私が映画館で初めて観た映画は『ゴジラVSキングギドラ』だった。 それ以来、私は平成ゴジラシリーズ(VSシリーズ)と共に育ったと言っても過言ではない。 そんな私はゴジラに憧れ、「ぎゃおぉーーん、ぐぁおん!」と文字にするのが非常に難しいゴジラの鳴き真似して友達に引かれたり、夏休みの自由研究でゴジラの妄想生態本を書いて先生に引かれたりした子供時代だった。 私のピカピカしたゴジラへの情熱もVSシリーズが終わり、また私が大人になるにつれ冷めていった。ただ、2016年公開の『シンゴジラ』で再び体が滾り、そして本作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で完全にバーニングした。これは、この作品は私たちVS世代への同窓会でありながら、日本のゴジラが世界のGODZILLAとして羽ばたいた記念すべき怪獣賛歌であるからだ。この映画の感想をネタバレ全開で書いていく。 狂オタク、ドハティ監督によるオマージュの数々 作
![死ぬ前にゴジラに踏まれたい。映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想。怪獣賛歌と狂人ドラマ - 社会の独房から](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/48968b4a9838ca60018495f5adbfe42384f9fdcf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51uk%252B2hTbyL.jpg)