昨年1年間に新たに報告されたエイズ患者は前年より38人多い469人で、過去最多だったことが厚生労働省のまとめで分かった。新たにエイズウイルス(HIV)感染が判明した人は1075人と前年より54人増えた。一方、検査を受けた人は2年連続で減少。厚労省は「早期発見のための検査が十分浸透していない」と説明し、6月1日から始まる検査普及週間にあわせPRを強化する。
システム障害で給与振り込みなどが滞っていたみずほ銀行は19日、ピーク時に116万件(約8296億円)あった未処理の取引が、残り78万件(約3396億円)になったと発表した。 同行は19~21日の3連休中、すべての現金自動受払機(ATM)を停止し、未決済取引の処理を優先している。システムの処理速度を高め、21日夜までにすべての未処理分を振り込み直前の状態にし、連休明けの22日朝に一斉に送金する計画だ。ただ、19日午後に会見した柏崎博久常務は22日からの正常化について「努力している」と述べるにとどまった。 一方、臨時営業した全国約440の本支店には、19日は約8万5000人が来店し、上限10万円の預金払い戻しを受けた。支払金額は約49億7000万円で、1人当たり平均約5万8000円。みずほ銀は、運転免許証などで本人確認をしたうえで払い戻しに応じている。【大久保渉】
愛知県常滑市は6日、同市消防本部の男性救急救命士(38)が今年2月に救急救命士法で認められていない点滴治療を救急患者に施したことを明らかにした。同法では、救急救命士は心肺停止状態の患者のみに医師の指示を受けて点滴できるが、患者は心肺停止まで至っていなかった。救命士は「助けたい一心だった。法律違反は認識しており、反省している」と話しているといい、市は処分を検討している。 同本部によると、救命士は2月7日午前10時ごろ、同市内の交通事故で出動。頭部から大量出血し、ショック状態だった男性会社員(35)に救急車内で輸液を点滴で投与した。救命士は「市民病院の医師に患者の意識や血圧などの状況を報告し『輸液の準備ができた』と告げた後、点滴を行った」と説明しているが、医師から指示があったかは覚えていないという。会社員は快方に向かっている。 この救命士は経験6年。片岡憲彦市長は「現行法では認められていない行
昨年12月に発表した小説「KAGEROU」がベストセラーになった水嶋ヒロさん(26)が、3人組ユニット「GIRL NEXT DOOR(ガルネク)」の新曲のプロモーションビデオ(PV)に特別出演したことが2日、明らかになった。水嶋さんはPVの原作と脚本を依頼され制作に参加したが、スタッフから懇願されて出演を快諾。髪を金色にし、絵画を盗んだ強盗としてボーカルの千紗さん(25)と出会い、勢いで彼女を誘拐するが、心を通わせるという謎の仮面の男を演じる。 ガルネクの新曲「Twitter~silent scream~」は、制作に10カ月かけた力作で「本当はこうしたいのに、なかなか理解されない、自分の内なる叫び」という心の葛藤をコンセプトにし、苦悩する女性の内面を表現した切ない歌詞をドラマチックなサウンドで仕立てた。PVも「千紗を通じて、苦悩しながらも自分の選んだ道へ歩みを止めない1人の女性の喜怒哀楽を
川崎市幸区の東芝科学館で18日、「東芝ノートPC25周年記念展」が始まった。東芝が世界初のノートパソコンを発売したのは85年。以降、CPU(中央演算処理装置)の能力は1万倍超、メモリーは8192倍などとノートPCは飛躍的に向上した。同展は1号機の「T1100」から最新機種までノートPCの歴史を振り返る。 式典で佐々木則夫社長は「昨今、子供の理科離れが言われる。こうした展示に関心を持ってもらい、科学技術の振興の一助になれば」とあいさつした。 この後、ノートPC事業にかかわってきた西田厚聰(あつとし)会長が約300人を前に講演。米IBMがデスクトップPCで市場に君臨した当時、東芝が撤退した米国市場への再参入を模索する中で「液晶を使った持ち運べるPC」として開発に取り組んだ経緯を紹介した。 西田会長は「当時、コンピューターメーカーとしての認知度は世界でゼロだった」と述べ、「情熱だけでは新事業は創
