高知のこの問題は、どういうわけか全国的な話題にされていない。 なぜか? 全国の他の地域では考えられない問題だからだ。 高知の問題は実は「図書館の問題」ではない。図書館サービスや図書館政策に本当に関心のある人が行政当局にも県民にもほとんどいないのだ。 高知の図書館の利用率は恐ろしいほど低い。図書館自体が貧弱だから仕方ないのだが、もともと本と縁遠い土地のようである。 高知県は学力も沖縄の次に低い。 知的関心自体が低い土地柄でもある。酒は東京に次いで消費量が多い。東京は、全国から人が集まって酒を呑んでいるわけだが、高知はそういうわけではない。高知県内では高知ナンバーの車ばかりである。そんなに全国から人が集まるところではない。 つまり、日本一酒飲みで学力が低く本を読まない県ということである。 こういうところでは、図書館が合築だの単独だの、どうでもいいと思っている人が大半だろう。 そういう背景・風土
平成22年1月1日。「著作権法の一部を改正する法律」が施行されました。 この中で、障害者のための著作物利用に係る権利制限の範囲の拡大が行われ、映画や放送番組の字幕の付与,手話翻訳など,障害者が必要とする幅広い方式での複製等を可能とすること。また、障害者福祉に関する事業を行う者で政令で定める者(視聴覚障害者情報提供施設や大学図書館等を設置して障害者のための情報提供事業を行う者や,障害者のための情報提供事業を行う法人等のうち文化庁長官が定める者)であれば,それらの作成を可能とすることとなりました。 当メディア・アクセス・サポートセンター(以下MASC)は障害者福祉に関する事業を行う者として文化庁長官が定める指定団体です。 この法改正が行われる以前は、DVD向け字幕配信において脚本配信と見なされるため、送信可能化権のクリアーが必要でした。それは、脚本家だけではなく、原作者、監督、そして歌詞字幕も
琵琶湖を抱きしめる 岸本 岳文 手をつないで琵琶湖を取り囲もうというイベント「抱きしめてBIWAKO」が,2011年11月6日に開催され16万人を越える参加があった。1987年に当時滋賀県大津市にあった重症心身障害児施設「第一びわこ学園」が,移転費用の調達に苦心していることを知った人たちが,学園を応援しようと行った「抱きしめてBIWAKO」から24年,「母なる湖」ともいわれる琵琶湖の周りで,もう一度「いのち」について考えようということから企画されたものだ。 湖畔のギャラリーでは滋賀県立図書館で保管していた1987年の「抱きBIWA」の記録写真のパネル展も開催され,26万人が琵琶湖岸に集まったあの時の熱気を思い起こした人も多かった。手をつなぐために1,000円の参加費をなど,ずいぶんと主催者側の身勝手な企画にもかかわらず,学園には1億数千万円が寄付されることとなったのだが,滋賀の人というのは
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