク

    2020年の東京オリンピックは、今夏を上回る猛暑の警戒が必要ともいわれる。オリンピックをはじめ、数々の国際大会の取材経験をもつスポーツライターが、選手たちへの影響を考察する。 欧米テレビの番組編成を最優先した真夏開催 2020年東京五輪は7月24日に開幕し、8月9日に閉会する。この日程で行われることが決まったとき、多くの人が「なぜ、よりによって最も暑い時期に開催するのだろう」という疑問を抱いたに違いない。 だが、開催時期は招致の時点で決まっており、今後日程が変わることは基的にはない。なぜなら、国際オリンピック委員会(IOC)では、立候補都市は夏季五輪開催日を7月15日~8月31日までの間に設定することを大前提としているからだ。 では、IOCが開催時期をこの期間としているのはなぜか。それは、欧米のテレビで五輪競技の放送時間を多く確保するためである。IOCは欧米のテレビ局から支払われる巨額の

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    dowhile 2015/08/02
  • セーラームーンの子どもたち―日本発「魔法少女」アニメの進化 | nippon.com

    『セーラームーン』『プリキュア』など世界的人気を得た日発「魔法少女」たち。西洋の「魔女」をベースに独自の進化を遂げたガールヒーローたちからジェンダーをめぐる日の少女たちの闘いが見えてくる。 日テレビに「魔女」到来(1960年代)―「サリー」と「アッコちゃん」 ドジで勉強も嫌い。おまけにスポーツも苦手。いつもパッとしないけど、魔法の力で変身すれば、強くカワイイ「魔法少女」として、颯爽(さっそう)と敵に立ち向かう・・・。 1990年代世界的にヒットした『美少女戦士セーラームーン』のインパクトによって、「魔法少女」(magical girl)は、魔法で変身(ドレスアップ、メークアップ)し、ステッキなどの魔法アイテムを駆使して勇敢に敵と戦う、<変身戦闘>魔法少女として、国内外で認識されている。しかし、「魔法少女」(魔法を使う少女)アニメは、国産テレビアニメの黎明(れいめい)期である1960

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    dowhile 2015/02/17
    CCさくらもおジャ魔女もないとかごっそり抜けてる感が
  • 東シナ海と倭人の世界

    14世紀から16世紀にかけて東アジアで活動した「倭寇(わこう)」は、従来、「日人海賊」と同義で理解されてきた。しかし、「倭寇」の国籍を特定しようとする議論は、その質を正しくとらえているのだろうか? 倭寇・倭人と境界人 私は1993年、『中世倭人伝』という小さなを書いた(東京・岩波書店刊)。版元から依頼されたテーマは「倭寇」だったが、私はそれを「倭人」に読み替えて、日朝間の国境をまたぐ空間で活動する「境界人(marginal man)」として描き出そうとした。 従来「倭」という語は「日」と等置され、倭寇即日人海賊と単純に理解されていた。この常識は今もさほど変わってはいないが、私は15世紀の朝鮮の記録から、朝鮮政府が倭と日とを別のものと認識している事例、あるいは、対馬から朝鮮を訪れる者は民族的には朝鮮人でも「倭人」と呼ばれた事例を示して、そのような理解に疑問を呈した。 80年代後半

    東シナ海と倭人の世界
  • オランダ東インド会社からみた近世海域アジアの貿易と日本

    17~18世紀にわたるオランダ東インド会社の活動を通して、中国、インド、日を含むアジア南東海域での活発な経済的・文化的ダイナミクスを検証する。 はじめに—「荒ぶる海」での貿易ネットワーク構築 稿で論じる海域アジアとは、日海、東シナ海、南シナ海、インドネシア―フィリピン海域、ベンガル湾とその周辺地域(日列島を含む)から構成されるものとする。海域アジアは人口稠密(ちゅうみつ)で経済活動が活発であり、陸で囲まれた海には定期的に季節風が吹いたことから、古くから貿易によって結びつけられていた。17世紀に登場したオランダ東インド会社(Vereenigde Oostindische Compagnie、直訳は連合東インド会社)も、その活動を維持するため、やがて海域アジアの大半の地域で取引することが必要となった。 稿の主な考察対象時期は、オランダ東インド会社(VOC)が設立された1602年からそ

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    dowhile 2015/02/03
  • 揺れ動く台湾市民社会―「ヒマワリ運動」が浮上させた「多数」の意味

    馬英九政権の中国傾斜が強まる中、台湾内外に大きな波紋を投げかた「ヒマワリ運動」。その平和的抵抗運動の背景となった台湾の「新しい多数」の特徴と、新たな市民運動の今後について考察する。 学生たちによる「非暴力」抵抗運動 2014年春、台湾政治では「ヒマワリ運動」という旋風が巻き起こり、短い間に「穏やか」に収束した。 去る3月18日、前日の与党国民党が中国との「サービス貿易協定」(2013年6月調印)を立法院(一院制国会に相当)の内政委員会で審議終了・会議送付を強行した。これをきっかけに、抗議する学生が立法院会議場に突入、議場占拠を続け、「両岸(中台)協議監督法令制定前にサービス貿易協定審議についての政党間協議を招集しない」との王金平立法院長(国会議長に相当)の調停を引き出して4月10日議場を退去、運動は一段落を告げたのであった。 この間、学生の一部が行政院(内閣に相当)の建物に突入し、警

    揺れ動く台湾市民社会―「ヒマワリ運動」が浮上させた「多数」の意味
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    dowhile 2014/07/11
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