仏シュベルニー城(Chateau de Cheverny)で競売に出された、17世紀のフランス宰相マザラン枢機卿(Cardinal Mazarin)が所有していた江戸時代初期の蒔絵の櫃(ひつ、2013年6月7日撮影)。(c)AFP/ALAIN JOCARD 【6月10日 AFP】17世紀フランスの宰相、マザラン枢機卿(Cardinal Mazarin、1602~61)が所有していた江戸時代初期の蒔絵(まきえ)の櫃(ひつ)が9日、フランス中部にあるシュベルニー城(Chateau de Cheverny)で競売に掛けられ、730万ユーロ(約9億5000万円)でオランダのアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)に落札された。 漆塗りに精巧な金銀蒔絵がほどこされた櫃は、競売元によると1642年~61年にフランス王ルイ14世(Louis XIV)の宰相を務めたマザラン枢機卿が1658年に入