心のケアのため、被災地の子どもに絵を描いてもらう「アートセラピー」について、日本心理臨床学会が9日、注意を呼びかける指針をまとめた。心の不安を絵で表現することは、必ずしも心的外傷後ストレス障害(PTSD)の予防にはつながらず、かえって傷を深くする場合もあるという。 被災地では、自由に絵を描いてもらうことが心の回復につながると、個人やNPO団体などが次々に入り、活動している。大手企業が主催する例もある。 臨床心理士ら約2万3千人が所属する同学会が9日にまとめた「『心のケア』による二次被害防止ガイドライン」では「絵を描くことは、子ども自身が気づいていなかった怒りや悲しみが吹き出ることがある」と指摘。特に水彩絵の具のように、色が混ざってイメージしない色が出る画材を使う際には、意図せず、強い怒りや不安が出てしまう心配があるため、注意が必要とした。
ドイツで18人が死亡するなど被害が広がっている新種の腸管出血性大腸菌O(オー)104は、幅広い抗生物質が効きにくい多剤耐性の遺伝子も持っていることがわかった。北京ゲノム研究所(BGI)が2日、解析結果を発表した。今回の菌は強毒性に加え、薬剤が効きにくいことで、治療が難しくなっている。 ドイツ北部の患者の多くが入院しているハンブルク・エッペンドルフ大学病院の依頼で、BGIが菌の遺伝子を調べたところ、ストレプトマイシン系やペニシリン系など多くの抗生物質に耐性を示す遺伝子を持っていた。実際の治療でも、抗生物質による治療が難しいことがわかっている。 多剤耐性の遺伝子は、別の型の大腸菌からこの菌に乗り移った可能性があり、BGIはこの菌が発生した理由などを調べる。
どんな人でも一晩に8時間寝られれば、睡眠が足りないことはないでしょうが、もちろんどの程度の睡眠時間が適当かというのは人によっても違います。 ペンシルバニア大学とWalter Reedの2つの研究機関が、それぞれ睡眠時間に関する研究を行ったところ、一晩に7時間睡眠をとっていても、徐々に睡眠不足になっていくということが分かったそうです。 Photo remixed from an original by Tom Small. 研究は4年に渡って続けられ、2003年にその研究結果が発表されています。 ほとんどの人が、夜は5〜6時間睡眠をとれば十分という昔ながらの習慣に、特に理由もなく何となく従っていたそうです。ほんの数パーセントの人たちしか、それでうまくいっておらず、ほとんどの人は、8時間睡眠をとった方が良いという結果に。それ以下の睡眠時間だと、注意力や反応時間など、あらゆる面で問題が起こり始め
移植医療で臓器を提供したドナーの慰霊祭が29日、名古屋市千種区の覚王山日泰寺であった。感謝の思いが語られる一方、移植患者の心の負担に配慮する声も聞かれた。慰霊祭は臓器移植を受けた人らでつくるNPO法人・日本移植者協議会の東海支部が主催し、毎年5月の最終日曜に開く。 東海地方のドナー家族、移植医療を受けたレシピエント、医師ら約230人が参加。昨年8月、脳死の人から膵臓(すいぞう)と腎臓を提供された30代の女性は「毎晩、寝る前におなかに手を当てて『私のところに来てくれてありがとう』と語りかけています」と述べた。 一方、2年前、勤務中に脳出血で倒れた父の心停止後、2人に腎臓を提供したという名古屋市東区の会社員村西秀一さん(29)は「移植手術を受けた人は病気で苦しんできた。彼らにドナー家族の気持ちを押し付けてはいけない。提供した人の遺志を引き継ぐのは家族だと思う」と話した。
昨年1年間に新たに報告されたエイズ患者は前年より38人多い469人で、過去最多だったことが厚生労働省のまとめで分かった。新たにエイズウイルス(HIV)感染が判明した人は1075人と前年より54人増えた。一方、検査を受けた人は2年連続で減少。厚労省は「早期発見のための検査が十分浸透していない」と説明し、6月1日から始まる検査普及週間にあわせPRを強化する。
ある病気に対し「つらい副作用とひきかえに命が助かる確率が高い」治療法と、「副作用が少ないものの死亡リスクが高い」療法という2つの選択肢がある場合、患者にアドバイスを求められた際には前者を勧め、自分が同じ病気になった場合には後者を選ぶ医師が多いということが、アメリカでプライマリーケア医師(かかりつけ医・一般開業医)約1000名を対象に行われた調査により明らかになっています。 詳細は以下から。Doctors May Choose Different Treatment For Themselves デューク大学の行動科学者で医師のPeter Ubel教授とミシガン大学の行動経済学者Brian J. Zikmund-Fisher教授らは、アメリカのプライマリーケア医師940名を対象とした調査で、「治療法を決めかねている患者にアドバイスをする場合」と「自分が病気となったと仮定して治療法を選ぶ場合」
鎮痛剤としてよく用いられるアスピリンを長期に渡って服用することで、ガンによる死亡率が低下するという研究結果が発表されました。 日本で市販されている薬では、頭痛薬のバファリンなどにも含まれるアスピリンですが、今回の実験では医師の処方した低容量のアスピリンが用いられ、約20年ほど被験者に連続投与して、その結果としてどのような結果が現れるかという研究を行ったとのこと。その結果として、従来から言われていた心臓病や脳卒中の予防に加え、ガンに対してもリスクを軽減する作用があることが分かったということです。 実験の詳細は以下から。Daily aspirin 'can cut cancer death rate by 50 per cent' | Mail Online 研究によると、毎日アスピリンを摂取することで、主要なガンによって死亡するリスクを減らすことができるということです。英国の研究者は、5年間
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