トップ > 福井 > 6月23日の記事一覧 > 記事 【福井】 仁愛女子高の貸し傘運動、存続ピンチ Tweet mixiチェック 2014年6月23日 「愛の傘」を丁寧に差し込む生徒たち=福井市の福井鉄道赤十字前駅で 突然の雨に困った人が使えるよう、駅などに傘を置いて無料で貸し出す「愛の傘」運動。福井市宝永4丁目の仁愛女子高校ボランティア委員会が取り組み続け、8月で丸7年になる。傘が返却されず、補充を繰り返してきたが、「きりがない」と打ち切りを検討している。 愛の傘運動は二〇〇七年、突然の雨でずぶぬれになったお年寄りを見た生徒の声から始まった。委員会の会計から費用を捻出し「愛の傘」などのロゴを入れた傘を新調。市内で人通りの多い四カ所に計二百本設置した。 一カ月後、傘は元の一割ほどに減少。補充しても次々となくなったが、「なくなるのは使われている証拠だから」と続けてきた。二〇一二年までに累計