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ブックマーク / somethingorange.net (11)

  • アイドルを経、放送作家を捨て、紙芝居プロデューサーになった男。 - Something Orange

    17日の毎日新聞に、こんな投稿記事が載っていた。 50歳を超えて、第三の人生をスタートさせることになりました。職業は「プロ紙芝居師」です。 10代のころはアイドルグループの一員で、「紅白歌合戦」にも出場し、20代の後半からは放送作家として二十数年間、数々の番組を担当してきました。しかし、ふと気付くと、〝そこ〟には何も燃えるものを感じられなくなっていました。 このまま、その仕事に執着していれば収入や生活もそこそこ維持できたでしょうが……。しかし、私にはどうしても我慢ができませんでした。 その時、ふと目にしたのが「紙芝居オーデション」の広告でした。思い切って受けに行くと、何と合格! そこに来ていた役者さんや、落語家さんと共に過去の経験を活かし、「紙芝居プロデューサー」として残りの人生を懸けることにしました。 アイドルを経、放送作家を捨て、紙芝居プロデューサーへ! こんなひともいるのだな、と、名

    アイドルを経、放送作家を捨て、紙芝居プロデューサーになった男。 - Something Orange
    dragonmoon
    dragonmoon 2009/06/18
    高校のときくらいに聞いてたアニラジで「いまむー」と呼ばれてる放送作家さんがいた記憶があるけど、その方かなぁ。違ったらごめんなさい
  • 『Phantom』。 - Something Orange

    異端の才能がある。 ある枠組みのなかに生まれながらそこからはみ出し、その存在を主張せずにはいられぬ才能である。 否、あるいは、才能とはそも異端であることを宿命づけられているものなのかもしれぬ。既存の枠組みで捉えきれない異質さこそ才能の条件であるのかもしれぬ。 虚淵玄はそんな異端の才能のひとつであり、そして『Phantom』はいまなお輝く虚淵シナリオの代表作である。 その内容はあらゆる意味で異端。異形。いわゆるアダルトゲームでありながら、ハードボイルドを極め、ダークかつシリアスな物語性で読む者を魅惑する。 発売当初、この作品は全く話題にもならなかったという。初期出荷はごくわずかで、虚淵は首を覚悟したという。 しかし、その後、ネットを中心に口コミでその出来は広まっていき、いまではニトロプラスを代表する作品として知れわたることになった。 その評判から今年に至ってついにテレビアニメ化したことはご存

    『Phantom』。 - Something Orange
  • 漫画で学ぶリスクマネジメント。 - Something Orange

    もしいま、頭上の空を流れ星が横切ったなら、ぼくはこのようにお願いすると思う。どうか、どうか、『ベイビーステップ』が打ち切られませんように! ベイビーステップ(1) (講談社コミックス) 作者: 勝木光出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/02/15メディア: コミック購入: 4人 クリック: 152回この商品を含むブログ (65件) を見る 勝木光『ベイビーステップ』は『少年マガジン』連載中のテニス漫画である。その内容をひと言で表すなら、地味。ふた言めを付け加えるなら、丁寧。 とにかく地味だが丁寧な内容で、いま、一部の漫画好きの注目を集めている。具体的にいうと、はしさん(id:hasidream)とかきよさん(id:kiyolive)とかぼくとか。 いや、ほんとにおもしろいんだって。そういうわけで、以下ではこの作品がいかにおもしろいのか説明してみようと思う。 この作品の主人公は丸尾

    漫画で学ぶリスクマネジメント。 - Something Orange
  • それでもやっぱり「昔のアニメはよかった」と考えない理由。 - Something Orange