<NEWS NAVIGATOR> ◆韓国と北朝鮮、対立なぜ続く? ◇大戦後分断、武力衝突相次ぐ なるほドリ 韓国に北朝鮮から砲弾が撃ち込まれて一気に緊張が高まっているけど、二つの国はなぜそんなに対立しているの? 記者 朝鮮半島は1945年8月の第二次世界大戦終結まで日本の植民地でした。終戦直後の9月までに米ソ両軍は南北に分割して進駐、米ソ英中が信託統治を始めました。その後、米ソで半島の統治を話し合いましたが決裂し、48年8月に南に大韓民国、9月に北に朝鮮民主主義人民共和国が樹立され、別々の政府となりました。 Q 両国の関係はどうだったの? A 米ソの対立を背景に、南北両国とも半島全土を支配しようとしたため緊張が高まり50年6月に朝鮮戦争が起きました。国連安全保障理事会は北朝鮮軍の南への侵攻と認定し軍事制裁を決議して米軍を主力とする国連軍を投入しました。北朝鮮軍はソ連の力を背景に優勢に戦って
<moku-go> 国家とはなにか--ドイツの社会学者、マックス・ウェーバーは同時代のロシア人革命家、トロツキーを引用してこう言った。 「『すべての国家は暴力の上に基礎づけられている』。(トロツキーの)この言葉は、実際正しい」(岩波文庫「職業としての政治」) ウェーバーは、国家は暴力抜きには語れないと説いた。国家の法秩序は、軍隊や警察や監獄など暴力的な強制装置によって維持されているからである。社会学の常識だ。 さて、国会だ。仙谷由人官房長官の「自衛隊は暴力装置」発言で、野党が辞任を求めている。マスコミも失言を批判している。仙谷氏本人も「適切を欠いた」と謝罪した。 奇妙な議論である。自衛隊は、国家を支える武力組織である。一朝ことあれば、中国軍やロシア軍と戦うかもしれないのだ。中国軍やロシア軍は暴力装置である。非暴力では対抗できない。強力な暴力行使の能力こそ、自衛隊の存在意義ではないか。 憲法
沖縄・尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件を巡り、海保が撮影した映像の流出先は、インターネット上の動画サイト「ユーチューブ」だった。誰が流したのかは分かっていないが、結果的に「内部告発」の形になった。インターネットの環境整備が進み、誰でも匿名性がある程度保たれた状況の中で、大容量のデータを素早く送ることができる。識者からは、今後さらにネットによる「告発」が増える可能性を指摘する声も出ている。 ネットによる告発の威力が知られるようになったのは、顧客クレーム処理をめぐる「東芝事件」(99年)だ。東芝製品を購入した客が、製品の不具合を巡って同社とトラブルになり、担当者とのやり取りの音声も含めて自らのホームページ(HP)で公開。同社の対応を批判する意見が殺到し、東芝側が謝罪した。 今回映像が流出したユーチューブでも1年前、ロシアの警察官が署内の過酷な勤務実態などを告発する動画が掲
13歳未満の子供への暴力的性犯罪で服役した出所者のうち、刑期満了で出所した者(満期出所者)が性的犯罪で再び検挙される可能性は、仮釈放で出所した者の約2倍であることが警察庁の分析で分かった。子供対象の性犯罪者に関する再犯リスクの詳しい分析として初めてのもので、警察庁は効果的な再犯防止策を検討する。 13歳未満の子供に対する暴力的性犯罪をした受刑者については、再犯防止を目的に、出所の際に居住地などの情報が法務省から警察庁に伝えられる。この制度が始まった05年6月から今年5月までの5年間に情報提供があったのは740人。分析は、このうち5月までに性的犯罪で再び検挙された105人を対象に行った。105人の出所時年齢を年代別に分けると、30代までの年齢層が63%を占めた。出所から1年を経ずに再検挙された者は54%。出所から短期間での再犯が目立つ。 再検挙者のうち満期出所者は70%で、仮釈放者は30%。
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