Something Orange - 「キャラ」を見ずに「作品」を語るひとたち。

昨日、『零崎軋識の人間ノック』を読んでつくづく考えた。いやあ、キャラクター小説って、本当におもしろいですね。 零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス) 作者: 西尾維新,take出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/08メディア: 新書購入: 7人 クリック: 66回この商品を含むブログ (236件) を見る ぼくだけではないと思うが、いったんあるキャラを好きになってしまえば、そのキャラがほかのキャラと絡む、それだけである種の快楽性が生まれる。『人間ノック』でいえば、玖渚友がちらっと出てきてわがまま言っているだけで何となく楽しい。 『涼宮ハルヒの憂鬱』でいうなら、ハルヒとキョンがいつものように絡んでいるだけで一応おもしろいし、評判のよくない〈ネギま！〉の新作アニメも、お馴染みのキャラが出ているだけでそれなりに楽しく見れたりする。 涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版 [DVD] 出版

[hajic]

　シンボルとしてのキャラクターに萌えることは当然可能だけれど、物語とは同時に語るべきでないような。もちろん物語世界の中に浮かび上がる一要素としてさらに萌えることは有り得るだろうけれど。ファルさんとか。

[fm963]

「「キャラ萌え」にかんする「抑圧」が薄れたことによって、本当に「物語」が衰え、作品が断片化したのかということも、慎重に考えていくべきだろう。」

[webmarksjp]

*合点がいかない

[y2k000]

オタク世代論。この間、なんぼか年下の後輩と話すと確かにフィクションの消費の仕方にギャップがあって、ものすごくもやもやしたのは確か。

[LoneStarSaloon]

上の方だけ。

[lovelovedog]

キャラ萌えという現象と、物語の関係について語るブログ主（未完）。

[knsr]

客観的に鑑賞と、主観的な鑑賞と。最近のコミュニティは、身内で主観を語り共感する、で満足してる気がする。”要するにテーマの一側面しか見ていないわけで、それはフェチなんです。”

[animist]

キャラという部品は物語から分割されて評価され得るような物なのか

[Amontrue]

キャラのみを重点的に見ることによってオタク達はキャラ性の共通性を見いだしキャラを通して「物語界」に平行して存在する人間を全般的に観察することが可能となった。その分物語一つのディティールは甘くなったかも

[prisoner022]

すごい激論（？）でびっくりした

[mind]

＜作品構成要素の中で、なぜ「キャラ」だけが特別扱い ――擬人化キャラすら存在しない、「自然の物語」…を読んだり観たりしてみたい。…すると結局は自分(キャラ)語りに@@!? //ie.人間は意思決定ゲームにもえるもの。

[atoz]

部長的オタク批判。

[JV44]

キャラ萌えもそうだが、設定オタも似たり寄ったりな気がする

[tks_period]

木村拓哉が出れば視聴率が上がるようなものかと。こういう点から見るとおたくも一般人も変わりないね。。

[CAX]

「キャラ」は作品の一要素というのは誰も思うが、それがいつの間にか「キャラ萌え」も一要素として考ているのは強引なような。「キャラ萌え」ってあくまでも受け手側のスタンスでは？

[Imamu]

「キャラ萌え/物語読み/批評家心理」同時。「なぜ「キャラ」だけが特権的に扱われるのか」

[dainmt]

なんかわかりにくい。またあとで読むかも。

[amoeba]

>作品を構成するあらゆる要素のなかで、なぜ「キャラ」だけが特権的に扱われるのか、扱われてきたのか

[onionskin]

というより、創作者と消費者の共犯性の問題

[genesis]

cf. http://www.kotono8.com/2006/12/13character.html

[lre]

某所で絵描きさんの８割以上がキャラの絵を描きたがっていた。実際に必要とされる割合はキャラ２割、背景８割なんだけれど。

[lepantoh]

>「キャラ萌え」とは作品の一要素なのだから、それを作品から排除してしまった時点で、既に「トータル」で作品を見れなくなっている←キャラに付随した語りはキャラ萌えと同義ではない。／↓論点すり替えに同意。

[umeten]

要するに、「キャラ萌え」も「心理主義」の生んだ誤謬の一種ってことだ。

[soylent_green]

旧世代派としてはなんともいいようがない