    今日の記事は(引用もたくさんありますが)長文です。昨晩延々と書きすすめて、今朝起きて書きあげました。 しかし、「Something Orange」的には非常に重要なことを書いているので、常連の皆さんは、気合をいれて読んでくださるとありがたく思います。リンク先から来たひとはこのまま去ってくれてもいいや(笑)。 つい先日も、あるアニメについて「作画崩壊している、ダメだこりゃ」という感想をブログで目にしました。「顔が違う。すごく気になる」という記述も見かけます。いつの間にアニメって、こんなに窮屈になってしまったのか、と慄然とするのです。 ちょっと前のエントリで書いたように、週刊ペースであるがゆえに予測不可能な事態が起きる、それがテレビアニメの醍醐味だったはずです。「作画崩壊」というと、僕らのようなオヤジ世代は初代『マクロス』のスタープロの担当回などを引き合いに出すのですが、あれを笑って許せるぐら

    それでもやっぱり「昔のアニメはよかった」と考えない理由。 - Something Orange
  • 本当の仲良しは、仲良く見えない。 - Something Orange

    すでに一○○時間以上プレイしているのですが、まだ『P4』という夢から醒めません。楽しい、楽しい、楽しいゲームでした。足立×堂島もいいけれど、クマ×ジュネスもいいよね! ペルソナ4 出版社/メーカー: アトラス発売日: 2008/07/10メディア: Video Game購入: 16人 クリック: 246回この商品を含むブログ (428件) を見る で、ぼくがこの作品でいちばん感動したのは、物語の筋とは関係ない家庭教師のアルバイトの話だったりします。 主人公がある小生意気な少年の家庭教師を引き受ける話なのだけれど、展開が進んでいくと、初めはひたすら生意気だったこの少年が、しだいに心をひらいてくれるのです。 そして、かれの誕生日に、主人公は仲間を呼んでお祝いをひらくことになる。そのとき、ぼそりと「生まれて良かったのかな」と呟く少年に対し、まわりの面子は口をそろえて「バカ」というんですね。生ま

    本当の仲良しは、仲良く見えない。 - Something Orange
  • 胸をはって好きといえるものがありますか? - Something Orange

    「いい歳して漫画読んでるなんて、恥ずかしくない?」と言われた。 別に恥ずかしいと思った事はない。元々、人の目を気にする方でも無いし。 それはさておき、もう何年も前からテレビでやっているドラマの大半が漫画を原作とした作品で、原作無しのオリジナルドラマに比べれば、どれもそこそこの視聴率を出している。 上の台詞を吐いた人も、それらのドラマを見ているのを知っている。なぜ元の漫画だと「いい歳して」なんだろうか。 「いい歳して漫画読んでるなんて、恥ずかしくない?」 ぼくは経験したことがないけれど、いかにもありそうなシチュエーションである。 ただ、こういうことを言うひとのことを一々気にする必要はないと思う。結局、何か合理的な理由があって言っているわけじゃなく、ただ世間の価値観を従順になぞっているに過ぎないのだろうから。 人間が皆自分の頭で考えてものを言っていると思ったら大間違いで、世の中には、周囲の価値

    胸をはって好きといえるものがありますか? - Something Orange
  • 娯楽過剰という社会問題。 - Something Orange

    今、とくにこの現代の日というのは、あまりにもたくさんの面白いもので満ちあふれていると思うんですよね。だいたいにおいて面白い事も面白くない事も含めて現代人というのは忙しすぎるので、面白いものを積極的に探しにいくよりも、目についた面白いものをその場で楽しむだけである程度満足してしまえる。だから自分の観測範囲にないものを面白がっている人を見ると「なんであんなものを面白がっているのだろう。こっちに面白いものがあるのに」なんていう勘違いを起こす人も凄く多い。だけど、そうゆう生き方ってすごくもったいないと思うんですよね。 「世界は面白さで満ちている」 うんうん。 もう、これはね、個人の問題であると同時に社会問題でもあると思うんですよ。いやまあ、それは大げさすぎるかもしれないけれど、そういう一面があることはたしかかと。 つまり、現代日は、あまりにもおもしろいものがあふれすぎているんですね。小説漫画

