遊びつくされたゲームからバグを見つけ出す着眼点 エディさんは「バグは何かの条件が重なったときに起こる場合が多い。バグを見つけるときの基本的な考え方だ」と言う。特に本来は重なることがない条件が重なったときには、ゲーム開発者が想定していない挙動が起こる可能性がある。この考え方に基づいて、シドタイマー持ち込みバグと別のイベントを組み合わせ、低歩数クリアの記録更新ができないか試したという。 バグを見つけ出す方法について、エディさんは次のように話す。「プレー中に発見することは意外と少ない。ゲームで遊んだ後に外出して歩いているときなど、ゲームをプレーしていないときに突然思いつく」。シドタイマーも雪の降る日、喫茶店からの帰り道でひらめいた。「頭の中でFF6のプレーを想像していると『このタイミングでこうしたら、こういう現象が起こるのではないか』とひらめく」(エディさん)。 ひらめいた仮説を基に実機で思いつ
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