高校生・高専生が自由研究の成果を競うコンテスト「JSEC2023(第21回高校生・高専生科学技術チャレンジ)」の最終審査会が昨年12月、東京・お台場の日本科学未来館で開かれた。全国174校の634人から、過去最多の343研究の応募があり、最終審査会には高く評価された30研究が出場、成果を発表し交流した。上位入賞した研究は、今年5月に米国・ロサンゼルスで開かれる世界大会「国際学生科学技術フェア(ISEF)」に日本代表として挑む。ISEFへの派遣は、過去最多の10研究になる予定だ。 【ソニー賞】 吉田浩瑛さん(米子工業高等専門学校3年、鳥取)、前田孝太朗さん(2年)、鐘築昇太郎さん(1年) 夜空に輝く星。その動きや年齢、距離を知るには、星の光を波長ごとに調べる高価な分光器が欠かせない。安価で簡単に自作できる新しい分光器の開発に成功した。 昨年冬、他校の天文部と共同観測を企画したが、分光器がある