集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。 しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか? Greenhalgh T, Annandale E, Ashcroft R, et al. An open letter to The BMJ editors on qualitative research. BMJ. 2016 Feb 10;352:i563. doi: 10.1136/bmj.i563. 11カ国の76名のsenior academics(英語がわからんが、ベテラン研究者っていう感じか?)から、BMJに対する文句。 あんたんとこに投稿された質的研究に対するエディタのコメントだけど、誰も読んでくれないから優先順位がチョー低いっていう理由でリジェクトするって、どういうこと?バカにすんじゃないわよ! という内容(もちろん意訳)。 著者名だけで1ページ。 しかも、corre
質問 溶連菌の治療後で再発が疑われる人についても、溶連菌迅速検査の結果は当てになりますか? 治療したのにまた再発? 横断研究(Sheeler, 2002年) *1 むしろ既往ありのほうがよい結果 菌がいるかどうかわかるだけ これからどうするか? 治療したのにまた再発? 最近、A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)による咽頭炎の診断で治療したばかりの人が、また咽頭痛、発熱の症状がみられたため受診されました。 10日間の抗菌薬の治療を終えたばかりで、薬も処方通り飲まれています。しかし、症状や診察所見からは、やはり溶連菌性咽頭炎が疑われます。 こんな時、溶連菌迅速検査の意義はあるのでしょうか? 調べたところ、この疑問に答えるひとつの研究が見つかりました。 横断研究(Sheeler, 2002年) *1 研究の概要 救急外来で咽頭炎の診断を受けた人のうち、過去28日以内に溶連菌性咽頭炎の診断で抗菌薬治療を
感染症にもっと強くなる!「高齢者や入院患者,終末期患者ではどうする?入院できない患者の場合は?特殊感染症だったら?検査所見の活用法は?」など専門医がいない病院・診療所でどう診るか経験豊富な医師らが解説 推薦のことば【岸田直樹】 序【濱口杉大】 第1章 総合診療医が感染症を診断するうえで重要なコツ 1. 感染症診療での病歴聴取のコツ【佐藤泰吾】 2. 感染症診療での身体所見のコツ【片岡 祐,川島篤志】 3. 感染症診療での検査所見の活用のコツ【宮本翔平,永井友基】 4. 感染症診療での画像検査の活用のコツ【矢部正浩】 第2章 総合診療医が身につけておくべき感染症の知識 1. グラム染色【岩田啓芳】 2. 抗菌薬【向坊賢二,川口篤也】 3. 培養結果や検査結果の解釈【中川 麗】 4. ワクチン【福井慶太郎】 5. 感染対策で気をつけている点 〜標準予防策と感染経路別予防策【大野直義】 第3章
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