    娯楽過剰という社会問題。 - Something Orange
  • 物語に「正解」はいらない。 - Something Orange

    と、ぼくは思うんだけれど、どうよ? いきなりこんなことを書いてもわからないか。 小説でも漫画でも、映画でもいい、何かしらの物語を読んだり、見たりしているとき、そこに作者の考える「正解」を見つけることがある。 「正解」とは「このように行動すれば良いのだ」という、その作家なりの結論のことである。ぼくの場合、物語にそのような「正解」が出てくると、白けてしまうことが多い。現実にはそうそう「正解」は見つからないと思うからだ。 たとえば、槇村さとるである。往年の少女漫画家時代はともかくとして、最近の槇村が描く作品には、いつも「正解」があるように思える。 以前にも書いた記憶があるが、槇村さとるの作品を読むとき、ぼくはいつもそこに「正しさ」の圧力のようなものを感じる。このことに関しては、ぼく自身の言葉で語るよりも、「紙屋研究所」の的確な批判を引いたほうが早いだろう。 正直、槇村さとるは、嫌いな漫画家の一人

    物語に「正解」はいらない。 - Something Orange
  • アイデンティティなんていらない。 - Something Orange

    アラブ人はばかだって? アラビア数字を発明したのは彼らだ。 一度、ローマ数字で 長々しい筆算の割り算をやってみるがいい。 カート・ヴォネガット『国のない男』 アイデンティティなんてご大層なもの別にいらないよ、という趣旨の記事を書こうと思ったんだけれど、どうも上手く行かない。 仕方がないから、書きたいことを順番に書き並べて行くことにしようと思う。まとまりを欠く記事になるかもしれないけれど、どうかご容赦ください。 アイデンティティがどうこうといっても、勿論、アカデミックなバックボーンがあるわけではない。ただぼくはこう思うようになった、というだけの話である。 アイデンティティという言葉が、学問的にどう定義されているのか、それすら詳しくは知らない。 とりあえず、はてなキーワードにはこのように記されている(ちなみに、「アイデンティティ」でGoogleとこの記述が一番上に出て来る)。 自我同一性、自己

    アイデンティティなんていらない。 - Something Orange
  • Something Orange - 「キャラ」を見ずに「作品」を語るひとたち。

    昨日、『零崎軋識の人間ノック』を読んでつくづく考えた。いやあ、キャラクター小説って、当におもしろいですね。 零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス) 作者: 西尾維新,take出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/08メディア: 新書購入: 7人 クリック: 66回この商品を含むブログ (236件) を見る ぼくだけではないと思うが、いったんあるキャラを好きになってしまえば、そのキャラがほかのキャラと絡む、それだけである種の快楽性が生まれる。『人間ノック』でいえば、玖渚友がちらっと出てきてわがまま言っているだけで何となく楽しい。 『涼宮ハルヒの憂』でいうなら、ハルヒとキョンがいつものように絡んでいるだけで一応おもしろいし、評判のよくない〈ネギま!〉の新作アニメも、お馴染みのキャラが出ているだけでそれなりに楽しく見れたりする。 涼宮ハルヒの憂 1 通常版 [DVD] 出版

  • 萌え文化よ、さようなら。 - Something Orange

    結構前から言われてるかもしれないけど、最近のオタクカルチャーの趣向というか指向性って、完全に「萌え」から「ネタ」に移った感じがする。といっても「萌え」が完全にいらなくなったってわけではなく、最低限の「萌え」要素とかシチュエーションがあって、そこからネタ的に転がしたりメタ視点からネタにしたりする物が増えたっつーか、話題にあがるのはそんなのばっかっという感じ。 もちろん未だに直球の「萌え」重視の作品もあるし、それが一定の支持を得ているけど、かつてほどの勢いは間違いなくないし作品数も少なくなったと思う。 「最近のオタクの半分はネタでできてると思うんだ」 そのことはぼくも感じていた。だから、オタク文化の象徴として「萌え」が取り上げられることには若干の違和感を感じている。 いま、一般メディアや「一般人」のあいだでは、「オタクといえば「萌え」」なのだろうし、オフラインのオタクメディア、たとえば『メカビ

    萌え文化よ、さようなら。 - Something Orange
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