高知市内の自宅で当時88歳の妻を絞殺したとして、殺人罪に問われた無職池春雄被告(95)の裁判員裁判の判決公判が17日、高知地裁であった。平出喜一(ひらいで・きいち)裁判長は、懲役4年(求刑懲役8年)を言い渡した。最高検によると、4月末までに起訴された裁判員裁判の被告の中で95歳は最高齢。 池被告は1月31日夜、高知市百石町1丁目の自宅で妻喜代さんの首をロープで締めて殺害したとして起訴された。検察側は「妻が目の手術のために入院してしまうと、自分の食事を作る人がいなくなると考えて殺害した」と主張。弁護側は高齢などを理由に保護観察が付いた執行猶予付き判決を求めていた。